経験を積み重ねることは大事だとよく言われます。
まったくそのとおりです。
しかし、おそらくどんな人でも何らかの経験を日々しています。
人が起きている時間は全て経験です。
人によって若干の差はあるものの、寝る時間が6時間から8時間だとすれば、16時間から18時間は起きていて、何かの経験をしているのです。
例えば、工場の工員であったとしましょう。
その人の仕事がルーティンワークであったとしても、経験をしていることには違いありません。
大事なことはそのルーティンワークがやらされ感でやっているものか、自分が創造しながらやっているのか、ここには大きな違いがあると思います。
ルーティンワークの中にも、その人は学ぼうとすればいくらでも学べるはずです。
仕事のポジション、体重移動、手の動かし方、目線、あいさつの仕方、言葉のやりとり、目にするもの、耳にするもの、口にするもの、そして、自分が発するもの、すべて経験です。
それをすべて自分の中でコントロールしていけば、きっとものすごい経験による蓄積ができるものだと思います。
そう考えれば、日常おこることに耳をすませていけば、いろいろな経験ができるはずです。
プロ野球選手がいい例でしょう。
バッティングでバットを振るおsの行為を世の何万人の人がやっていても、頭のてっぺんから足先まで常に意識し続ける人と、ただ、バットを振る行為の人と、同じ一振りでも経験できるものは格段に違うし、その一振りが、人生すら変えてしまうわけです。
自分にそういい聞かせながら、ちょっと違う一日にしてみたいと思います。