マスコミは社会の凶器か | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

ちまたでプリウスのリコール問題が盛んに報じられている。


実はかくゆう私もそのプリウスユーザーの一人である。


8月に到着してから、6ヶ月乗ってきた。メディアで報じられている現象というのを感じたのは冬期に入ってからだ。それまでは、特のそういうことには気づきもしなかったが、路面が凍結するなどの状況においては、やはりブレーキのあの状況を何度か経験している。


しかし、あのリコール報道には、明らかに、メディアの意図的なものがあるような気がしてならない。


私は、単にブレーキに不具合があるとみられる、だからユーザーは気をつけて運転せよ!またユーザーは早期に店に行って改善せよ!とその程度に抑えておけばよかったものが、ユーザーの声(しかもごく一部)やまちの声(一部)をとりあげ、トヨタの対応のまずさや、製品に対しての欠陥を強調するようなことがらが尾ひれにくっついているような報道だ。


少なくとも、私自身はユーザーの一人として、テレビで語ったユーザーのような思いにはならなかった。単に、注意して運転しようという意識は働いたけど、トヨタを非難するところにまではなっていない。


もちろん、問題がないわけではないのだから、それは改善するべきことであるとはしながらも、世論を意図的にトヨタの品質問題が、社会全体の問題のように取り上げること、日本社会の製造業の危機のような演出をして、さらに市民の不安をあおりたてるようなこと、あのような報道はまさに、メディアを凶器のごとく扱っているとしか思えないのだ。


景気の問題というのは、そもそもマインドに起因することが多いと思う。これだけ便利になり、これだけ豊かさを享受できる社会で、幸せを享受できているのに、そこにはフォーカスせず、負の部分だけを取り上げるようなことをするから、人はいつまでも喜びや幸せを感じることができずにいるのではないだろうか。


もっと、正の部分にフォーカスしてくれ、そして、もっと、日本を勇気と希望を与えてくれる報道を望む。