但馬内には、昔の面影を残した農村の風景があちこちにみることができる。
茅葺きの屋根をみることはなくなったが、昔、茅だった建物はまだあちこちにみることができる。
使いにくいという面があるのかも分からないが、まだまだあれをリフォームすればいい味のある家になると思う。
これからは、人口減少社会に入り、住宅の供給個数も以前よりかは少なくてすむはずであろうから、今ある建物に付加価値をつけて、大切に使い続けていくという発想が何よりも重要な気がする。
そのためには、やはり農村文化とうものを軸にした家づくりがもとめられうのだと思う。
イタリアやフランスなど数百年間あり続ける場所というのは、それこそ数限りない、しかしそれを守り続けることで、農村のあるべき姿というものをこれからも堅持していくのだ。
日本とてそうであるべきではなかろうか。