いまの経済危機は、筋肉痛なのだ。 | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

トレーニングをしている人なら、よく知っていることだが、体を鍛えるとき、筋肉痛が発生する。


これは超回復と呼ばれる現象の過程である。 トレーニングをすると、筋繊維が破断し、損傷をする。


休息をとり、栄養を補給すると、その傷ついた体は修復するが、修復した際に依然よりも少しだけ高いレベルになる。それが超回復と呼んでいる体のメカニズムである。


元日本銀行の福井氏がかつて政府の懇談会の中で、このような発言をされたそうだ。


今起こっておりますサブプライムモーゲージローンの問題に端を発する国際金融市場の混乱、これについての基本的な性格は、私は世界経済全体として地球環境資源、エネルギー資源、あるいはその他素原材料等の資源制約というものの絶対的な天井というものを意識し始めた途端に、マーケットがそれまでの経済の動きに対して、あるいはその過剰部分に対して急ブレーキをかけている。次の長期的な均衡は何かということを探る努力を促している、そういう現象だというふうに基本的に理解しています。(地球温暖化に関する首相懇談会の議事録より)


つまり、いま経済がダメージを受けているのは、今後新しい社会になろうとするための筋肉痛なのだ。だから、いまはじっとその体をケアし、知力を蓄え、次なる社会への意識変革が求められるのだと思う。