農が地域を救う | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

食料自給率のアップに国がやっきになっている理由は私は、もう一つ別の意味があると思う。それは、いかにして地域を活性化させるかということだと思う。


国は、地域の活性化のために、道路などのインフラを整える名目で、中央の金を地方に分配してきた。実際、この仕組みのおかげで、地域はある程度の潤いを保つことができた。しかし公共事業のあり様ように疑問符がうたれ、その仕組みが機能しなくなっているいま、地域が活性化できる方法…それが農林漁業の活性化であり、食料自給率アップなんだと思う。


国が外国と伍していくために、モノづくりに相当力を入れてきて、そのために、労働を集約させる必要があり、田舎の人材は都会にどんどん流出していった(させた)。


わが町も過去には、1万数千人の人口がいて、その中で、十分な経済活動をすることができた。
しかし、いまの人口で経済活動をなしえず、しかもグローバル経済の中で、小さな商店は次々に姿を消し、ますます地域の疲弊につながっている。


つまるところ食料自給率のアップも、国民全体の潤いを与えるものになっていかなくては、意味がないことなんだと思う。