豊岡市がこのほど、空き家バンクを開設して、空き家情報を公開し、限界集落対策や、地域活性化をはかるとのことだ。
香美町でもすでに、空き家バンクはスタートしているが、それほど活発な展開をはかっているとは言い難い状況である。
やはり、空き家になっている建物は、相当に古い建物が多く、水周りの水洗化もすすんでいないなどの問題がつきまとっているようだ。
田舎ぐらしにあこがれる人は数多いと聞いているが、しかし、現実には、それなりに資産を所有している人であれば、不便のない住環境を手にいれることが可能だと思うが、ごく普通のサラリーマン家庭であっても、憧れの田舎ぐらしが提供できるような状況をつくっていかなくてはいけないと思う。
村岡や他の但馬の市町でも、田舎出身の我々ではとうてい思いもつかない素敵な田舎ぐらしをしている人は多い。これはなにも金銭的なことをいっているのではなくて、発想の違いというか、僕らがしょーもなと持っていることすらを楽しんでしまうというそういう雰囲気というかそういうものだ。
本来、どの場所に限らず、田舎は楽しく素敵な場所であるはずだ。
住環境を提供している我々が、その田舎についてのありようを根本から考え直す必要があるような気がする。