昨日は京丹後100kmウルトラマラソンにだった。
昨年、地元村岡のダブルフルウルトラランニングの100kmに出場した。
村岡のダブルフルでは、100kmの部、88km(ダブルフル)、44km(フル)と3種目構成になっている。
いままで、ダブルフルでは、6戦3勝であり、一昨年にダブルフルに完走したので、もうこれでダブルフルもいいやと思って、去年は100kmに初エントリーしたが、60km地点で撃沈した。
今年は、ダブルフルのときに予定が重なってしまったので(結局予定が重ならなくなったので、その日は空いてしまったが…)妻の実家の近くでもある京丹後100kmにエントリーした。
初めての場所で、初めての大会ということで、コースマップを事前に見て、戦略をたてた。
この戦略がうまくはまったのか、体のダメージを最小限に抑えながら走ることができた。
100kmもの長丁場になると、当然5kmや10km走るのとは異なり、ジョギングのペースぐらいを着々と刻んでいく。しかし、以前ダブルフルでの苦い経験は、どうしても、周りのペースが遅すぎて、ついついハイペースで最初から飛ばしてしまうことだ。
100kmともなると、休憩でいかに効率よく休むかということも作戦のうちで、長く休みすぎると、体は回復するが、その分走るタイムを縮めなくていけないし、逆に休憩を短くしすぎても、体がやすまらない。
100kmに出ているほとんどの人が、相手との順位を考えている人はいないはずで、とにかく自分と対話しながら、距離を刻んでいくということに尽きる。
100kmを走ろうと思うと僕のレベルでは、14時間はゆうにかかってしまう。
走りながら、いろいろと考える。
最初の40kmぐらいは、景色を楽しむ余裕もあったが、50km過ぎになると、「なんで自分はこんな大会に申し込んじゃったんだろう」という後悔の念がたつ。
特に、50km地点から、80km地点は、碇高原という標高600mほどの山へのアップダウンとなり、ひたすら続く上り坂を前にして、そのことだけが頭を支配した。
残り20kmぐらいになると、体もけっこうまだ動いたので、もう、すぐにでもゴールできるような錯覚に陥って、かなりのハイペースになってきたが、それもつかの間緩やかな登りで急にペースも衰えて、ゴールが果てしなく遠くに感じた。
なんとか、モチベーションを高めようと思って、ゴールした直後の、ビールをグビッと飲んで、極楽の気分を味わうことを思い描いて、残り2時間ほどを戦う。
残り10km地点、制限時間も残り少なくなり、残された距離と自分の今の体力、その辺りを頭の中でめぐらし、とにかく、制限時間内のゴールをめがけて、ひたすらにゴールを目指す。
朝4時30分にスタートして14時間15分、ようやく18時15分ごろにゴールに到達する。
ますだあけみさんがゲストでこられていて、いっしょに写真に映ってもらうようにお願いし、記念撮影もできた。そして、のこり20kmでのモチベーションとなった、生ビールをグビッとやって、なんとかやり遂げた安堵感にひたった。
この安堵感がたまらなくて、また出てしまうんだなー。
とにかく、去年のリベンジは果たせた。今度は、地元村岡での100kmを目指して、また長い一年になりそうだ。