メディアでも大々的にとりあげられたように、今回の選挙は、政権が大きく変わる選挙となった。
若い人は、選挙運動や選挙活動には一定の距離をおいて静観している。いや若い人だけでもなく、多くの人は、選挙からは静観してみているものである。
選挙活動は、政治を動かしていくための一つの活動にしかすぎない。
もちろん、国を動かしていくにおいては、自分達の代表である議員を選び、その議員が、国会という場において、国のあり方を議論し、よき方向に導くものである。
しかし、勘違いをしてはならないと思うのは、政治は、やはり私たち一人ひとりのことであって、国会という特別な場において行われるものではないということだ。
身の回りには、自分や家族、そして会社などの組織以外にも地域というものが存在している。政治というのは、そういう地域社会をよき方向に導いていくためにやることであって、ご近所の方とゴミステーションの管理について話し合って、ルールや運用をしていくみたいな、それも立派な政治だとおもうのだ。
どうも、「政治」という言葉がよくないのかもしれない。政治という言葉を聞けば、それは自分達のこととは遠くかけ離れたものと考えがちになる。でも、一人ひとりにできる行動や、語りかけられる運動があるはずだし、もともと一人ひとりがそういう意識をもつ先が、国会という場なんだと思うのだ。
だから、選挙が終わったから終わりではなく、選挙が終わってからがスタートだと思うし、もっと、私たちも参加をしてよりよき「まち」「国」をつくっていく必要があるのではないかと思う。