佐用での復旧活動 | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

佐用で、大きな災害が発生していることはみなさんも周知のとおりである。


昨日、復旧活動の手伝いを行ってきた。


久崎という今回の災害でもっとも被害の大きかったところに、行ってきた。

ボランティアセンターに行って支援内容を聞いたところ、ある家の中にたまった泥を出すという内容であった。


床下に10cmほどの泥がたまっていて、スコップやジョレン等でかきだし、一輪車につんでは運び出すという内容だった。


ここのおうちは、昔ながらの田の字の家だったが、床上にどっぷりひたってしまい、家財道具の一切が水にぬれてしまいアウトという状況であった。


家も土足で入り込んで、泥だらけになって、ひたすら作業に没頭した。




しかし、被災した家族は落ち込むひまもなく、たくましかった。


泥がたまっているのをみて、「同じたまるんやったら、金やったらええんやけどなー」


親子でテレビのインタビューに答えたらしく「死なんで、まだ親子喧嘩できるだけましやがな」

と答え、「そんなインタビューやったらボツになるにきまっとるがな」と突っ込み



「こんなんなったらもう笑うしかないわな」



……絶句した。



財産という財産を失い、それでもたくましくあかるく気丈にふるまう家族の姿をみて、なんともいえなかった。




17年の台風23号といい、今回といい、洪水が頻発しているように感じる。

地球温暖化の影響で、雨降りのパターンが変わっているとも聞いている。



天災はいつなんどき、自分に降りかかってくるかわからない。

でも、もし人的影響があるとするなら、自分達ができることをやるまでのことだ。



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お手伝いした家の外壁、窓下のキワになっているが、この家はここまで浸水した。自分の背丈よりも高い位置だ。



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家の前の道路の状況、泥や家財道具であふれている。