いま、北京オリンピックが盛り上がっている。
自分もスポーツ大好き人間としては、ほんとうに毎日のニュースでの選手の活躍がたのしみだ。
さて、勝った人、負けた人さまざまなドラマが展開される中、僕は素敵だなーと思う選手がいくらかいる。
柔道の谷さん、レスリングのいちょうさん、浜田さん、体操の冨田さんなどなど、
いずれも勝った人ではなくて、負けた人である。
人生負け方が大事だなー。最近そんなことを感じる。
勝負の世界、勝つ人は一人だけ、あとはすべて負けた人。
おそらく、いずれも負けた人は、悔しさがいっぱいなはず。でも、それをぐっとかみしめて、『自分のベストを出し尽くした』とコメントできるのは、勝者に対しての気遣いと、応援してくれた人、支えてくれた人への感謝の気持ちだと思う。
だから、負けてもその人の価値はさがらないし、その人の人間的な魅力は逆に増す。
自分もいぜん勝負の世界に身をおいていてとき、悲しいかな、負けたときに悔しさを周囲にぶちまけ、ずいぶんといやなやつだったとおもう。何より自分がみじめなのだ。
そういえば、レスリングの選手で、銅メダルを獲得したのにもかかわらず、メダルを放棄して、メダルを剥奪された選手がいた。当然の報いだろうな。
どんなことがあっても結果を受け入れて、しっかりと自分をみつめることができるようにしたいものだ。