ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

今日、お客様からクレームを頂戴しました。

 

お互いのコミュニケーションの不十分さに起因するものですから、言い訳したいこともいくらかはあります…。

 

ただ、それを言っても、相手がわかったということにはならないです。

 

じっと耐えて、次に同じ失敗を繰り返さないように、もう一度全力で事に当たるだけです。

 

失敗を糧に、もう一段高い自分たちになればそれが一番。

 

前を向いてやっていこう。

世の中には、多くの商品、サービスがあります。

品質、デザイン、コスト…

さまざまなモノを比較検討し、お客様は一つの選択をして、それを選択します。

 

しかし、建設業は、買うという意思表示をした時点では、まだ何も存在しません。

 

これから行うであろう行為を購入していただくことになります。

もちろん、過去の実績などの積み上げが信頼となり、買う買わないの判断が出てくるわけです。

 

建設業のプロジェクトは、請負工事の場合は、図面に基づいてつくっていくのですが、完璧な図面というものが存在せず、どこかに不完全なものがあるのが普通です。

 

土木など、屋外などで製作するものは、気象条件や周囲の状況からの影響を受けるため、同じモノを完成させるとしても、そういう諸条件をクリアーにしながらすすめていくので、当初に立てた計画を適宜修正することはしばしばです。

 

また、建築物などのように屋内で行うものでも、リフォーム工事などは、壁の裏側など事前に把握することができないものがあったりするので、開けてみてびっくりということはよくあることです。

 

建設業の場合は、一つの会社がすべてを完成させることは稀です。

多くの専門業者というものが存在し、それらと共同で仕事をすすめていくことがほとんどです。

 

ひとつの現場が発生すると、そのたびごとに、新たなチーム編成が行われる…と考えるとよいと思います。

 

チームを編成し、そして、そういった方々と協力し、時にさまざまな諸条件の制約などによる変更を乗り越えながら、仕事をすすめていく行為なので、『プロジェクト』という言葉がぴったりなのです。

 

お客様もプロジェクトの一員になります。

お客様にも、仕事を進めていく中で、変更が生じれば、さまざまな相談をし、決断をしていただかなくてはなりません。

 

リフォームなどを例にとると壁をめくったら、思いの他柱が腐っていて、取り換えることが必要になってきた。

あるいは、ある場所に設備を置こうと思ったのに、とることのできない柱があって位置を変えなければいけない。

 

事前に調査し、完璧な計画をたてていても、そういうことは発生し、お互いに知恵を絞りだしながら、最適な解を導きださなくてはいけません。

 

そういう意味ではお客様も、一緒に乗船するクルーというわけです。

プロジェクト型のお仕事はそういう意味でも単にモノを手に入れる幸せ以外の、関わって一緒につくりあげる幸せというものがあります。

 

そんな幸せな一場面を作り出せる乗員に選ばれるように日々精進していかなくてはなりません。

 

 

 

先日は、トレイルランニングの大会で、長野は御嶽山のある王滝村に行ってまいりました。

 

スタート直後より、雨が激しく降ってしまい、スマホが水濡れで壊れてしまったので、風景とかいろいろ写真に撮ろうと思ったのですが取れませんでした。

 

よく

『そんなにえらい目して何が楽しいん?』

 

って聞かれます。

自分でも何が楽しくてやってんのか、よくわかりません。

 

 

実際、走っていても、けっこうつらいです。

今回は特に後半の半分は、脚の痛みが出て、ほとんど歩き詰めでした。

 

つらくてつらくて本当にどうしようもなかったです。

だから、完走したとかいう達成感もなく、悶々としています。

 

だけど、またほとぼりが冷めると次のチャレンジがしたくなる…。

 

精神構造どうなってんのかよくわかりません。

 

うまく整理ができないけれど、おそらく40も後半になったおっさんが、自分の限界に挑戦する数少ない機会だからなのかなぁと思います。

そして、努力したら、それが確実に報われるということもあるのかもしれません。

 

世の中には、いくらがんばっても報われないことって多いですが、自分の限界に挑戦をすると、あくまで自己満足の世界だけれど、やってきたことは、結果としてあらわれるからなのかなぁ…

 

そんなふうに思います。

今は体がボロボロで次のことを考える余裕はまだありませんが、ほとぼりが冷めれば、また次の変態の集まりを探していきたいと思います。

ふと次の言葉が浮かんできました。

 

『戦わずして勝つ』

 

ネットで調べてみると、原文は孫子の兵法らしいです。

 

オンリーワンのビジネスを展開することをよく解かれていますが、残念ながら、競合が存在し、ときにぶつかってしまうことがあります。

 

私のビジネスで言うと、うちの売上の半分は公共事業によるもので、入札という競争の世界であり、相手よりも安く札入れをすることが求められます。

 

最近では、総合評価方式と言って、単に金額の大小で競うのではなく、施工の実績や、社会貢献などを点数化し、それらを総合的に判断し、落札業者を決定するという方法も出てきていますが、まだまだそれほど一般的にはなっていません。

 

いずれにしても、相手と競うことには変わりがありません。

しかし、本当の強者は、戦う前から勝負がついているものです。

 

お客様からの圧倒的な支持で、他の追随を許さないものを備えなければなりません。

 

それは普段からの不断の努力しかありません。

競争になってしまっている時点で、まだまだ努力が足らないということだと思います。

 

日々積み上げていくこと。

それが戦わずして勝つ方法なのだろうと思います。

 

 



私は、土建屋の二代目です。

私は物心ついた頃から、工務店の跡継ぎになることはなんとなく意識していました。

大学ではスキーを続けるため、一般的に言われるところの工学部建築学科とか土木学科を選択しませんでした。

ちょうどそのころ、地元で全国植樹祭が開かれ、『自然』と『人』のが関わりについて考えるようになりました。

今でも自分の中では整理がついていないのですが、土建業というのは、自然にインパクトを与える仕事だというふうに思っています。

土建業と環境の調和についていろいろとかんがえを巡らせますが、その答をみいだすことはできていませんでした。

一番自然に調和する土建屋ってなんだろう…
そんなことを考えた時に、ログハウスがあることを知り、ログビルダーになりたいと思いました。

ログハウスの書籍を読みあさり、その精神を学びたいと思い、大学卒業後、その権威でもあるアランマッキーのお弟子さんであるマイルスポーターをカナダに訪ねログビルディングの基礎を学ばさせていただきましたが、今現在、その学びを実務として活かすには至っておりません。

しかし、今でも、土建業として自然にインパクトを少なくしながらその両立を図るにはどうすべきなのかということを考えます。

同時に、土建業の先というのを考えます。

田中角栄元総理が日本改造計画をうちだし、公共事業をつうじて、道路網や上下水道などのインフラをくまなく日本中に張り巡らせることによって田舎にいながらにして、衛生的で、利便的な生活を享受することができました。

同時に、公共事業を通じて、財源を分配することができ、日本は一億総中流社会を、実現することができました。

今、少子高齢化、過疎化という構造的な問題を抱えるようになり、これまでのモデルでは立ちいかなくなる状況を迎えつつあります。

しかし、地方は依然として田中角栄先生の列島改造論に変わる新しい戦略を、見いだすことはできていません。

令和の時代を迎え、気候変動などの世界規模での問題を抱えるようになった今、地方もインフラ整備一辺倒から、それをどう活かし、次の社会をどうつくっていくのか…

それが求められます。

私自身は農業と観光にその解があると考えていますが、その模範にはまだなり得ていません。

そのモデルを自分達の手で作り上げていきたい…

それが、今の私の願いです。