神奈川大会・決勝(横浜対桐光学園)を観戦に横浜スタジアムに足を運んだ。
横浜と桐光学園の対戦は、昨秋の神奈川大会・四回戦を観戦している。
1-1の均衡した試合展開で後半を迎えたが、横浜が七回に集中打を浴びせて7-1で桐光学園を一蹴している。
今春の四回戦でも再び両校は対戦。九回表に乙坂智の二点本塁打で勝ち越した横浜が4-2で勝利している。
「横浜対桐光学園」(弊ブログ・10年9月13日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-10646748014.html
秋季大会での対戦を見る限り、十ヶ月後に両校が神奈川代表を懸けて決勝戦を戦う事になるとは思わなかった。
横浜は秋季大会優勝、関東大会ベスト4進出という実績を残したので夏の優勝候補と見る事は出来た。
例年の横浜と比較すると大雑把な試合運びは気掛かりであるが、勝ち上がるに連れて着実に雑味は消えつつある。
「曇りのち雨」という天気予報が客足を鈍らせたと推測するが、試合が始まる頃には外野席まで観客が入っていた。
「ベイスターズより神奈川の決勝は客を呼べる」という言われる程の観客動員の高さは神奈川大会の特徴である。
全国一の激戦区と言われた神奈川は公立高校の統廃合などで現在は大阪、愛知に次ぐ3番目になっている。
横浜は柳裕也、桐光学園は松井裕樹という共に背番号10を背負った投手を先発マウンドに送る。
昨秋エースナンバーを背負った横浜・齋藤健汰、桐光学園・久保田佳はともに背番号3の四番打者として決勝戦を迎えている。
試合は両校の投手陣が好投、1-1のまま延長戦に突入。
十回裏、横浜が二死走者なしから1番・乙坂智の二塁打、2番・高橋亮謙の右前安打で一・三塁とチャンスを迎える。
3番・近藤健介が中前安打で乙坂が勝ち越しのホームイン。横浜がサヨナラで勝利を収めた。
横浜は四回戦と五回戦が二点差、準々決勝以降の三試合全てを一点差の接戦で神奈川大会を制した。
夏の甲子園には3年ぶり14回目の出場になる。
乙坂が試合後のインタビューで「三年間つらいことばっかりだった」と涙を流した姿が印象的だった。
「プレッシャーはあったけどお世話になった方に恩返しできた。一戦必勝で甲子園でも暴れてきたい」と話していた。
「東海大相模、春夏連覇ならず」(弊ブログ・7月23日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-10962704122.html
「慶応義塾、決勝進出」(弊ブログ・5月4日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-10880900484.html
「横浜高校の逸材」(弊ブログ・10年10月28日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-10689961968.html
「横浜は強いのか?」(弊ブログ・10年10月18日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-10679556493.html