大阪フィルハーモニー交響楽団 第561回定期 尾高忠明 ヴァーグナー 「神々の黄昏」抜粋 ほか | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

大阪フィルハーモニー交響楽団

第561回定期演奏会

 

【日時】

2022年9月22日(木) 開演 19:00

 

【会場】

フェスティバルホール (大阪)

 

【演奏】

指揮:尾高忠明

メゾ・ソプラノ:池田香織 *

管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

(コンサートマスター:崔文洙)

 

【プログラム】

ワーグナー:歌劇「リエンツィ」序曲

ワーグナー(ヘンツェ編):ヴェーゼンドンク歌曲集 *

ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」 より 夜明けとジークフリートのラインの旅 ~ 葬送行進曲 ~ ブリュンヒルデの自己犠牲 *

 

 

 

 

 

大フィルの定期演奏会を聴きに行った。

指揮は、音楽監督の尾高忠明。

ソリストは、メゾソプラノの池田香織。

 

 

 

 

 

最初のヴァーグナーの「リエンツィ」序曲は、遅れて行ったため聴けなかった。

次の曲は、ヴァーグナー/ヘンツェのヴェーゼンドンク歌曲集。

この曲(ヘンツェ編曲版)で私の好きな録音は

 

●リポヴシェク(Sop) サヴァリッシュ指揮 フィラデルフィア管 1995年セッション盤(NMLCD

 

あたりである(なお通常版で好きな録音はこちら)。

ヘンツェ編曲版は通常版よりも音程が低く、個人的にはそれほど好みでない版だが、池田香織の落ち着いたメゾの声には合っているように感じた。

 

 

 

 

 

最後の曲は、ヴァーグナーの「神々の黄昏」抜粋。

3つの部分が抜粋されているが、それぞれの部分で私の好きな録音は

 

【夜明けとジークフリートのラインの旅】

 

●メルヒオール(Ten) フラグスタート(Sop) フルトヴェングラー指揮 ロンドン・フィル 1937年6月1日ロンドンライヴ盤(NMLApple MusicYouTube1234) ※歌唱あり、“夜明け”のみ

●クナッパーツブッシュ指揮 ウィーン・フィル 1956年6月3-6日セッション盤(Apple MusicCDYouTube) ※歌唱なし

 

【葬送行進曲】

 

●フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィル 1933年セッション盤(CD

●フルトヴェングラー指揮 ウィーン・フィル 1954年3月2日セッション盤(Apple MusicCDYouTube

 

【ブリュンヒルデの自己犠牲】

 

●フラグスタート(Sop) フルトヴェングラー指揮 フィルハーモニア管 1948年3月26日セッション盤(CD

 

あたりである。

 

 

つまり古き佳き時代のごっつい名盤ばかり好んでいて、最近の細身の演奏にはどうにも馴染めずにいるのだが、それでも今回の池田香織、尾高忠明&大フィルの演奏は、ヴァーグナーの力強さや壮大さをそれなりにしっかりと感じさせてくれるものだったように思う。

 

 

 

(画像はこちらのページよりお借りしました)

 

 


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