(古海行子が2019年1月にCDデビュー) | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。

好きなピアニスト、古海行子が来月ついにCDデビューすることが分かった。

詳細は以下の通り。

 

 

 

 

 


古海 行子/ピアノ Yasuko Furumi/piano
内に秘めた蒼い熱を瞬時に解き放つ―
音符の行間にひそむパッションと狂気を引き出す若き鬼才


現在、昭和音楽大学3年生の古海行子は、今年行われた高松国際ピアノコンクールで日本人初優勝を果たし、注目されているピアニスト。過去のコンクールやリサイタルでも度々取り上げているシューマン:ピアノ・ソナタ第3番は、大きくはないその身体から生み出される内に秘めた蒼い熱を瞬時に解き放ち、ピアノの前で雄弁に語るダイナミックな演奏となっています。リストの「鬼火」は3分半という短い時間の中にドラマが描かれ駆け抜けていきます。
邦人作曲家の大澤壽人は、戦前・戦中に活躍し21世紀になり注目を集めた天才作曲家。1000に及ぶ作編曲を遺していますが、初演されていない曲も多数あり、今回の「てまりうたロンド」はこれが世界初録音となります。陽の目を見ない作品を取り上げていき世に残していく姿勢を持つ古海と重なり実現した初録音。
「てまりうたロンド」資料提供:神戸女学院所蔵資料「大澤壽人遺作コレクション」(メーカー資料より)

【収録情報(順不同)】
● シューマン:ピアノ・ソナタ第3番
● リスト:超絶技巧練習曲~第5番「鬼火」
● 大澤壽人:てまりうたロンド *世界初録音

古海 行子(ピアノ)

録音:2018年11月7-8日 浦安音楽ホール

【Profile】
第4回高松国際ピアノコンクール優勝、5つの特別賞を受賞。第40回ピティナピアノコンペティション全国決勝大会G級金賞、コンチェルトB部門第1位。第20回浜松国際ピアノアカデミーコンクール第2位、ショパン国際ピアノコンクールin ASIAアジア大会高校生部門金賞等数々のコンクールで受賞し、国内外で演奏活動を行う。昭和音楽大学ピアノ演奏家コース3年、同附属ピアノアートアカデミー在籍。江口文子氏に師事。(メーカー資料より)
Opus One
新時代アーティストの「作品1」を生み出す新レーベル “オーパス・ワン”

次代のクラシックを担う若き異才たちが集結 日本コロムビアのクラシックNEW LABEL始動!

コロムビアのDENONレーベルは若きピアニスト反田恭平やサクソフォニスト上野耕平を世に送り出し、クラシックの新たな潮流を生み出すことに寄与してきました。ふたりに共通することは、技術的な卓越ぶりは無論のこと、そのテクニックに拘泥することなく、聴く者の耳をリロードし、高い集中力を喚起させることで大きな感動を生み出す稀有なパフォーマンスで聴衆を虜にするところです。芸術とエンターテインメントが高次で融合している演奏を繰り広げる反田や上野に、追随して凌駕するさらに若い世代が存在することをもとめて、私たちは新たなレーベルを創出し、積極的に掘り起しを行います。
レーベル名は“Opus One”。作品番号「1」を意味する名称を冠し、年齢は20代限定、特定のコンクール歴や活動実績にとらわれることなく、制作ディレクターがそれぞれアーティストを選定し、2019年は5人の若き異能を送り出します。
また、過去に邦人作曲家の作品を積極的に世に送り出してきたクラシックレーベルとして、それを引き継ぎ、各アルバム1曲は必ず邦人作品を取り上げていきます。(メーカー資料より)

 

 

 

 

 

以上、HMVのサイトより引用した(引用元のページはこちら)。

 

 

これは楽しみ!

シューマンのピアノ・ソナタ第3番は、本年春の高松国際ピアノコンクールの優勝者である彼女が、2次審査で弾いた曲。

私はそのときの演奏を生で聴いたけれど(そのときの記事はこちら)、大変な名演だった。

リストの「鬼火」は、まだ彼女の演奏を聴いたことがない。

きっと鮮烈な演奏に違いない。

そして最後に、戦前~戦後初期の日本を代表する作曲家の一人、大澤壽人の作品が一曲入っているのも興味深い。

これを皮切りに、次々とCDを出していってほしいものである。

 

 

なお、この「Opus One」という新しいレーベルは、上記紹介文にあるように、若手発掘のために新設されたようであり、今回は5人が取り上げられている。

古海行子のほか、ヴァイオリンの石上真由子、チェロの笹沼樹、ギターの秋田勇魚、ソプラノの鈴木玲奈のCDがリリースされる予定となっている。

人選は制作ディレクターが行っているとのこと。

ピアノにおいては古海行子に白羽の矢を立てた当該ディレクター、目の付け所がさすがである。

 

 

そして、この5人のCDデビュー記念コンサートが、CD発売日の2日後に行われる予定とのこと。

 

Opus One Concert 2019
2019/01/25(金)
白寿ホール 18:30開場 19:00開演
笹沼 樹(Vc)、石上真由子(Vn)、鈴木玲奈(Sop)、古海行子(Pf)、秋田勇魚(Gt)

 

こちらより引用

 

例によって平日に東京なので行けず残念だが、行ける方はぜひ!

 

 


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