今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。
好きなクラリネット奏者、ポール・メイエの来日公演予定について書きたい。
彼は今月から来月にかけて来日し、以下の公演を予定している。
1. ル・ポン国際音楽祭2018 赤穂・姫路
2018/10/11(木) 開演19:00 姫路城二の丸特設会場 (兵庫)
チャイコフスキー/武満徹:秋のうた(クラリネットと弦楽四重奏のための) (with ナタリア・ロメイコ、エリナ・ヴァハラ、ギャレス・ルベ、クラウディオ・ボルケス)
アドルフ・ブラン:七重奏曲 変ホ長調 Op. 40 (with 樫本大進、ギャレス・ルベ、クラウディオ・ボルケス、マシュー・マクドナルド、ジルベール・オダン、シュテファン・ドール)
2018/10/14(日) 開演17:00 姫路/パルナソスホール (兵庫)
ボフスラフ・マルティヌー:バレエ音楽《調理場のレビュー》H. 161 (with エリナ・ヴァハラ、クラウディオ・ボルケス、ジルベール・オダン、セルゲイ・ナカリャコフ、エリック・ル・サージュ)
イーゴリ・ストラヴィンスキー:兵士の物語 (with 樫本大進、ジルベール・オダン、セルゲイ・ナカリャコフ、清水真弓、マシュー・マクドナルド、ヨハネス・フィッシャー)
2. ポール・メイエ クラリネット・リサイタル
2018/10/26(金) 開演19:00 静岡音楽館AOI (静岡)
2018/10/30(火) 開演19:00 よみうり大手町ホール (東京)
2018/11/01(木) 開演19:00 福山/リーデンローズ (広島)
山田武彦(Pf)
シューマン:幻想小曲集op.73
ライネッケ:ソナタ「ウンディーネ」(原曲fl)
R.シュトラウス=山田武彦:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
ウェーバー:協奏的大二重奏曲op.48
3. ポール・メイエ(クラリネット) & 須川展也(サクソフォン) プレミアムコンサート
2018/11/04(日) 開演14:30 入善コスモホール (富山)
小澤佳永(Pf)
ドビュッシー:ラプソディー、クラリネットのための第1狂詩曲
エスケシュ:ファンタジア・アンティクァ
ロジェ・ブトリ:Paronymes(似て非なるもの)
ヘルビート:ドビュッシーへのオマージュに基づいたラプソディー 他
※14:00〜オープニングプレコンサート有
以上である。
ザビーネ・マイヤーと並んで、現代最高のクラリネット奏者である(と私は思っている)、ポール・メイエ。
彼が樫本大進らと共演するル・ポン国際音楽祭は、関西なので行きやすいのだが、早々に完売になってしまい残念。
また、メイエのクラリネット・リサイタルは、東京、静岡、広島で開催予定であり、関西は通りすぎてしまう。
特にシューマンの幻想小曲集は、彼の新旧2種の録音(ピアノは共にル・サージュ)が決定的な名盤となっており、ぜひ実演でも聴いてみたかった…。
そして、富山公演で演奏されるドビュッシーの第1狂詩曲は、これまたル・サージュと共演した、他の追随を許さぬ名盤がある。
この曲は先日、メイエによる実演をオーケストラ版で聴く機会があって、大変に素晴らしかった(そのときの記事はこちら)。
いずれも、お勧めしたい公演ばかりである。
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