今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。
好きなピアニスト、小林愛実が今年の7月に東京公演を行った際、サプライズとして会場アナウンスを自身で行った旨を、以前の記事に書いた(その記事はこちら)。
彼女はこんな面白い小ネタをよくやっているのかと思ったら、さすがにそういうわけではない模様。
そもそもこの公演は普通の演奏会ではなく、「BLUOOM」(ブリューム)という、クラシック音楽をよりファッショナブルにして多くの人に聴いてもらうための新たな試みだったようである。
詳細は以下の通り。
![](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fgoope.akamaized.net%2F70998%2F180612214750-5b1fc0f6b34f2.png)
未知の可能性を秘めた
アーティストとリスナーが出会う場所。
BLUE × BLOOM = BLUOOM
BLUOOM(ブリューム)とは、
BLUE とBLOOM を掛け合わせた造語。
未知の可能性を秘めた実力派若手アーティストとリスナーの出会いの場として、また現代の感覚にマッチしたクラシックコンサートのスタイルを提案します。
その第一弾として、今年4月にワーナーミュージックから日本人初の全世界契約にてメジャー・デビューを果たした小林愛実、辻彩奈の2人が登場します。本公演ではアーティストとリスナーの出会いきっかけづくりと同時に、現代人の感覚にマッチしたコンサート体験を目指します。
“BLUOOM”を構成する3要素
センターステージ
ステージの上にいるアーティストと席に座るオーディエンスの間にある距離や垣根を極力取り払い、360°ステージを取り囲む形で座席を配置します。どのお席でも至近距離で白熱のパフォーマンスをお楽しみいただけること間違いありません。
スタンディングエリア
クラシックコンサートの会場は着席が基本。落ち着いて聴ける一方、本当はもう少し音楽を感じながら楽しみたくても、周りが気になって微動だにできなかった経験はないでしょうか。ちょっと窮屈になっていたかもしれないその聴き方を少し自由に。
ブルーライト
会場はロビーからホール内も含めて今回のテーマの一つである「ブルー」ライトで彩ります。統一したイメージでお楽しみいただくとともに非日常を演出します。
以上、公式サイトより引用した(引用元のページはこちら)。
そして、その第1弾が下記の公演だった(もう終わってしまっているけれど、興味深いので引用させていただく)。
未知の可能性を秘めたアーティストとリスナーが出会う場所。
TOKYO FM × KAJIMOTOのタッグでお届けする
コンサート・プロジェクト「BLUOOM」2018年7月、開催!
BLUOOM
featuring 小林愛実、辻彩奈
LIVE at TOKYO FM HALL
【日程】 2018年7月24日(火)
【時間】 18:15開場 19:00開演 (終了後サイン会あり)
【会場】 TOKYO FM ホール
【出演】 辻彩奈(ヴァイオリン)、小林愛実(ピアノ)
【曲目】 当日までのお楽しみ
《 チケット 》
自由席 4,000円(税込)
スタンディング 3,000円(税込)
※18:15〜整理番号順にご案内いたします。
《 一般販売 》
2018年 6/22(金)10:00~
主催 : TOKYO FM / KAJIMOTO
協力 : ワーナーミュージック・ジャパン
以上、公式サイトより引用した(引用元のページはこちら)。
ピアニストの小林愛実と、ヴァイオリニストの辻彩奈。
このような豪華共演が実現したのも、この新たな企画のおかげなのだろう。
ぜひ聴いてみたかった。
そして、当日まで伏せられていたプログラムは、以下の通り。
[セットリスト]
(辻彩奈)
エルンスト: シューベルト「魔王」の主題による大奇想曲op.26
ビーバー: ロザリオのソナタから パッサカリア
J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004から シャコンヌ
(小林愛実)
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 op.27-2 「月光」から 第1楽章
ショパン: ノクターン 嬰ハ短調(遺作)
ショパン: ポロネーズ第6番 変イ長調 op.53 「英雄ポロネーズ」
リスト: 愛の夢第3番
(辻彩奈&小林愛実 デュオ)
サラサーテ: ツィゴイネルワイゼン
[アンコール]
クライスラー: 中国の太鼓(デュオ)
実際のデュオ曲は1曲のみ(+アンコール曲)であったよう。
じっくりと準備した共演というよりは、ソリスト同士のコラボレーションという感じである。
こういった形であれば、それほど敷居が高くなることなく、さまざまな取り合わせによる共演が実現しそう。
なかなか良いアイディアだと思う。
ところで、この公演の前には、ちょっとしたドッキリも仕掛けてあったよう。
第1弾だったということもあってか、公演前から手が込んでいる(笑)。
この企画、第2弾以降もちょっと楽しみである。
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