今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。
リーズ国際ピアノコンクールの開催が、来月に迫っている(それについての記事はこちらなど)。
そのためもあってか、最近リーズコンクールの公式ツイッターで、過去の入賞者たちの演奏動画が折に触れ投稿されている。
アンドラーシュ・シフや内田光子など、錚々たるピアニストたちがいる中で、特に印象深かったのが、1987年のリーズコンクールで第3位を獲得した小川典子の演奏動画である(彼女は、本年11月開催予定の浜松国際ピアノコンクールの審査委員長でもある)。
The Leeds@leedspiano@norikogawa playing Prokofiev's 3rd Piano Concerto at the 1987 Competition #theleedslooksback
2018年06月26日 00:21
おそらく、ファイナルでの演奏と思われる。
曲は、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番の、終楽章のラスト1~2分間。
これは、かなりすごい演奏だと思う。
先日聴いた彼女のドビュッシーは、少し強靭すぎるようにも感じたが(そのときの記事はこちら)、このプロコフィエフでは彼女のその強靭さがしっくりくる。
強靭でアグレッシブで、かつ安定している。
全曲残っていたら、もしかしたら決定的な録音となっていたかもしれない。
このツイートに対して、彼女自身の「うぉー!」というコメントが残されているのも面白い。
↑ ブログランキングに参加しています。もしよろしければ、クリックお願いいたします。