(小川典子 1987年リーズコンクール第3位入賞時の演奏動画) | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。

リーズ国際ピアノコンクールの開催が、来月に迫っている(それについての記事はこちらなど)。

そのためもあってか、最近リーズコンクールの公式ツイッターで、過去の入賞者たちの演奏動画が折に触れ投稿されている。

アンドラーシュ・シフや内田光子など、錚々たるピアニストたちがいる中で、特に印象深かったのが、1987年のリーズコンクールで第3位を獲得した小川典子の演奏動画である(彼女は、本年11月開催予定の浜松国際ピアノコンクールの審査委員長でもある)。

 

 

おそらく、ファイナルでの演奏と思われる。

曲は、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番の、終楽章のラスト1~2分間。

これは、かなりすごい演奏だと思う。

先日聴いた彼女のドビュッシーは、少し強靭すぎるようにも感じたが(そのときの記事はこちら)、このプロコフィエフでは彼女のその強靭さがしっくりくる。

強靭でアグレッシブで、かつ安定している。

全曲残っていたら、もしかしたら決定的な録音となっていたかもしれない。

このツイートに対して、彼女自身の「うぉー!」というコメントが残されているのも面白い。

 

 


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