今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。
昨年の12月に演奏会を聴いて感銘を受けた、フランス在住のピアニスト、深見まどか(そのときの記事はこちら)。
彼女は今月から、ヤマハのホームページの「ピアニストコラム」というコーナーに連載を開始した(なお、現在コラム連載中のピアニストとしては、他にイタリア留学中のリード希亜奈がいる)。
コラムはこちら。
それによると、花の都パリといっても、その郊外は治安が悪いようで、郊外にある音楽院に通勤するため、最寄り駅から音楽院まで猛ダッシュしているとのこと。
海外生活の大変さと日本の安全さを思い知らされる。
今後も何事もないことを祈るばかりである…。
そういえば、以前の記事(こちら)のコメント欄で、彼女の大阪公演についてお教えいただいていたにもかかわらず、ぼーっとしており、気づいたらその公演は終わってしまっていた。
聴きたかったのだが、残念。
そして彼女は、今年から来年にかけて、東京でドビュッシー・チクルスを行うことになっている。
明後日に第1回が行われ、おそらく全3回の予定となっている。
詳細は以下の通り。
ドビュッシー没後100年 ピアノ作品全曲演奏プロジェクト 深見まどか ドビュッシー・チクルス
【第1回】
2018年8月2日(木) 開演:18時30分 開場:18時
ヤマハ銀座コンサートサロン (東京)
ベルガマスク組曲
ボヘミア風舞曲
2つのアラベスク
英雄の子守唄
仮面
喜びの島
アルバムのページ
エレジー
12の練習曲
【第2回】
2018年12月22日(土) 15:00 開演 14:00 開場
ベーゼンドルファー東京
前奏曲集第1巻
忘れられた映像
版画
レントより遅く
子供の領分
ハイドンをたたえて 他
【第3回】
2019年4月22日(月) 開演:18時30分 開場:18時
※24日(水)という情報もあり、どちらが正しいか不明
ヤマハ銀座コンサートサロン (東京)
曲目不詳
以上である。
ドビュッシーを得意とする彼女にぴったりのチクルスである。
現在進行中の、山本貴志によるショパン全曲演奏シリーズにも匹敵する、充実したプロジェクトだと思う。
ぜひ聴きたいのだが、残念ながら関西では予定されていない。
とまれ、今後彼女はフランス音楽や近現代音楽のスペシャリストとして、日本人ピアニストの中でも独自の位置を占める存在になるのではないか。
なお、上記のコラムによると、今年の秋に彼女のCDがリリースされるとのこと。
ドビュッシーの「12の練習曲」と、ラヴェルの「鏡」という、これまた彼女にぴったりの曲目である。
演奏会場では先行販売されるようだが、正式な発売はまだだからなのか、現時点ではHMVやAmazonでは買えないようである。
販売開始が待ち遠しい。
(画像は上記のコラムからお借りしました)
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