今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。
昨日の記事(こちら)でラヴェルの「鏡」の話が少し出てきたので、そのつながりで、ラヴェルの「鏡」が演奏されるコンサートを一つご紹介したい。
パリ国立高等音楽院に留学中の気鋭のピアニスト、務川慧悟によるコンサートである。
詳細は以下の通り。
2018年8月14日(火) 開演 19:00 (開場 18:30)
美竹清花さろん (渋谷)
J.S.バッハ:カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」 変ロ長調 BWV992
J.S.バッハ:フランス風序曲 ロ短調 BWV831
ラヴェル:組曲「鏡」
スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第5番 op.53
(画像はこちらのページからお借りしました)
以上である。
務川慧悟というと、ロマン派の音楽における爽やかな情趣の表現、その点に彼の真価がとりわけ強く発揮されるように私としては感じている。
その彼が、バッハのようなバロック音楽や、ラヴェルやスクリャービンのような近代音楽を弾くと、どのようになるか。
ロマン派音楽とはまた違ったアプローチの、ただそれでもやはりほんのりと爽やかなロマンの薫る演奏になりそうな気がする。
ぜひ聴いてみたいものだが、残念ながら関西での公演は予定されていないようである。
昨年はちょうど今ごろの時期に京都で彼の室内楽の演奏を聴き(そのときの記事はこちら)、その後確か神戸で彼のソロ・リサイタルがあったのだが、そちらは都合がつかず見送ってしまったのが惜しまれる。
ところで、彼は今年11月の浜松国際ピアノコンクールに出場予定となっている(出場者についての記事はこちら)。
彼としては、おそらく6年ぶり2度目の挑戦。
ぜひ勝ち進んでほしいものである。
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