(ナガノの新譜 バーンスタイン 「静かな場所」) | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。

今年はバーンスタインの生誕100周年ということで、彼の作曲した曲の新譜が続々登場している。

先日紹介したネゼ=セガン指揮フィラデルフィア管による、バーンスタインの「ミサ」もその一つ(その記事はこちら)。

今回は、ケント・ナガノ指揮モントリオール響の新譜、バーンスタインのオペラ「静かな場所」を取り上げたい(NMLApple MusicCD)。

 

 

 

 

 

 


生誕100周年を記念した、バーンスタインのオペラ作品世界初録音

20世紀の偉大な音楽家レナード・バーンスタイン[1918-1990]の生誕100周年を記念し、1983年に作曲された歌劇『静かな場所』を収録した2枚組アルバムが発売されます。
 1984年に小澤征爾を通じて出会い、1990年に亡くなるまでバーンスタインのもとで学んだケント・ナガノが指揮しています。配役にはクラウディア・ボイルとジョゼフ・カイザーに代表される、国際的に活躍する若手歌手を起用。ガース・エドウィン・サンダーランド編曲による『静かな場所』の室内楽版は世界初録音となります。

「本当に素晴らしい作品で、彼が完成させた作品の集大成であり、作曲家としての彼の才能の絶頂期のものである」~ガース・エドウィン・サンダーランド バーンスタイン事務所のシニア・ミュージック・エディター~(輸入元情報)

【収録情報】
● バーンスタイン:歌劇『静かな場所』全曲(サンダーランド編)


 ディディ/クラウディア・ボイル(ソプラノ)
 フランソワ/ジョゼフ・カイザー(テノール)
 ジュニア/ゴードン・ビントナー(バリトン)
 サム/ルーカス・ミーチャム(バリトン)
 葬儀屋/ルパート・チャールズワース(テノール)
 ビル/ダニエル・ベルチャー(バリトン)
 スージー/アニー・ローゼン(メゾ・ソプラノ)
 ドク/スティーヴン・ヒュームス(バス)
 ドク夫人/Maija Skille(メゾ・ソプラノ)
 精神分析医/ジョン・テシェール(テノール)
 モントリオール交響楽団&合唱団
 ケント・ナガノ(指揮)

 録音時期:2017年5月17-19日
 録音場所:モントリオール
 録音方式:ステレオ(デジタル)

 

 

 

 

 

なお、上記はHMVのサイトより引用した(引用元のページはこちら)。

 

 

この曲について、私はあまり詳しくないのだが、ある愛好家の方のブログ(こちら)に解説されていて、大変参考になる。

晩年のバーンスタイン特有の、外面よりも内面を重視したオペラのようである。

 

 

この曲の録音としては、私は他に自作自演盤(バーンスタイン指揮ORF響)くらいしか知らない。

大柄かつどこか色気のある自演盤に比し、今回のナガノ盤はよりすっきりと涼やかで、現代音楽的な美しさがある。

この曲の別の魅力に光を当てた名盤なのではないだろうか。

 

 


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