今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。
現在、2018年ピティナ・ピアノコンペティションが開催中だが、特級の1次予選が全て終わったようで、2次予選進出者が発表された。
以下の26名である。
秋山紗穂 （東京藝術大学3年）
生熊茜 （京都市立芸術大学大学院修士課程修了）
石澤優花 （洗足学園音楽大学大学院卒）
今泉響平 （チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽大学院卒）
上田実季 （東京藝術大学4年）
宇田川日和 （洗足学園音楽大学卒）
内山健 （東京大学大学院修士2年）
大原知 （東京大学3年）
笠井萌 （東京音楽大学修士課程修了）
川地咲由里 （東京藝術大学4年）
佐久間由光 （東京音楽大学3年）
沢田蒼梧 （名古屋大学2年）
東海林茉奈 （東京藝術大学4年）
杉本沙織 （東京藝術大学3年）
鈴木美穂 （愛知県立芸術大学大学院2年）
住田琴海 （東京音楽大学3年）
角野隼斗 （東京大学大学院1年）
武岡早紀 （東京藝術大学4年）
廣瀬由香里 （桐朋学園大学大学研究科修了）
藤澤亜里紗 （東京音楽大学大学院科目等履修生）
古海行子 （昭和音楽大学3年）
水野貴文 （東京藝術大学4年）
水本明莉 （南メソジスト大学メドウズ音楽院修士課程１年）
南杏佳 （京都市立芸術大学3年）
村上智則 （東京藝術大学1年）
渡邊礼華 （東京音楽大学卒）
以上、ピティナのサイトより引用した（引用元のページはこちら）。
東京の音楽大学からの出場がほとんどだけれど、中には愛知芸大や京都芸大からの出場者も若干名いる。
また、音楽大学だけでなく一般大学からの出場者がみられるのも興味深い。
そして、私が特に注目しているのが、好きなピアニスト、古海行子である。
彼女は高松コンクールで優勝しているので（それについての記事はこちらなど）、ピティナにはもう出る必要はあまりないような気もするが、それでも挑戦するのはやる気満々で素晴らしい。
彼女が弾くのは、下記の曲である。
1次予選
・ハイドン：ソナタ 変ロ長調 Hob.XVI:41（全楽章）
・リスト：超絶技巧練習曲 第11番 変ニ長調 S.139-11 「夕べの調べ」
・ストラヴィンスキー：エチュード 嬰ヘ長調 Op.7-4
2次予選
・J.S.バッハ：フランス組曲第5番 ト長調 BWV816（全曲）
・タネーエフ：前奏曲とフーガ 嬰ト短調 Op.29
・チャイコフスキー：18の小品 Op.72 より 第5番「瞑想曲」
・ショスタコーヴィチ：ピアノ・ソナタ第1番 Op.12
・ショパン：エチュード イ短調 Op.10-2
3次予選
・ラフマニノフ：パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43（指定の楽章）
セミファイナル
・ハイドン：ソナタ 変ロ長調 Hob.XVI:41（全楽章）
・リスト：巡礼の年第2年「イタリア」 S.161 より 「ペトラルカのソネット第123番」
・シューマン：ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.14（全楽章）
・メンデルスゾーン＝ラフマニノフ：劇音楽「真夏の夜の夢」 より 「スケルツォ」
・徳山美奈子：ムジカ・ナラ Op.25
ファイナル
・ラフマニノフ：パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
以上、ピティナのサイトより引用した（引用元のページはこちら）。
ショパン、シューマン、ショスタコーヴィチあたりは、高松コンクールでも弾いた彼女の得意曲である。
彼女の弾くフランス組曲やペトラルカのソネット第123番は聴いたことがないけれど、べたつかない清冽な演奏になりそう。
そして、ファイナルはパガニーニ狂詩曲！
どれも聴きに行きたいけれど、東京開催なのでちょっと難しいか…。
ただ、ピティナはおそらく後で演奏動画がアップされるので、楽しみである。
なお、日程および会場は以下の通り（上記の公式サイトより引用）。
二次予選 8/1(火)～8/2(木) 上野学園石橋メモリアルホール
ピアノソロ(20分～35分以内のプログラム)
一般：￥1,000／ピティナ会員：￥800／学生：￥500 ※当日券のみ
三次予選 8/4（土） 上野学園石橋メモリアルホール
ファイナルで演奏するのと同一の協奏曲から第1楽章、または第2・3楽章をピアノ伴奏にて審査
一般：￥1,000／ピティナ会員：￥800／学生：￥500 ※当日券のみ
セミファイナル 8/18（土） 第一生命ホール
ピアノソロ（45分以上55分以内のプログラム）
一般：￥1,500／ピティナ会員・学生：￥1,000
ファイナル 8/21（火） サントリーホール
指定のピアノ協奏曲より任意の1曲をオーケストラ伴奏により審査
出場者の皆様のご健闘をお祈りしている。
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