銀さんのリアルなつぶやきブログ -37ページ目

銀さんのリアルなつぶやきブログ

内容はほとんどリアルのことばっかなのでまぁ興味あったらみちゃって~

昨日のつづきから~~~~~です


                         *


「お炒さーん!」


と、朝から馬鹿でかい声をだしたこの馬鹿は、近藤勲くんである。


「精悍(せいかん)な顔をしたゴリラ」という形容がぴったりの、


繊細さとは無縁の風貌。なんの仁徳あってか、沖田くんや土方くんらを従える、


風紀委員長の座についている男でもある。


教室に入った近藤くんは、まっすぐ志村妙の席に駆け寄っていった。


ちなみにこの志村妙、苗字から察せられる通り、新八の姉である。


「いやいや、お妙さん。今朝も一段とお美しい。紺のセーラー服が純金のドレスのように見えますよ。だっはっは!」


本人的には百点満点の口説き文句を披露する近藤くん。


しかし当の妙はファッション雑誌


(ちなみに特集は「必殺テク徹底紹介!チョイ不良オヤジからいかに金を引き出すか」)


を眺めながら、冷ややかにこう返す。


「朝っぱらから迷惑なテンションね、近藤くん。それから、なんべんも言ってるけど、『お妙さん』なんて時代がかった呼び方やめてくれない?ここでは私たち、高校三年生なんだから」


いや、ここではって!と新八は顔を引きつらせる。


姉さん、いきなる設定グラつかせるような発言やめてくれよ。


いろんな無理は承知で、この銀魂高校3年Z組、話が進んでいくんだからさ。


「いや失敬失敬!俺も本誌の『銀魂』の癖が抜けなくてね、だっはっは!」


って、お前もかよ!本誌とか言うんじゃねえよ!


頭を抱える新八をよそに、近藤くんはさらに妙に話しかける。


「ま、確かに高校生で『お妙さん』はあんまりですよね。では、どうでしょう。ここは一つ『タエタエ』という呼び方を採用してみては?」


「冗談言わないで。ていうか、殺すわよ」


妙は雑誌から顔も上げず、そう返す。


「だめですか。では、『タエリン』というのはいかがでしょう?」


「栄養ドリンクの成分みたいね。ていうか、殺すわよ」


「これもお気に召しませんか。では『タエたん』というのは?こう甘えた感じで」


「この世の終わりね。ていうか、殺すわよ」


「ダメですか。ではいっそ『タエンティン・タエンティーノ』・・・・・・」


ここが妙の限界だった。


「しつこいんじゃああぁぁぁ!」


怒声とともに立ち上がり、妙は雑誌で近藤くんの頭をぶん殴った。


バシッではなく、バカッという硬質の音がしたのは、妙が雑誌の角を使ったからである。


「ちょっ!痛っ!角!死ぬから!紙も凶器になるから!ぐああっ!」


哀れ近藤くんは、教室に入って血祭りに上げられましたとさ。


しかしまあ、新八もいちいち同情はしない。


妙と近藤くんのこのバトル。毎朝似たようなことが行われているのだ。


かと思えば、静かに自分の世界に閉じこもってる人もZ組にはいて。


例えば、神楽ちゃんの前の席にいる長髪の男子生徒、桂小太郎くん。


彼は今、一人で机に向かってなにかを書いている。


気になったので、新八はきいてみた。


「ね、桂くん。なに書いてるの?」


クイと新八に顔を向けた桂くんは、


「これだ」


と言って、机に広げたノートを新八に見えるように両手で持った。―



                                           つづく



まぁまたつぎもよろしく





今、一つだけ願いが叶うなら? ブログネタ:今、一つだけ願いが叶うなら? 参加中


そりゃもちろん 


なんでも願いを叶えることができるようにする~


それで、銀魂グッズとかをフルコンプして~


運動神経万能にして~

 

勉強しなくても頭よくて~


もっとスタイルよくして~


病気ゼロ 怪我ゼロにして~


友達に嫌われないような性格を手に入れて~


ピアノももっとうまく弾けるようにして~


絵ももっともっとうまく書けるようになって~


まぁこんぐらいで一応かくのはやめましょう


とにかくいっぱい願いをかなえます








またつづきからで~~~~す


                      *


「なあ総悟」


と呼ぶ土方くんはクールに腕を組んで、低い声音。


「なんです、土方さん」


と返す沖田くんは通路に足を投げ出して、ケータイをいじっている。声も軽い。


土方くんが言う。


「総悟。お前、マヨネご飯って知ってるよな?」


「ご飯ニマヨネーズをかけた不埒(ふらち)な食いモンでしょう?」


「うるせえ、なにが不埒だ。ていうか、俺はそれを食わねえ日はねえ」


「知ってますよ。で、そのマヨネご飯がどうかしたんですか?」


言いながら、沖田くんはケータイいじりをやめない。


土方くんは、フッと口元を歪(ゆが)めると、続けた。


「実はな、ゆうべそのマヨネご飯の改良に、俺は成功したんだ」


「誰も頼んじゃいませんがね、そんなこと」


沖田くんはつれない。


「いいからきけ。マヨネご飯にな、あるものを加えると、とてつもなく美味になったんだ。それがなにか、お前、知りてーだろ?」


「お、返信来た。はい、すげー知りたいです」


「全然知りたそーには見えねえぞ、コラ。―ま、いいだろう、教えてやる」


それはな、と言って、土方くんは一度言葉を切った。


もったいぶるような間を取ったあと、続ける。


「・・・・・・ツナ缶の、油だ」


きくとはなしにきいていた新八は、思わず半眼になる。


ど、どうでもいいよ・・・・・・。なんですか?ツナ缶の油?


心の底からどうでもいい情報ですよ。それは。


「ツナ缶のツナそのものじゃねーぞ。ツナ缶の、油だ。それをマヨネご飯にかける」


だからその「ツナ缶の」と「油だ」の間のタメはなんですか、タメは。


「どうでもよさそうな顔だな、総悟」


土方くんは不満そうに目を細める。


「そんなことありませんぜ。今度、魔が差したらやってみまさぁ」


「最低の社交辞令だな」


土方くんは舌打ちしたあと、沖田くんの手元に視線を移した。


「ところで総悟。お前、さっきから誰とメールしてるんだ?」


「ああ、これですか?出会い系サイトでさぁ。ま、こんなものやる奴は馬鹿か不細工って相場は決まってるんでしょうが、暇潰しにと思いましてね」


「なるほどな。ただ、一つ気になるんだが、それ、俺のケータイじゃねえか?」


「そうですよ。だって出会い系サイトですぜ。こんなもん自分のケータイ使いたくないでしょう」


「なるほど、そりゃ道理だな。―って殺したろかァァァ!」


机に身を乗り出して、沖田くんの首をグイグイ締め上げる土方くん。


不毛だなぁ・・・・・・。二人のやりとりを眺めながら新八は思う。


なんて不毛な争いなんだ。


と、そのとき、教室の後ろの引き戸がガラリと勢いよく開けられた。―



                                                 つづく



いつも微妙なんだよな~終わるところ


では~