3年Z組銀八先生 4 | 銀さんのリアルなつぶやきブログ

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内容はほとんどリアルのことばっかなのでまぁ興味あったらみちゃって~

昨日のつづきから~~~~~です


                         *


「お炒さーん!」


と、朝から馬鹿でかい声をだしたこの馬鹿は、近藤勲くんである。


「精悍(せいかん)な顔をしたゴリラ」という形容がぴったりの、


繊細さとは無縁の風貌。なんの仁徳あってか、沖田くんや土方くんらを従える、


風紀委員長の座についている男でもある。


教室に入った近藤くんは、まっすぐ志村妙の席に駆け寄っていった。


ちなみにこの志村妙、苗字から察せられる通り、新八の姉である。


「いやいや、お妙さん。今朝も一段とお美しい。紺のセーラー服が純金のドレスのように見えますよ。だっはっは!」


本人的には百点満点の口説き文句を披露する近藤くん。


しかし当の妙はファッション雑誌


(ちなみに特集は「必殺テク徹底紹介!チョイ不良オヤジからいかに金を引き出すか」)


を眺めながら、冷ややかにこう返す。


「朝っぱらから迷惑なテンションね、近藤くん。それから、なんべんも言ってるけど、『お妙さん』なんて時代がかった呼び方やめてくれない?ここでは私たち、高校三年生なんだから」


いや、ここではって!と新八は顔を引きつらせる。


姉さん、いきなる設定グラつかせるような発言やめてくれよ。


いろんな無理は承知で、この銀魂高校3年Z組、話が進んでいくんだからさ。


「いや失敬失敬!俺も本誌の『銀魂』の癖が抜けなくてね、だっはっは!」


って、お前もかよ!本誌とか言うんじゃねえよ!


頭を抱える新八をよそに、近藤くんはさらに妙に話しかける。


「ま、確かに高校生で『お妙さん』はあんまりですよね。では、どうでしょう。ここは一つ『タエタエ』という呼び方を採用してみては?」


「冗談言わないで。ていうか、殺すわよ」


妙は雑誌から顔も上げず、そう返す。


「だめですか。では、『タエリン』というのはいかがでしょう?」


「栄養ドリンクの成分みたいね。ていうか、殺すわよ」


「これもお気に召しませんか。では『タエたん』というのは?こう甘えた感じで」


「この世の終わりね。ていうか、殺すわよ」


「ダメですか。ではいっそ『タエンティン・タエンティーノ』・・・・・・」


ここが妙の限界だった。


「しつこいんじゃああぁぁぁ!」


怒声とともに立ち上がり、妙は雑誌で近藤くんの頭をぶん殴った。


バシッではなく、バカッという硬質の音がしたのは、妙が雑誌の角を使ったからである。


「ちょっ!痛っ!角!死ぬから!紙も凶器になるから!ぐああっ!」


哀れ近藤くんは、教室に入って血祭りに上げられましたとさ。


しかしまあ、新八もいちいち同情はしない。


妙と近藤くんのこのバトル。毎朝似たようなことが行われているのだ。


かと思えば、静かに自分の世界に閉じこもってる人もZ組にはいて。


例えば、神楽ちゃんの前の席にいる長髪の男子生徒、桂小太郎くん。


彼は今、一人で机に向かってなにかを書いている。


気になったので、新八はきいてみた。


「ね、桂くん。なに書いてるの?」


クイと新八に顔を向けた桂くんは、


「これだ」


と言って、机に広げたノートを新八に見えるように両手で持った。―



                                           つづく



まぁまたつぎもよろしく