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グッドネーバーズ・ジャパンのブログ

~こころを守る。身体を守る。~ 
グッドネーバーズは、日本国内を含む世界40カ国以上で子ども支援、開発、緊急支援活動に取り組む国際NGOです。

こんにちは、海外事業部の谷口です

現在、ジャパンプラットフォームの助成を受け、
ベトナムのメコンデルタ地域で水がめ建設事業を行っています。
   

この地域には水道設備がまだなく、住民は近くの川水を生活用水や飲み水として使っています。 生活用水ならまだしも、飲み水としては適しません。

 
 
洗剤、シャンプー、農薬など、すべてこの川に流されてきます。 

特に雨期は川が氾濫し、汚染度も高まります。 そのため 多くの家庭は、雨水 を容器にためて飲んでいます。
空気がきれいなので、汚染度の低い雨水 は、味も良く、安心して飲めるのです


しかしバケツや小さな甕(かめ)では容量が足りず、
飲み水を買うことができない家庭は、川の水を飲むしかありません。

「大きな水がめがあれば、家族みんなの分を貯められるのに
そんな要望から生まれたのが今回の水がめ支援事業です    


この大きな水がめ、水道設備のないこの一帯では一般的に使われていますが、
決して安価ではないので、だれでも買えるわけではありません。
  雨期は、豊富な雨をここにため、煮沸をしてから飲みます

ご覧のとおり、大きくて重いため既製品を運ぶことはできないので、
  一軒一軒、材料を運んで、その場で作ります 

 それでは施工の様子をみてみましょう! 
 
まずは型枠を組み立てて
 

きれいに形成するために、泥を全体に塗ります
 
 

そしてその上からモルタルを・・
 
 

そして表面の仕上げ 
 
ここまでに約4時間
仕上げはものすごーく真剣にやってます
職人魂でしょうか (笑)

翌日に型枠をとって、養生を十分にしたら完成

気になって仕方がない子どもたち。
つついてみたり、水がめのまわりを走り回ってみたり 
 

雨水なら、もうおなか痛くならないもんね 

水がめの設置から実際に使うまでには、
2週間ほどかかります。

  
 
長く使ってもらえるように、住民にメンテナンス方法を指導しています
村長さんに協力してもらい、グッドネーバーズ・ジャパンが作成したガイドラインとともに
説明

グッドネーバーズ・ジャパンはこの水がめを1205世帯に設置します。 


次回のブログでは
私たちの仕事の様子をお届けします! 

ベトナム水がめ建設事業 その2
唐丹児童館 遊具支援・砂場作りプロジェクト ~運動会編~

こんにちは。岩手事務所震災復興支援部の上柳です。
10月6日(土)、唐丹児童館の運動会に参加してきました。
運動会は、以前グッドネーバーズ・ジャパンが一般社団法人SAVE IWATE様や東日本大震災子ども支援センター様等多くの団体様・個人様と連携し、整備した園庭で行われました。
唐丹児童館 遊具支援・砂場作りプロジェクト1日目
唐丹児童館 遊具支援・砂場作りプロジェクト2日目

又、運動会終了後には子ども達へのサプライズでクレープ屋『Trim』様がクレープとかき氷をプレゼントに駆けつけてくださいました。

それでは当日の運動会の様子を紹介します。











開会式の様子です。子ども達が見本となって、お母さん達も一緒に準備体操を行いました。






競技名「ひっぱれっ!ひっぱれっ!」の様子です。この競技は一般的な運動会では「綱引き」と言いますよね。
唐丹児童館の1つの特徴は、常に子ども達に主体性を持たせるように心がけていることです。運動会でもその工夫が見られ、先生方は運動会の全競技名を子どもと一緒に決めました。












これが当日のプログラムです。ご覧のように特徴のある名前が並んでいます。
競技名だけでなく、競技内容も手作りのものばかりでした。
例えば、「12. おばあちゃん やさしいね」は子どもと祖母が向い合せに並び、演歌のリズムに合わせて園児が祖母の肩たたきをしたり、抱きついたりする競技でした。
他の保育施設では見られない競技が多く、私はとても楽しませて頂きました。


今回の運動会を行うにあたって、先生方や保護者の方からこんな小さい園庭で運動会なんてできるのか心配の声があがっていました。
確かに、今の園庭は震災前の園庭と比べるとはるかに小さい園庭です。
しかし、不満を言う子どもは一人もいませんでした。運動会当日は子ども全員が今までの練習の成果を保護者の方へ披露することに全力を注いでいました。
その姿を見ていると、子どもは子どもなりに環境に適応しようと努力していて、子どもにとって園庭の大きさはそれほど重要な問題ではないのかも知れないと思いました。
以前に園庭を整備した甲斐があって、誰も怪我することなく運動会を終えることができました。





運動会後は「おたのしみ(会食)」です。

児童館の下の駐車場に、突然現れたクレープ屋さん『Trim』に子ども達は大興奮でした。(『Trim』様の活動についてはこちらをご覧ください)










クレープ屋さんの前にできた大行列の様子です。クレープは約20種類から選ぶことができ、子ども達も保護者の方も大変喜ばれていました。












子ども達にはクレープと一緒にお菓子のプレゼントもありました。












又、クレープ屋さんの横ではかき氷も振る舞われました。当日は、釜石市在住の方がボランティアスタッフとしてお手伝いしてくださいました。
かき氷も約10種類から選ぶことができ、中には2つも3つも味を混ぜて色んな風味を楽しむ子ども達もいました。


帰り際には、多数の子ども達と保護者の方から「美味しかったです。ありがとうございました。」というお声を頂くことができました。
今回、『Trim』様が参加者全員にプレゼントしたクレープとかき氷は、約150人分にもなりました。『Trim』様、釜石市在住のボランティア様、この度のご支援誠にありがとうございました

最後に、クレープの御礼にと唐丹児童館父母会の方が作ってくださったカレーを頂きました。
 










愛情たっぷりでとても美味しかったです。父母会の皆様、ありがとうございました。






今年の唐丹児童館の運動会は、2年前に比べるととても小さい規模で行われました。しかし我々を含むこの運動会に携わった人達の人数は2年前と比べて、とても多くなりました。
唐丹児童館の主任はいつもこう口にされます。「あんなに綺麗だった海がこんなに恐ろしいことを起こして、私は海が本当に嫌いです。でもこの震災が無ければ出会えなかった人達と沢山出会うことができて、とても嬉しく思います。」

主任の言葉にもあるように人と人とが繋がり、沢山の方の想いが詰まったこの運動会はきっと子ども達の心の中にも残っていることだと思います。今はまだ幼い子ども達ですが、彼らが大きくなった時に周りのお友達に今日の運動会の自慢話をしてくれることを楽しみにしています。






グッドネーバーズ・ジャパンは今後ともこのように地域に根付いた子ども支援活動を継続します。

*この活動は日本ユニセフ協会・NPO法人新座子育てネットワーク東日本大震災父子家庭+父親支援プロジェクト」の助成対象事業です。

*砂場用抗菌砂の購入は赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動募金」からの助成を

受けております。

~2日目 ボランティアさんたちと一緒に園庭整備・砂場整備編~

*このブログは、唐丹児童館 遊具支援・砂場整備プロジェクト ~1日目 準備編~ の続きです。

9月26日唐丹児童館 遊具支援・砂場整備プロジェクト2日目の朝を迎えました
心配だった空模様をうかがうと、昨日とは打って変わって快晴の空が広がっていました。









我々はさっそく朝から準備に取り掛かり、唐丹児童館へ向かい 現場状況を確認しました。
着々とボランティアさんが現地へ到着し始め、作業開始前に参加者全員で当日の作業分担についてミーティングを行いました


2日目の参加者数は一般社団法人SAVE IWATE様4名、個人ボランティアの方1名、唐丹児童館関係者や地域の方々約20名、グッドネーバーズ・ジャパン3名の総計約30名でした









当日の主な作業は以下の様に盛り沢山でした。


【運動会準備
・園庭の周りの草抜き
・竹の伐採
・グラウンドの石取り


【遊具支援・砂場整備プロジェクト作業
・砂場の砂の入れ替え
・シーソーの搬入









作業は児童館主任の指示の元、混乱することなく1つ1つ着実に進められました。


では、当日の作業風景を紹介します
 

【グラウンドの石取り班】
 









SAVE IWATEの皆様と共に、地面から出てきた遊具の土台を運び出しています


唐丹児童館は震災で園舎が全壊した為、一時的に現在の場所を使って保育を行っております。
震災前、このグラウンドには古くて使えなくなった遊具が沢山ありました。
唐丹児童館がここで保育を再開すると決定してから、児童館の子どもが広々と安心して遊ぶ環境を整える為に、先生たちがほとんどの遊具を撤去しました
しかし、児童館のスタッフだけでは撤去作業には限界があり、未だこのように遊具の土台等が地面に残っている状態で、運動会で子どもたちが走り回るには少し危険な状態でした









 
大きな石もたくさん出てきました










元土木作業員だった地域の方が地面から出てきた遊具の土台や大きな石を電動ドリルとハンマーを用いて、持ち運べる大きさに砕いてくださいました









 
あれだけ大きかった石があっという間にこのように粉々になりました










【草抜き班
 
園庭の横には竹林があり、その下には雑草が生い茂っていました
皆さん様々な道具を用いて雑草の除去作業に励んでいました。









 
園庭の真ん中に集められた雑草は2時間でみるみるうちに増えて行きました。









 









その後、大きな草や木を袋に入る大きさに細かく切り、ビニール袋に小分けして近くの廃棄物処理場まで運びました。
この頃になると、次第に子ども達もお昼寝が終わり、お手伝いに出てきました
 

【砂場班】
 
グラウンドの整備が終わったタイミングで、砂場の中に入っていた古い砂を搬出しました。
その後、グラウンドの石を取り除いた後の大きな穴がある箇所等に砂を敷き詰め、グラウンドが平らになるように整備しました。
子ども達が思いっきり走っても、安心なグラウンドに整備されました
 
古い砂の搬出と同時に、新しい砂(抗菌砂)を天日干しにしました。
 
数分後、砂の乾燥を待ちきれず、新しい砂で遊びだす子ども達が続出
子どもは遊ぶことが仕事なので止めることはできません
子ども達が帰宅した後、乾かしていた砂全てを砂場へ移し、砂場の作業を終了しました。
 
この写真は我々が翌日27日に砂場の様子を見に行った時の写真です
子ども達は新しい白い砂で楽しそうに遊んでいました










また、整備されたグラウンドで子ども達が運動会に向けてかけっこの練習に励んでいました



【おまけ】
 
作業途中の休憩時間には、唐丹児童館の先生が手作りした炊き込みご飯と漬物を頂きました
愛情たっぷりでとても美味しかったです ありがとうございました

今回の活動は日本ユニセフ協会様とNPO法人新座子育てネットワーク様の、「東日本大震災父子家庭+父親支援プロジェクト」の一環として行われました。
この活動中、お父さん達は力仕事を任され、各々の作業で活躍していました。休憩時間には参加者全員でお茶を飲みながら交流し、普段なかなか表に出てこないお父さん達も輪に入り、終始和気あいあいとした雰囲気でした。

この活動によって、児童館の環境が良くなっただけではなく、お父さんを含む地域の人々の連携体制を強化することができました。今後ともこのよう、なお父さん達が活躍できる活動を提案し、地域の方々と一緒に復興支援活動を続けていきたいと思います。




日本ユニセフ協会様とNPO法人新座子育てネットワーク様、この度のご支援誠にありがとうございました。

26日の作業が終了した後、先生方から「これで子ども達を安心して園庭で遊ばすことができます。今年は小さいグラウンドでの運動会とはなりますが、私達も子ども達も皆さんに整備して頂いた分、運動会の練習を頑張りますので、是非見に来てください。本当にありがとうございました。」とのお言葉を頂きました
時間が半日しか無かったにも関わらず、参加者全員が一致団結して作業を進めたことにより、無事当日予定していた全行程を終了することができました
参加してくださった皆様、ご協力本当にありがとうございました









3日目の作業は子ども達が主役です。お楽しみに 










*この活動は日本ユニセフ協会・NPO法人新座子育てネットワー ク東日本大震災父子家庭+父親支援プロジェクトの助成対象事業です。

*砂場用抗菌砂の購入は赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動募金」からの助成を受けております。