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グッドネーバーズ・ジャパンのブログ

~こころを守る。身体を守る。~ 
グッドネーバーズは、日本国内を含む世界40カ国以上で子ども支援、開発、緊急支援活動に取り組む国際NGOです。

こんにちは。GNJPでエチオピア事業を担当している田代です。 

現在、現地事業担当としてエチオピアの首都アディスアベバに駐在し、難民支援事業などの調整を行っています。 

 

エチオピア人の友人の家に招待され、クリスマスを一緒に祝う機会があったので、今回はエチオピアのクリスマス文化をご紹介したいと思います。 

 

エチオピアでは、1月7日にクリスマスが祝われます。西洋とは異なる日に祝われるのは、国内で最も大きな宗教の一つであるエチオピア正教会が、グレゴリオ暦(西洋のカレンダー)とは異なるユリウス暦に基づいているからです。また「クリスマス」は、エチオピアのアムハラ語では「ゲンナ」と呼ばれます。 

 

エチオピアのクリスマスは伝統的には宗教的な儀式や祈りが中心でしたが、近年では首都を中心に、西洋のようにクリスマスツリーを飾る家や商業施設も増えています。 

 

友人宅のクリスマスツリー。男の子が着ているのはエチオピア正教会の伝統衣装。 

 

エチオピアでは、早朝から教会でお祈りをささげた後に、家族や友人、近所の人たちと家で食事を楽しむことが一般的です。友人宅ではまず、お祝い料理であるドロワットが振舞われました。ドロワットは2日間ほど時間をかけて調理される鶏肉の煮込み料理で、これをエチオピア人の主食であるインジェラ(テフという穀物でできたクレープ状の生地)で包んで食べます。デミグラスソースに少しスパイスがかかったような味で、鶏肉にも味がよくしみ込んでおり、とても美味しかったです。 

 

ドロワットとインジェラ 

 

またエチオピアのクリスマスでは、ご近所同士で牛を共同で解体し、その新鮮な生肉を食べることも伝統的な習慣の一つです。私自身はお腹が弱く遠慮してしまいましたが、エチオピアでは生の牛肉はごちそうとされており、友人宅に集まったエチオピア人も皆おいしそうに食べていました。

 

牛の生肉

 

更に、エチオピアでお祝い時に行われる伝統的なコーヒーセレモニーも行われました。ポップコーンやダボと呼ばれる自家製のパンと一緒に、クリスマス用にテフや小麦など様々な穀物を使用して醸造された自家製ビール(テンラと呼ばれる)も振舞われました。 

 

コーヒーセレモニーの様子

 

ポップコーン、ダボ(自家製パン)、テンラ(自家製ビール) 

 

このように、エチオピア人の友人家族から温かいおもてなしを受け、ユニークなクリスマス文化に触れることができた印象的な一日でした。 

こんにちは!

海外事業部、ルーマニア駐在の池田です。

 

ルーマニアのガラツィでは、ウクライナ難民の子どもたちが、長引く避難生活の中でも、質の良い学習ができるよう、提携団体ProVeritasとともに教育環境の整備を進めています。

 

今日は、ProVeritasのボランティアスタッフから届いた9月の始業式の様子のレポートをご紹介します。

 

9月18日の月曜日、新しく改装されたウクライナ難民の子どもたちのための補習校が、新学期をスタートさせました。ProVeritasとグッドネーバーズ・ジャパンの協働による数ヶ月間の改装作業を経た学校は、1年生から4年生までの44人の子どもたちを迎え入れました。

 

新校舎(後ろの建物)に集まり始業式が行われました

 

ウクライナの子どもたちとその親たちは、避難先であるルーマニアにいる中でも、ウクライナの伝統的な始業式を楽しみました。多くの子どもたちはウクライナの民族衣装を身にまとい、男の子たちはきちんとしたシャツを着て、女の子たちは蝶リボンを髪につけていました。

 

子どもたちはクラスごとに並び、名前が呼ばれると笑顔で行進しました。各クラスの子どもたちは順番にステージに立ち、詩を朗読し、先生たちに美しい花束を贈りました。

 

ステージに立ち、詩を朗読する子どもたち

 

4年生の男の子、パーシャは、ウクライナの国旗を持ち、皆の前で行進しました。これは学校を代表する栄誉ある役割で、とても誇らしげな顔をしていたのが印象的でした。

 

国旗を持つ男の子を先頭にみんなでグラウンドを行進します

 

学校の敷地に隣接する教会の牧師、学校の校長、そしてグッドネーバーズ・ジャパンのスタッフによるスピーチの後、ウクライナの国歌が演奏されました。歌が鳴り響くと、胸に手を当てながら耳を傾ける人が多く、子どもたちも親たちも故郷の国歌に誇りを持っている様子でした。

 

挨拶するグッドネーバーズ・ジャパンのスタッフ(右)

 

始業式の後、子どもたちとその親たちは新しくきらびやかな入り口を通り、きれいに塗装され、カラフルな絵が描かれた壁がある新校舎に入りました。この壁の絵は、地元ルーマニアのアーティストによって描かれており、子どもたちはその美しい絵が描かれた教室に入るととても喜んでいました。

 

地元アーティストによって描かれた教室の壁

 

「私はこの学校に戻ることができてとても嬉しい」と、4年生のクラスを教えるスヴィトラーナ先生は言いました。彼女は再び同僚の先生たちと働き、新しい生徒たちに会うことを楽しみにしているとも言い、「改装が終わった学校は去年よりも広々として明るいです。生徒たちも本当に学校が好きで、ここで学ぶことをとても嬉しく思っています。」と付け加えました。

 

また、以前はガラツィの別の学校に子どもたちを通わせていた親は、「今の学校の先生方は子どもたちへの接し方が素晴らしい。アフタースクールのプログラム内容も非常に充実しており、子どもたちは家に帰るのを嫌がるほど楽しみにしています。」と子どもが楽しくこの学校に通う様子を教えてくれました。

 

さらに、多くの親たちが、新学期前の改修が学校をより良い方向に進化させたと満足げに語ってくれました。子どもたちの親は、あたたかく明るいクラスや新たに設置された多目的ルームで子どもたちが過ごせること、学校で給食が提供されることをとても喜んでくれています。

 

ProVeritasとグッドネーバーズ・ジャパンの協働により、ウクライナの子どもたちに楽しく快適な学習環境を提供できるようになりました。

 

皆さんのご支援に感謝いたします!

 

グッドネーバーズ・ジャパンの活動報告はこちら

【エチオピア】エチオピアの文化・おもてなし ~コーヒーセレモニー~ 

 

こんにちは。

海外事業部の前田です。

 

グッドネーバーズ・ジャパンの多くの事業では、現地に日本人スタッフが駐在し、日本の本部からも定期的にスタッフが現地に出張をして事業の管理を行っています。

私も2023年3月、エチオピアにモニタリングのための出張に行ってきました。

事業地である山間の村を、駐在員や現地人スタッフと一緒に訪れました。 

 

この学校は、国内で起きた紛争の影響で、教材が壊れたり、なくなったりしています。

現在グッドネーバーズ・ジャパンでは、この学校で顕微鏡や実験道具などの教材の配付を行なっています。 

 

今回学校を訪れると、先生たちが歓迎の気持ちを込めてエチオピアの特別な行事を開いてくれました。

今回は、そのエチオピアのおもてなし文化、「コーヒーセレモニー」について動画でお届けします。 

 

 

 

農業を主要産業とするエチオピアでは、コーヒーの生産がとても盛んにおこなわれています。

エチオピアのコーヒー豆生産量はブラジル、ベトナム、コロンビア、インドネシアに次いで世界第5位であり、約6人に1人国民がコーヒー産業に従事しているとも報告されています。 

 

コーヒーがとても身近にあるエチオピア。ここで行われるのが、ゲストをコーヒーでおもてなしする、「コーヒーセレモニー」です。

エチオピアではカリオモンとも呼ばれるそうで、日本の茶道のように、ゲストに敬意や感謝の気持ちを示す伝統的な文化です。

主に女性が執り行う犠式で、今回もエチオピアの伝統的なストール、ガビを身に着けた女性がセレモニーを進めてくれました。 

 

 

コーヒーセレモニーは、生豆を水で洗うことから始まります。

きれいになった豆を焙煎し、粉状にした後コーヒーが淹れられます。

コーヒーは3杯淹れるのが作法とされており、最初の1杯は「健康のため」、2杯目は「愛のため」、3杯目は「祝福のため」とされています。 

 

参加者は豆やパン、ポップコーンをつまみ、会話を楽しみながら、3杯のコーヒーをじっくりと味わいます。

私たちもパンやポップコーンを頂きながら、現地の方から紛争のお話を伺ったり、学校での授業の状況や事業についてお話をしたりしました。

コーヒーは日本で飲むものよりも濃く、エスプレッソのようでした。

香りは強く、味わいも深くて、とても美味しかったです。

 

振舞われたポップコーン(左)と淹れたてのコーヒー(右)

 

エチオピアの人々は、いつも私たちを温かく迎え入れてくれます。

そんなエチオピアでは、現在も国内各地で紛争や干ばつの影響を受けた人道危機が続いており、食糧をはじめとするさまざまな分野での支援が必要です。

 

引き続きご支援をよろしくお願い致します。

 

こちらで「命をつなぐ支援」募金を受け付けています

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