【令和元年台風19号緊急支援】長野市駐在のスタッフより | グッドネーバーズ・ジャパンのブログ

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皆さんこんにちは。長野市北部災害ボランティアセンターにて復興支援に携わってきた原口です。

 

長野市北部災害ボランティアセンターではこれまで柳原ボランティアセンター及び大町サテライト、りんごの郷サテライト、津野サテライト、赤沼北サテライト、赤沼南サテライトの6つのサテライトの運営を行ってきました。

 

私はこれまで主に柳原ボランティアセンター及び赤沼地区のサテライトの運営に携わってきました。柳原ボランティアセンターでは団体の受付、送迎バスの操配、そして赤沼地区のサテライトでは受付、軽トラックの操配、ニーズ調査等に従事してきました。

 

社協スタッフと共にニーズ票の確認をする原口スタッフ(右)

 

発災から約2ヵ月半が経過する中、のべ6万2000人以上のボランティアの方々と共に復興へ向けて努力を続けてきました。

 

ボランティアの方々にお願いする作業内容は多岐にわたります。

水に浸かってしまった家財の運びだし、家財の洗浄、泥だし、床剥ぎ、壁取り、室内清掃をはじめ、住民の方々からの個々の依頼に対してもできる限り対応していただきました。

床剥ぎ、壁取りを終えた赤沼区公会堂の一室

 

住民の方々の復興への強い意志に加えてボランティアや運営スタッフの尽力もあり、町は日を追うごとに綺麗になっていったように思います。

100名以上のスタッフと共に行われた朝礼の様子

 

こういった状況を経て、長野市北部災害ボランティアセンターは現在一つの節目を迎えています。

これまで6つあったサテライトがそれぞれの地区での収束、統合を経て、これからは津野と赤沼の2つのサテライトを中心に運営を行っていくことになります。またこれから冬の寒さが厳しくなることや、様々な方面からの意向を考慮して、週末型(金・土・日)の運営に移行することとなりました。

 

確かに緊急期は過ぎたのかもしれませんが、長野市災害ボランティアセンターの活動はまだまだ続きます。加えて信州農業再生復興ボランティアプロジェクト(冬季休止中)や長野市生活支援・地域ささえあいセンターの活動も実施されています。

 

私は実際に長野市北部災害ボランティアセンターの事業に携わり、また長野県で実際に暮らしてみて、長野県民のボランティアに対する意識の高さには頭が下がる思いです。

長野県を少しでも良くしたい、困ったときはお互い様、今大変な状況にある人々に寄り添いたい、といった思いが随所で伝わってきます。また県外からも実に多くの人々がボランティアや運営スタッフとして参加されています。

 

こういった人々と共に運営スタッフとして復興支援に携わることができた経験や思い出は私にとっての大切な財産となっています。

 

ボランティアの方々との集合写真

 

私自身が長野市災害ボランティアセンターで運営スタッフとして携わるのはこれが最後になりますが、このような機会を提供していただいたグッドネーバーズ・ジャパンの支援者の皆様には感謝しています。私はこれからも引き続き、何らかの形で長野市の復興支援に携わることができればと考えています。