こんにちは!
倉敷市真備町にて中高生対象の自習スペース運営に携わる中川です。
自然災害の被災地に常駐して活動をするのは、私にとって初めてです。
2011年の東日本大震災では国内各地やアジア、世界から温かな支援が発信されており、不器用な僕にも何か出来ないだろうかという思いが募っていました。
そして今回、西日本豪雨の緊急・復興支援として、倉敷市真備町に入り活動しています。
ここ真備町は、田畑や山に囲まれ夜はとても綺麗な星空が光る場所です。(先日の流星群、皆様にもにお見せしたかったです)
【真備飛行隊は進む】(絵:中川)
動くことの好きな僕は、休みの日には、雪の積もる大山(だいせん)の近くを通り鳥取や島根の出雲大社まで、また広島の美術館やしまなみ海道、瀬戸内海など、自然残る西日本を走り回っています。
真備町に戻ると、テレビなどで伝えられている以上にまだまだ被災したままの店舗や空き家が残っています。すぐ近くの高梁川には、水害を受けた木々が川のあちこちに傾いたまま残っています。通り一本違うだけで、(被災したところとしていないところがあり)全く違う景色です。
この地域では雨が降ると水かさがドンドン上がってきます。現在もあちこちで河川工事をしていますが、今回の豪雨災害のようなことが二度と起こらないようにしっかり対策をしてほしいと思います。
私達はここ真備町で、中学生や高校生を対象に自習スペースを開放しています。7月の豪雨により避難生活を余儀なくされた子ども達に、落ち着いて勉強できる場所を提供するためです。毎日、そして夜間まで使える自習スペースは他になく、特に受験生から寄せられた要望に沿うよう毎日夜11時まで運営しています。(詳細はこちら)
主に被災した学生を対象に開設した当施設ですが、勉強はもちろん、学校や学年を超えて交流もできる場所として、被災の有無に関わらず地域の中高生が利用しています。さらに、学生に勉強を教えてくださるボランティアの方々も関西や関東から訪れます。
ある日、勉強する場所としてより使いやすくするため、僕はここに本棚を作ることにしました。
板を買ってきて1からの制作です。
少ない材料で、参考書も置ける頑丈なものをと工夫し、未熟ながらも完成させました。制作中に学生たちと何気ない会話を交わしたり、彼らの思いを聞いたりすることもあり、楽しく制作させていただきました。
この自習スペースは、ご寄付・ボランティア等、全国から寄せられた様々なご支援により運営することができています。ここで勉強に励んでいる中高生の皆には、そういった温かい思いを受けて、未来へ歩んでいってほしいです👣。
🚙僕自身も、真備の復興に貢献できるよう、残りの活動期間も任務を全うしたいと思います。
【教室でワッセワッセ】(絵:中川)
☆★最後まで御拝読頂きありがとうございました★☆彡
真備町駐在スタッフより①はこちら