旧大鐸 炭鉱 | 鶴嘴さんのブログ

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全国の旧鉱山や旧炭鉱の調査を行っております。

徳島県に続き香川県 小豆島へ、

香川県 小豆島北西部には土庄層群分布している
本層群の下部 伊善末層は亜炭を含む潟湖成だ。


そして、
小豆島 土庄地区に褐炭を採炭していた炭鉱があった。

旧土肥山 炭鉱という炭鉱もあったという事だが歴史的にも古いそうだ。

文久、江戸末期からと記載。


到着して地区を歩くと、

古い建物がある。

旧鉱業所なのか?


そして民家の敷地内に、


ひっそりと残っている。


立派な坑門。


嶋津 炭鉱と彫られた扁額も綺麗に残る。

これは御影石なのでは?


資本力を感じる。



内部も覗いてみよう、

内部もコンクリートでまかれている。

坑内水用の溝も設けられてますが坑内水は ほとんどでていない。


坑門、坑道ともに確りとした造りが見て取れる。



採炭は、
明治初年~明治15年まで盛況だったとの事。

明治15年の大地滑りで全炭鉱が廃業となり採炭を中止、

明治40年 採炭を再開、

そして、
戦時中の燃料不足で盛んに採炭されていたとの事、

昭和28年、
旧大鐸 炭鉱は閉山になったという事です。



扁額には 嶋津 炭鉱となってますが 、
石塚 寛三氏から嶋津 鉱業所 嶋津 松五郎へと経営が移り稼業していたからだと思います。


小豆島 土庄地区は その日 雨だったせいか人にはお会いできなかった。

色々と調べ更新したのだが もっと 地元の方のお話がしたかった。


少し 心残りな調査でした…



帰りに、

讃岐うどん。

やっぱり 四国のうどんは最高に美味い。

非常に暖まった。