三井 山野 鉱業所 第一坑 漆生 炭鉱 | 鶴嘴さんのブログ

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全国の旧鉱山や旧炭鉱の調査を行っております。

今回は、旧三井山野鉱業所 第一坑 漆生炭鉱の調査へ向かいます。



現地に到着、

巨大な排気坑が目にはいる。



坑口の周辺も歩く。


レトロな建物を発見、



現在 企業の倉庫になってるみたいですがこの建物は変電所。

ガイシなどが確認できる。



広範囲に歩きます、

下の市営団地に向かいます。





これも 排気坑口。

右側のコンパネで塞いでいる場所から赤水が流れ出ている。



筑豊地区独特な風景である。




最初の場所へ戻る途中、
ふと高台の方を見ると何かコンクリート遺構がチラっと見えます。

登るのにも少し高いので車を足場がわりにして
見てみます、



大きな遺構です。

内部は、



嘗て ここには 線路が通っていたという。

この巨大な遺構は 積込場だったのか?




この、
積込場から少し離れた場所に残っていた。

張り出しが積込場まで伸びていたと仮定した。





詳細、

漆生に三井の炭坑が開鑿されたのは古い、

明治39年12月、
鴨生と共に開削された。


大正10年6月、
漆生坑 廃坑。

大正元年8月、
漆生2坑 開削開始。

大正4年12月、
第4坑と改称。

これは、
山野第1坑、2坑、鴨生坑を第3坑とし、漆生2坑を第4坑す。

昭和6年1月、
第1坑とされる。

昭和13年8年には、
第1坑漆生坑となる。

昭和11年6月、
漆生杉谷坑は 開鑿。

昭和13年7月には、
第1坑杉谷坑、

昭和29年5月、
本坑改称。


昭和19年1月
第1坑葉月坑 開鑿、

昭和30年3月には、
休止。

こうして、二つの本坑、第1坑漆生坑と第1坑杉谷坑は、

昭和36年1月8日、
三井山野鉱業所 企業合理化のため分離されて、第2会社となり、

昭和37年2月1日
漆生鉱業所として発足した。


昭和48年5月22日
閉山。