(株)漆生 鉱業所 第一漆生 炭鉱 | 鶴嘴さんのブログ

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全国の旧鉱山や旧炭鉱の調査を行っております。

久々に漆生 炭鉱の排気坑が残る場所に向かうと


回りの茂みが刈り取られ全体が見えている。


坑口へも近づけます、

ブロックとコンクリートで塞がれています。

内部は、
坑口から24m付近までふさがれているようです。

回りも写真を撮ります

直径1メートルくらいの穴があいている。


周囲には、
危険防止の為でしょうか 柵が立てられている。

解体をまぬがれたのか?



排気坑の正面に目をやると、

コンクリートの基礎が坑口の方向に約50メートル程 伸びています。



基礎の中には、


直径2センチ位のワイヤーが入っています。

鉄筋のかわりだろうか?

骨材が荒いですね。





遠くからでも よく 目立つ巨体は 長年風雨にさらされたのが理由なのかひび割れがはしり、表面が剥がれ落ちている。

何だか可哀想にも思える。




詳細、

手元の坑道図、掘進施工図で詳細を確認。

左排気卸坑口ではないかと推測した。

本卸、連卸と平行して開坑されていたようだ。

しかし、
坑道図では坑口がこんなに奥に位置しないのである。

閉塞工事で、
坑口から坑道を取り壊したという話も聞いている。

坑口前のコンクリートが気になるところだ。


左排気卸、

昭和38年12月
連絡坑道開坑として許可を得る。

排気専用坑口として開削。