土地探し、HM探し、バチバチの打ち合わせ・・・
とにかく刺激的な紆余曲折を経て、9月20日!ついに完成
各社のプラン比較や過激(!?)な商談の様子は、以下の目次からどうぞ!
■web内覧会、開催中!
いやあ。
時間が経つのは早いですねえ。
ついこのあいだ記事アップしたばっかりだと思ってたら、もう1週間も経ってるじゃないですか
気力の衰えに比例し、更新頻度は落ちる一方ですが・・・
その分、みなさんのコメ欄の賑やかしで取り返したいと思います
今夜はあなたの街(ブログ)に、gmgtpが現れるかもしれませんよ・・・
と、なぜか怪談風の開幕でございますが。
時間といえば、いよいよ秋も深まってきましたねえ。
我が家のシンボルツリーであるイロハモミジちゃんも、いい感じに色づいております
なかなか紅葉にならないなあ。
と先週、植木屋さんに聞いてみたのですが、
「今年は植え替えたばかりなので、紅葉は厳しいかも」
と言われていました
でもでもでもでも!
そんなの関係なく、はじまりましたよ!今週くらいから!
はあ、赤と緑のコントラストが美しい。。。
だけでなく、謎の下草(コラ!)の黄色いお花もかわいいですねえ
うちの植栽ちゃんも絶好調!
と、いきたいところですが・・・
覚えてますか?皆さん。
うちの外構というか植栽が、大変残念なまま終わっていたことを・・・!
kt兄貴のように、我が家も植栽を外壁に投影したい!
ktさん宅
この実現に向け、我が家の外壁&植栽計画は入念に打ち合わせを重ね・・・
(参考:#82 ミニマリスト外構 +植栽)
・・・ていたハズなのですが・・・
中村住宅開発さんのアンサーはこれだ!
ドン!
Ver.1
うおーーーい!!
ぜんぜん壁に投影されてねーから!!
コラ!お前どこ照らしてんだ!
ライトの向きどころか、位置からしておかしいから!!
植木屋さんには、まったく指示が出ていなかったのが伺えます
ゴルァ!した後は、もちろんライト位置を直してもらうということに
10月半ばの入居前までには、直して貰っていました
そして、やり直してもらったVer.2の画像がこちらなのですが・・・
Ver.2
いやいや。
影の汚さよ笑
消滅するフリーザじゃないんだから。
もう、速攻電話掛けたよね。
プルルル・・・
「これ、立ち合いしてませんね?」
「いえ、植木屋さんと立ち合いのもと、ライトの位置を変えました」
「試写したんですか?影もひどいし、そもそも歩道の通行人は眩しくて迷惑な角度ですよ」
「確かに試写はしていません」
「正直、悲しいです。その程度で考えられていたと思うと」
「申し訳ありません、すぐに新しく計画し直します」
「綺麗に投影するために木を増やした方がいいなら、お金掛かってもいいんで頼みます」
そして、またやり直して頂けることになったんですが・・・
その間、通行人に眩しくて迷惑掛かるといけないので、植栽のライトは切っていました
しかし待てど暮らせど、連絡が来ず。
あまりにムカついて、もう一度電話で催促!
「植木屋からまだパースが上がってきていない」とのことでしたが・・・
いる!?パースなんかいる!?
つーかそういう問題!?
そしてさらに一週間経ち、ようやく植木屋さんと一緒に中村住宅開発さんも来てくれました。
「で、どうしますか」
「投影する位置をずらすため、ヒメシャラを1本増やしますか」
「キレイに影が出るなら増やしてもいいですよ」
「最初もヒメシャラのご提案でしたからねえ」
「ヒメシャラでいいんですか?アオダモの方が上のボリュームで影出そうだけど」
「アオダモは一本あるので、ヒメシャラの方がいいかと」
「任せます」
「ライトも目立たないように、少し岩と下草も増やします」
中村住宅開発さんに値段を聞くと、4万だって!
ふーん。
植栽は極力、増やしたくないのですが・・・
でもまあ、綺麗に影を出すためにどうしても必要ってんなら、仕方ないですね!
「そんでどの位置にします、中村住宅開発さん?」
「角度をつけすぎると今回のように影が伸び過ぎるため、正面からライトアップしましょう」
「実際にライトを照らしながら位置を決めた方がいいと思いますけど」
「いやあ・・・そうすると夜になっちゃうんで・・・」
(植木屋、めっちゃ嫌そうやんけ)
「・・・なら朝でもいいですよ。中村住宅開発さんは?」
「ではライトの角度は、私が夕暮れ時に調節しますね」
~そして1週間後、作業当日~
「おはようございまーす」
「よろしくお願いします」
「今日、中村住宅開発さん来るんですかね?」
(いや知らんて)
「さすがに来るんじゃないですかね?」
それが来ねーんだわ。
「木の位置、この辺にしますね~」
「お任せします」
「ライト、この辺にしますね~」
「お任・・・いや、もうちょっとこっちの方がいいんじゃないですか?」
「終わりました!じゃあ後は中村住宅開発さんと、ライトの角度決めてください」
(だいじょうぶかよ・・・)
結局、植木屋さんと中村住宅開発さんは、最後まで別々に作業
ライトアップの試写も無しに、木とライトの位置を決め・・・
そして夕方頃、ライトの角度を調節頂いた、現在の我が家の姿がこちらです!
Ver.3(NEW!)
・・・。
微妙。
いや、微妙じゃね?
葉や枝の影はぜんぜん投影されてないし、影も縦に伸びて潰れてるし。
そもそも位置も右にズレ過ぎでは・・・
そんで、ヒメシャラ増やしましたってんで、これで4万ですよ?
いや、別にいらねーわ!草も木もいらねーんだって!
欲しいのは綺麗な影なんだって!
わあ、新しい仲間が増えたぁ☆
名前はヒメしゃん!かぁわいい♡
じゃ、ねーわ!!
何も解決してねーんだわ!!!
ほんと一体、なんのための4万だったわけ?
むしろ要らないんだって、植栽なんか。
最低限でいきたかったんだって。
何も叶ってないばかりか、いらねー木まで植えられて4万ってどうなってんの?
いや、マジでむしろ持って帰ってほしいくらいなんだけど?
一番左が、新参のヒメシャラ。
木が増えれば景観が良くなるって?
ふざけんな、この通りたった1週間でもう禿げかけよ!
で。
この後どうしたと思う?
どうせまたgmgtpのことだから、えげつない剣幕でクレーム入れまくったんだろ。
って?
綺麗になるまでやり直しさせたんだろ。
って?
いえね、実はこの件に関しては、もう何も言ってないんですよ。
なんていうかさ。もう疲れちゃったんですよね。
私だけ一生懸命なの
これだけ言ってもダメだったし、試写しながらの作業もしてくんないし・・・
まあ、いくら中村住宅開発さんとはいえ、やったことないことや苦手なことを頼むとこうなるよ、っていう悪い事例ということで
いや、でもそういう問題ではないな。
気持ちや姿勢の問題だと思うが。
はあ。マジで持って帰ってくんねーかな、このヒメシャラ
↓↓本編↓↓
とまあ、久しぶりにバリバリの本調子ではじまった当記事なんですが
いよいよお得意の商談編に入りますが、当記事は総論という位置付け。
商談編は3本の記事で構成する予定で、次回からは値引きや、その具体的な手法についてもご紹介してゆきます!
今の私なら出来る!おもくそやってやるぜえ!!
質問するなら今だぞ!?これから建てる弱味噌どもよ!
■絶対に踏むべきステップと、これから踏むステップ
まずは商談に入る前に、以下のステップをきっちり踏めているか確認してください
①十分にHMや工務店に足を運び、たくさんの家を見たか?
(参考:#102 大手か地場か?)
②家族の要望を洗い出し、優先順位がつけられているか?
(参考:#103 性能かデザインか?)
③要望を叶えてくれそうな、パートナーの候補が絞れているか?
④その要望を設計に正しく伝えられているか。余計な制約を強いていないか?
上記のステップがまだ踏めてない人!
まだこの記事は読まなくて大丈夫ですよ
え?もう準備は万端だって?
オーケーオーケー。
ということは、今まさにあなたは理想のパートナー候補と出会い、
感動プランの提案を受けている真っ最中ですね?
いいですねー!一番楽しかった時期ですよ、私も
~参考~
ただ、いつまでも夢見心地なだけでもいけませんよね、ここまできたら。
あなたはここからたくさんの仕様を固め、見積もりを精査し、理想のパートナーとの請負契約を目指します。
そう、よく先輩方も無残に散っている、夢から醒めて現実に引き戻されるという厳しいステージが待ち受けているのです
「なんて理想のプランなんだ!概算の予算はオーバーだけど、のちのち削ればいっか」
「仮契約(*)で100万支払い!やば、キッチンもお風呂もグレードアップしたい~!」
(*・・・民法に仮契約という言葉は存在しません。契約は契約なので、100%履行する意思がある場合のみ締結しましょう)
「え?無垢床もエコカラットも見積もりに入ってないの?削るどころかどんどん金額が・・・」
「やばい、こんな金額絶対ムリ!担当さんお願い、なんとか値引きしてください」
「これ以上値引きできないって・・・キャンセルすると100万没収だって・・・どうしよう・・・」
「結局、理想の間取りもキッチンもエコカラットも諦めざるを得ない。理想の家が・・・」
嘘みたいな話ですが、上記のような先輩方は大勢います!
もちろん説明が足りないHM側も悪いし、中には意図的にやっている輩がいるのも事実です。
しかし、施主側にも問題ありますよね。
引きが悪いと、性善説では死にますよ?
家を買うって、人生最大の買い物ですよね。
それなのに、自分の貰いも確定していないのに、ウン千万も金だけ支払う契約を結ぶ奴がありますか?
契約には、常に履行責任が付きまといます。
ウン千万支払うことだけが確定し、どんな家が貰えるかは不確定という状態
怖いですね~。恐ろしいですね~。
ウン千万っていったら、人生掛けた大きな買い物だと思いますけど・・・
そんな簡単に会ったばかりの他人を信用して、人生預けてだいじょうぶですか?
どうせ裏切られんじゃないんですか~~~?
とまあ、あんまり脅かすのもアレですね・・・笑
では、結論から。
・商談のステップと現在地を、常に確認しよう!
・契約を締結するまでに、金額の大きな仕様はあらかた決めてしまおう!
■商談の3ステップ
①プランと概算見積もり(0円)
②仮契約(*)や、設計申込として、契約。(100万円ほどの支払い)
(*・・・民法に仮契約という言葉は存在しません。契約は契約なので、100%履行する意思がある場合のみ締結しましょう)
③請負契約を締結。(建築費の1割ほどの支払い)
まず商談のステップですが、上記の通りおおまかに分けて3つあります。
①のプランや概算見積もりまでは無料でやってくれるところが多いです。
しかし、それ以上の細かい打ち合わせや、詳細設計図・積算見積もりの作成などは、②の契約締結と100万円ほどの支払いを求められることが多いです。
逆に、零細の工務店だったりすると②のステップが無いケースもあります。
その後、仕様や条件の詳細を詰めて、晴れて③の請負契約というのが通常の流れ。
そこではだいたい建築費用の1割ほどの支払いが求められます。
しかし、通常は③の請負契約後も打ち合わせや色決めは続くため・・・
大して条件も詰めずに、促されるままに請負契約しちゃう子羊ちゃんも多い、と。
これが問題をややこしくしているわけです。
・今後の商談はどういう流れで進み、自分は今どこのステップにいるのか?
・本当に次のステップに進んで大丈夫か?不安な箇所や、詰め切れていない箇所はないか?
・万が一契約を破棄した場合、支払ったお金の扱いや違約金について確認は十分か?
上記の商談の流れをしっかり頭に入れ、今あなたが為すべきことを為しましょう!
■大きな仕様は決めておこう!
このように注文住宅の請負契約とは、家の仕様も金額も確定していないのに契約を締結する、ちょっと変わった商慣習です。
なので、請負契約後にキッチンや洗面台をグレードアップしたり、無垢床にしたりエコカラットを貼ったりすると、当然その分追加工事でお金が掛かります
しかし請負契約後に、それを高いの安いの言ってももう遅いですよね。
「そんな値段じゃあお宅とは家づくりしません!」なあんて言えないですよね、もう契約しちゃってるんだから
だから大事なのです。請負契約までが。
なので商談は、ここまでに全力を出し切りましょう!
・金額の大きなものは、標準仕様を確認する
標準仕様、もしくは見積もりに入っている仕様について確認しましょう
細々としたものは、別に契約後でもいいのです。
金額が大きいものとしては、外壁、屋根、サッシ、換気システム、住設(キッチン、風呂、洗面台、トイレ)、床材、壁。
例えば住設なら、そのHMの標準リストをもらう。
ショールーム巡りは自分たちで好きなだけまわれるので、キッチンやお風呂にこだわりたいなら、契約前にメーカーとグレードくらいは決めておく。
例えば、床に無垢や壁にタイルを使いたいなら、使う場所や面積くらいは決めておく。
玄関とリビングに全力投球する!とあらかじめ決めているなら、それがどういう仕上げになるか確認し見積もりに含んでもらいましょう!
タイルは単価が高いし、塗り壁や無垢床は面積も大きく、高額になりがち。
デザインにこだわりのある方は、特にこの辺は契約前に詰めておかないといけません!
じゃないと契約後、こんなハズじゃなかった・・・となりかねませんよ。
高いですからねえ、デザインに関するものはいちいち・・・
そして、住設などある程度大物の仕様が固まれば、もう契約はすぐそこです!
そしてひとつ、商談において大事な話が抜けてましたよね。
そう、値引きの話です!
どうせお前ら、これが聞きたかったんだろう!?
続く!
■web内覧会、開催中!