マレーシアにいた時に担当していたクッキングクラスで作りました。秋は、陰陽五行の「金」のエネルギーです。 
陰陽五行の木・火・土・金・水は季節に当てはめると、木は春、火は夏、土は晩夏、金は秋、水は冬です。

熱帯のマレーシアでこの秋メニューは陽性が強いのですが、

献立は、

*五目玄米ご飯

*大根おろし入りのお味噌汁

*蓮根バーガーのくず生姜ソース

*小豆カボチャ

*野菜の梅干し和え

*人参プリン、シナモン入り

の六品です。


蓮根バーガーのくず生姜ソースが人気でした。生徒さんが「子供達が好きそうだから、作ってみる」と言っていました。

人参プリンは、シナモンを加えると人参臭さが和らぎますよ。


小豆カボチャは、食べる薬とも言えるほど、身体に良い事ばかりです。マクロビオティックの代表的な料理の一つです。

腎臓疾患・貧血・糖尿病・低血糖症・めまい・すい臓疾患・胃の疾患・便秘・高コレステロール・高血圧・むくみ・冷えによいとされています。

小豆を常食するとコラーゲンが活性化され、老化現象を食い止めてくれます。利尿作用が高く、身体を温める作用もあるので、むくみ取りや冷え、高血圧が気になる方にもいいですよ。私も小豆はよく摂っています。小豆入り玄米ご飯とか、餡子にして小倉トーストにしたり。

また、カロチン(カロテン)を多く含む南瓜や昆布は、血管の中に付着した油よごれを洗い流してくれます。

四方を海に囲まれた日本は、手に入る海藻の種類も多く、和食にはよく使われていますね。海藻にはアルカリ性ミネラル、繊維質、ビタミン、ヨード、その他の有効成分が含まれています


旨み成分のグルタミン酸ナトリウムが豊富な昆布は、日本食ではだしをとるのに使われます。


昆布は、

*高血圧を防ぐ

*血中コレステロール値を下げる

*腸内をきれいにして便秘を解消する

*放射線や重金属の排泄を助ける

*がん細胞の増殖をストップさせたりかたい腫瘍をやわらかくする


いいこといっぱいです。

また、海藻特有のぬめりは傷ついた内臓をやさしく保護しますよ。


昆布以外にも、カルシウムが豊富なひじき、ビタミンが多く、造血作用もある海苔、肝機能を助けたり性ホルモンの分泌をうながす若布も毎日の食事に取り入れたいですね。


海苔は、食べる以外の使い方もあります。

Kushi Institute のレベル1の調理実習で、包丁で指を切った生徒がいました。止血の為、先生が切り傷に海苔をはりました。海苔のミネラルが、傷口を小さくしてくれます。


海苔をテープで止め、梅しょう番茶 を飲んでお手当て完了。傷口をふさぐ為に陽性の梅しょう番茶を飲むのです。私も一度だけ傷口に海苔を貼ったことがあります。少ししみますが、止血できました。もちろん、浅い切り傷です。


そのクラスメイトは、その日の晩にアルコールを飲みに出かけ、甘いものを食べ、傷口が開いてしまいました。どちらも陰性(拡散作用のある)が強いので、傷口が開いてしまったのです。 


彼女は調理実習の初日に、始まってすぐに指を切ったので気の毒でした。でも、そのお陰で学ばせてもらいました。もう12年も前の出来事ですが、良く覚えています。

ヴィーガン、グルテンフリー、マクロビオティックのお弁当です。

献立は、
*ひじき玄米ご飯
*厚揚げステーキ、ハーブ入りソース
*ピーマンともやしのカレー炒め
*浅漬け

ひじき玄米ご飯は、玄米に梅酢を混ぜ、前日のお弁当(昨日の投稿)にも入っていたひじきと切り干し大根の煮物を混ぜました。彩に枝豆を散らしています。 

厚揚げステーキは、フライパンで厚揚げ、人参、玉葱を両面焼き、醤油、てん菜糖、胡椒、オレガノなどのハーブ、水を混ぜた物を加え、片栗粉でとろみをつけました。