“自分の型”
先日、とあるグラブを紐交換でお預かりしました。
そのグラブが↓↓↓
です。
源田モデルといえば小指2本入れが当たり前になりましたが、2020年までは通常入れのこのタイプが非常に人気でした。
このいわば“旧”源田モデルの特徴は
- 捕球面がめちゃくちゃ広い
- 大きく開く
- ポケットが浅い
捕球面の面積が広い分ゴロを捕球面に当てやすいため、多少ポイントがズレてもグラブの捕球面には当てることができます。(ほかのグラブなら弾くところを捕球できる感じ)
ゴロを捌くという点においては捕りやすいグラブなのではないかなと思います。
ただ、めちゃくちゃ大きく開くので、大きすぎる、扱いにくいという意見もあります。
個人的にも好きなグラブなので1個私物として持っています↓↓↓
そのグラブの持ち主の方(バリバリの現役大学野球選手)は「自分の型」がしっかりあって、一流選手のグラブは凄いなと感心させられます。
お預かりした206型↓↓↓
先程記載した206型の特徴を具現化したようなグラブ。幾度となくこのグラブでチームを救ってきたのでしょう。。本当に素晴らしいグラブだと思います。
ちなみにこの選手の以前使っていたグラブが↓↓↓
久保田スラッガー L7S3
もうほぼ板です。206型と同じような仕上がりになっています。これが、この選手の型なのでしょう。
「自分の型」があるということは、「自分の捕球の感覚を熟知している」ということです。(意識的でも、無意識でも)
これが非常に重要で、まずは自分自身の感覚、癖を自分が知ってあげる、それをグラブ選びに反映させる。これが正しいグラブ選びだと思います。そしてそれをサポートするのが僕たちの仕事だと勝手に思っています。
「自分の型」を理解し、守備にもっと磨きをかけましょう!
<今日のグラブフォト>