こんにちは!
GSAスタッフのNanaです!
以前、アナ雪 Frozenの Let it go から使役動詞 let の学習をしました!
次は劇中の台詞から、自然な英語表現を学んでいきましょう!
今回は雪ダルマのオラフがアナに愛とは何かを説明するシーンです。
<あらすじ>
氷の呪いがアナの体力を奪っていく中、「真実の愛」だけが呪いを解くことができると聞いたアナ。
出会った当日(!)に婚約したハンス王子にキスを求めますが、実は彼は全くアナのことを愛しておらず、アナを見捨ててしまいます。
呪いがどんどん悪化して苦しむアナの元に、雪ダルマの友達のオラフが助けに来ます。
(オラフが部屋で倒れているアナを見つける。)
Olaf: Anna! Oh no.
オラフ:アナ!そんな…。
(暖炉に火をつける)
Anna: Olaf? Olaf, get away from there.
アナ:オラフ?オラフ、そこから離れて。
Olaf: Wow! So this is heat. I love it. … Ooh! But don’t touch it! … So, where’s Hans? ①What happened to your kiss?
オラフ:わぁ!これが熱か。綺麗…うわっ!でも触っちゃダメだね!…で、ハンス王子は?キスはどうなったの?
Anna: I was wrong about him. It wasn’t true love.
アナ:私は彼のことを誤解してたの。本当の愛じゃなかったの。
Olaf: But we ran all the way here.
オラフ:でも僕達ここに来るまでに頑張ったのに。
Anna: Please, Olaf, you can’t stay here. You’ll melt.
アナ:お願いオラフ、ここにいたらあなた溶けちゃう。
Olaf: I am not leaving here until we find some other act of true love to save you. ②Do you happen to have any ideas?
オラフ:離れないよ、君を救うための「真実の愛」を見つけるまで。何か心当たりはないの?
Anna: I don’t even know what love is.
アナ:私には愛が何かさえもわからないの。
Olaf: That’s okay—I do. ③Love is putting someone else’s needs before yours. Like, you know, how Kristoff brought you back here to Hans and left you forever.
オラフ:大丈夫だよ。僕が知ってる。愛とは自分より相手のためを思うことだよ。うーん、例えばクリストフが君をハンスの元へ連れてきたみたいにさ。
Anna: Kristoff loves me?
アナ:クリストフが…私のこと好き?
Olaf: Wow, ④you really don’t know anything about love, do you?
オラフ:うわぁ、君って本当に愛について知らないんだね。
Anna: Olaf, you’re melting.
アナ:オラフ、溶けてるよ!
Olaf: ⑤Some people are worth melting for.
アナ:アナのためなら溶けたって構わないさ。
うーん、おちゃらけオラフがめちゃくちゃイケメンに見えてしまうシーンですね。
それでは英語表現を振り返ってみましょう!
①What happened to ◯◯?
「◯◯はどうなったの?」「◯◯に何が起こったの?」という意味です。
おそらく一番良く使われる表現は
What happened to you?
(あなたに何が起こったの?)(どうしたの?)
子供が泥だらけになって帰ってきた時、友達が包帯を巻いてきた時、
冴えない見た目だった友達がメチャクチャ綺麗な人になっていた時など
使える場面は無限大にありますので、是非是非使ってみて下さい!
「えーーーマイコちょ〜痩せたね!!What happened to you!?」
②happen to 〜?
「たまたま〜する」「ひょっとして〜」という意味があります。
「結果が起こる可能性を期待していなかった時に使われる」とったニュアンスでしょうか!
①と同じ happen to という表現ですが、この場合 to のあとに来るのは動詞です。
I happend to see my ex-boyfriend on the street.
(道でたまたま元カレに会っちゃった。)
They happened to be in the same room.
(彼らはたまたま同じ部屋にいた。)
このシーンでオラフが Do you happen to have any ideas?と聞いたのは
「ひょっとして、何かアイディアがあったりする?」という意味があります。
Do you happen to have extra time?
(ひょっとして、時間空いてたりしない?)
Does he happen to play the violin?
(ひょっとして彼、バイオリンが演奏できたりする?)
③Love is putting someone else’s needs before yours.
直訳をすると「愛とは誰かのニーズをあなたのニーズの前に置くことだよ」
つまりは「愛とは自分のことより誰かのことを思うことだよ」となるわけですね。
オラフはこの後、「クリストフが君をハンス王子の元へ連れてきたみたいにさ」と言います。
つまりクリストフのニーズ(したいこと)はアナと一緒にいることでしたが、
彼はアナが「ハンス王子と一緒にいたい」と思っていることを知っていました。
アナを愛しているからこそ、自分の欲望よりもアナの欲望を優先させてあげたんですね。
それが愛だとオラフは言っているわけです。かっこよすぎます、オラフもクリストフも。
ちなみに最後の yours は your needs を省略した形です。
④You really don’t know anything about love, do you?
「君って愛について何も知らないんだね」という意味。
ここで説明したいのは最後の 「, do you?」の部分。
もしここを省略してしまうと、
You really don't know anything about love.
(君は愛について何も知らない)
と断言してしまうことになり、特に相手がいる場合は
「何だと?お前は私の何を知っているんだよ、失礼だな!」
と怒られかねません。
最後に , do you?と付け加えることで
「〜ですよね」と同意を求めたり念を押す、といった
やわらかい文章になるわけです。
日本語では付加疑問文という名前がついています。
複雑なのが、付加疑問は本文と連携して形が変わってしまうというところ。
本文が肯定文なら否定形を、本文が否定文なら肯定形を使います。
また、doの部分が過去形になったりbe動詞になったりもします。
例を見ながら練習してみましょう。
You are a soccer player, aren't you?
(あなたはサッカー選手ですよね。)
本文が are を使った肯定文なので、後ろには are の否定疑問がつきます。
She won't come tomorrow, will she?
(彼女は明日来ませんよね。)
本文がwillの否定形 won't で構成されていますので、付加疑問は肯定形の willが使われます。
It is a nice weather today, isn't it?
(今日はいい天気ですね。)
主語が It になれば付加疑問の主語もそれに連動します。
本文は is を使った肯定文なので、付加疑問は否定形の isn't が使われています。
ややこしいですね。
少し慣れが必要なこの表現ですが、繰り返し聞いたり話たりすることで慣れていきますよ。
⑤Some people are worth melting for.
直訳は「ある人達は溶けるほどの価値があるんだよ。」
主語を some people にすることで一般化されていますが、
これはつまりアナのことです。
「アナは溶けるほど価値がある人なんだよ」
↓
「アナのためなら溶けたって構わないよ」となるわけです。
「君が大切だから溶けることは気にしないよ(ドヤッ)」と直球で表現するのではなく、
遠回しな言い回しで親愛を伝えるのは、日本人もお得意な表現ですよね。
夏目漱石の「月が綺麗ですね」に似たものを感じます。
いかがでしたか?
映画の台詞から英語表現を学ぶと、ナチュラルな生きた英語を学べるのでとてもオススメです!
特に子供向けアニメーション映画は
ストーリーも表情もわかりやすいし、英語も簡単だし
気軽に英語を学べますね。
それではまた!
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