ブラボー (Bravo)
ブラヴォー - 賞賛の意を込めて発せられる感嘆詞。
ブラボー - ジェイアール東日本フードビジネス(ジェフビー)が展開するイタリアンレストラン&カフェ。
ブラボー (パチンコ) - 1981年に平和が開発したパチンコ機の名称。
ブラボー (バンド) - 1980年代末から1990年代にかけて活躍していた日本のロックバンド。
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と・・ウィキペディアには表記されていますが
ここではもちろん?
一番上の意味
というのは、10年くらい前
になりますか・・
イギリスへ旅行に行き
何本かミュージカルを鑑賞致しました。
英語がわからないなりにも
ミュージカル曲の旋律と迫力には
有無をいわさず感動させる魅力がありまして
幕が降りると共に
現地の観客と一緒に思わず立ち上がってしまいました
そしてお決まりのコール
「Bravo !!」
あの海外の映画なんかでみる
あの世にもドラマティックな
拍手喝采の状況
そうか!やっぱり本場は
ブラボー!!と叫ぶのか!
と妙なところで感動し、続けて私も・・・
と思ったのですが
なぜか声がでてこない
なんか・・なんか恥ずかしい
というか照れくさい
見るとまわりの日本人
同じツァーの人?も同じように
立ち上がったものの・・拍手のみ
叫びたいけれど叫べない!
もどかしい日本人達
結局羞恥心の壁を越えられず
その日は一言も発することなく終演
次の日も・・
その次の日も
喉まででかかった
「Bravo !」
は、つんのめった状態で立ち消え・・
悲しいかな?
日本人・・
ツァー最終日
今夜こそ!
ブラボー
を叫んだみせる!
そう意気込んで望んだミュージカル
もはやミュージカル鑑賞なのか?
なんなのか・・目的を逸脱した状況
主人公が死に・・
ミュージカルのお約束
死んだ人々がよみがえって
主題曲を大熱唱!!という
最大の見せ場
よし!今日こそ一番に立ち上がり
お腹から叫んでみせる!!
・・・しかし
隣の恰幅のいいイギリス紳士が先に
立ち上がり一番のりに
「Bravo !」
しまった先を越された!?
しかし、このまま何も叫ばずに帰るわけにはいかない
片道12時間
ツァー代金20万
遠路はるばる出向いたロンドンで
ブラボー を叫ばず何しにきたのか?
勇気を振り絞って・・
「ぶ・・ぶらぼ~っ」
情けないくらい小さい叫び声・・・
しかし私の姿をみた
同じくツァーの日本人達も
「ぶらぼー」
「ぶらぼー」
なぜか全員下を向いて
自分が叫んでる事を悟られないように
小さく・・・大喝采!
なんという奥ゆかしい日本人?
しかし・・・考えるに
ブラヴォー - 賞賛の意を込めて発せられる感嘆詞
称えるために・・感動を伝えるために
思わず発した言葉でなくては
ならなかったのではないか?
伝えようとする気持ち・・
伝えたい・・という衝動
それらが言語を発する為に
必要な情熱だったのではないか?
と・・・
10年たった今
改めて・・・反省