こんにちは
愛知県大府市のメガネ屋・GLASS JOY 02(グラスジョイオオブ)の中村です。
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このブログでは、あなたのお役に立てる目やメガネの情報をお送りしています。
時々関係ないこともお話しますが、よろしければお付き合い下さいm(__)m
※当店の「理念」について書いています。はじめましての方はその思いに触れていただけると嬉しいです。
先日、5才のお子さんがメガネを作りに来てくれました。
これくらいの年令のお子さんだと、視力の成長を促進させる「弱視治療」を目的とした遠視矯正のメガネが多い傾向。
お持ちの処方せんを拝見すると確かに遠視です。
しかし度数は決して強くありません。
恐らくこれくらいの度数であれば、視力は極端に悪くないはず。
ではなぜメガネを作る必要があるのでしょう?
続けて処方せんを見ると「乱視」の度数が指示されています。
恐らくはこの点を重視したメガネなのだと思います。
なぜ視力が悪くないのに乱視を矯正しないといけないのか?
詳しくは乱視の説明の記事に譲りますが、まず簡単に乱視について説明します。
ザックリ言うと、乱視はピントの加減が部分的にズレている状態。
例えば縦線はピントが合いやすいけど、横線は合っていない。
あるいはその逆で横線は合いやすいけど、縦線は合わない(斜めの線の場合もあります)。
具体的には、横線が合っていない場合は平仮名の「て」を「く」と。
縦線が合っていない場合は平仮名の「に」を「こ」と誤読しがちになるのが乱視の見え方です。
でも視力がさほど悪くないなら特に困ることもないのではないでしょうか?
そうではないのです。
一般的に視力の発達する期間は8~9才くらいまでとされ、それ以降は弱視治療(のメガネ)をしても視力の発達はしづらいと言われます。
幼児期に乱視が矯正されていないということは、部分的にピントがズレたまま視力が完成してしまうということ。
つまり今後矯正できない乱視(上のような見え方)をずっと残したまま過ごしていかなければいけないのです。
成長期にしっかり矯正し、視力を成長させてあげれば、今後乱視が進んだとしても再度矯正し直せばきちんと視力は得られます。
しかし矯正をし損なうとそれが叶いません。
眼鏡学校時代、恐らくはその影響であろう視力が低めの同級生がいました(自己申告ですが)。
どれだけメガネの度数を合わせても、最高の視力が0.8~0.9くらいにとどまってしまいます。
メガネの仕事をしていくということもあったのでしょうが、しっかりした見え方を体験できないことを少し悔いているようでした。
「視力はさほど悪くない」と聞くと中には「ならメガネを掛けさせなくても…」と思われるかもしれません。
しかしこの時期だからこそ、乱視の矯正は大切になります。
今回のお子さんも乱視の矯正をしっかりして、綺麗に見える視界で大人へと成長してもらえると嬉しいです😊
それでは今日はこのあたりで。
お読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
GLASS JOY 02
中村響
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