第784号/「相手を先に気にかける」側で。 | 自分の信念がすべての現実を引き寄せる法則〜一日ひとつ気づきで、年間365回の成長方程式が生まれる

自分の信念がすべての現実を引き寄せる法則〜一日ひとつ気づきで、年間365回の成長方程式が生まれる

出逢ってきた魅力的な方々から、日常の事象まで様々な気づきの視点をお送りして、ここで出逢った方々の人生に「何か一歩踏み出す変化のきっかけ」になるヒントを。クリエイティブディレクターの気づきの視点。

まず人に与えるということ。
愛情でも何でも常に先に与える人でありたい、と
いつも思います。

というのは、
縁があって自分の周囲にいてくれる人たちを
「常に気にかける」ということを、
意識しているのですが、
(そのわりにはできていない!(涙))

相手を気にかけることも、
「相手から気にかけられる」側でいるよりも、
「相手を先に気にかける」側でいたいなぁ、と。



私の武道の師は、
いきなり電話をくれます。

最初私が緊張して
「押忍。ど、ど、どうされましたか?」というと、

「どうしてるかなぁと思ってかけたんだよ。
世の中にそれより重要な用なんてないだろうよ」と。

本当にそうだよなぁと思いながら、
その心遣いに、
しばらく胸に沁みました。


人は、誰かに
「気にかけられる」幸せを知ることで、
「自分も気にかける」幸せに気づき、
それが
自分も誰かのために、と
つながっていくんだと思います。

だから
人にたくさんあたえることができる人は、
多くの人に
それだけいただいているからこそ、
そのありがたさを知っている人ともいえますね。


人生という限られた一瞬の時間の中で、
多くの人と出逢い、
偶然のきっかけだと思っていたものが、
長い目で見ると、
たいていが必然であったりします。

その人生の中での
目に見えない宝物に気づくとき、
人は出逢いの意味を心に刻み、
縁あって出逢った方々に対する
「気にかけること」に、
より魂が込められるのだと。


「人に気にかけられる幸せ」を知っている人は、
「人を気にかける幸せ」を知っている人。

愛をたくさんもらっている人は、
愛もたくさん与えることができる人。


私の大切な友人のひとりに、
常に自分のことを後回しにして、
自分以外の人のために
生きることができる人がいて、
しかも悲壮感を漂わせるどころか、
当たり前のように
さりげなくできる魅力あふれる人なので、
私だけでなく
多くの人から必要とされ、
愛されています。

そういう人は、
やはり人としても魅力がハンパでなく、
オーラもすごいので、
結果的に人だけでなく、素敵なことも
たくさん引き寄せられてくるんですね。

その友人の愛あふれる真摯な生き方から、
打算なんかまったくなしに
何でも常に先に与えることの意味を
いつも教えていただいています。


なかなかできることではないからこそ、
そんな風になりたいなぁと。



たった一度の人生だから、
自分という最大の資産を
さらに価値あるものにする為に、
自分自身に魂をふきこみ、
たった一度の人生だから、
毎日の当たり前ではない幸せに気づける人生を。

今日という日が、
どんな喜怒哀楽にかかわらず、
「あの日があったから、今の自分があるんだ」
と思えるような
自分の人生の記念日になる1日になりますように。