第783号/行間に込められた 目に見えない部分を読み取る。 | 自分の信念がすべての現実を引き寄せる法則〜一日ひとつ気づきで、年間365回の成長方程式が生まれる

自分の信念がすべての現実を引き寄せる法則〜一日ひとつ気づきで、年間365回の成長方程式が生まれる

出逢ってきた魅力的な方々から、日常の事象まで様々な気づきの視点をお送りして、ここで出逢った方々の人生に「何か一歩踏み出す変化のきっかけ」になるヒントを。クリエイティブディレクターの気づきの視点。

以前、自分の体験を綴った
自伝、評伝的な本は、
それだけですでに億単位に近い価値がある、
と書きました。

自分の人生が一回しかない中で、
ほかの人の人生を体験することは、
基本的にできないのですが、
疑似体験できるという意味では、
貴重なことなんですね。


先日、
元アナウンサーで現在は、
弁護士になった菊間千乃さんが書かれた
「私が弁護士になるまで」を読み、
この想いを強くしました。

菊間さんは、アナウンサー時代、
入社以来バレーボールの取材をされていて、
オリンピックずっと取材されてきて、
4年に一回のオリンピックにかける
バレー日本女子の
当時のアテネオリンピックへの切符を
手にした瞬間を
その場で目にして感動しながらも、

「同時に私はこの4年間
いったい何をやっていたのだろうと
自問自答する自分自身がいた。
中略)」

「結局あれからの4年間も
私は何もしないできてしまったのかもしれない。

4年ごとに凄まじい努力に裏打ちされた感動を
与えてくれる選手の成長を直近で見ながら、
果たして自分は成長したのだろうか、
次の4年でどう「成長」するのだろうか、と考えた」

(本文より抜粋)

そんな言葉が書かれています。


この言葉は、
決して菊間さんだけの言葉ではなく、
私も含めて、
きっと誰もがそんな疑問を想いながら、
生きていることでしょう。

私もずっと昔から
「常に変化成長していきたい」と
心では強く思いながらも、
それが実際に行動にうつせなくて、
ストレスを感じている自分がいました。

変化を望んでいながら、
また同時に変化することも恐れているという、
矛盾するようですが、
そんな自分に制限をかけていることが、
たくさんあるんですね。


冒頭の話にもどりますが、
そんなとき、
人の体験を綴った
自伝、評伝的な本は、
非常に参考になります。

「あの人もこんな風に悩んでいたんだ」

「こんな弱い部分があったんだ」

「こんな考え方してたなんて」


そんな著者の切実な言葉が
記録されている自伝、
特に言葉と言葉の間にある、
行間に込められた
目に見えない部分を読み取ることは、
自分の感性のアンテナを高く、
鋭くしてくれるまさに宝。


多くのことを経験し、
そこから何かを気づける人が、
人間として深みがあるように、
そういった経験こそが、
自分を高めてくれるのでしょう。

人は常に進化していくから生きていける。
課題にぶつかったら、
常に成長していける人でありたいですね。


たった一度の人生だから、
自分という最大の資産を
さらに価値あるものにする為に、
自分自身に魂をふきこみ、
たった一度の人生だから、
毎日の当たり前ではない幸せに気づける人生を。

今日という日が、
どんな喜怒哀楽にかかわらず、
「あの日があったから、今の自分があるんだ」
と思えるような
自分の人生の記念日になる1日になりますように。