(前日に続く)
「薫香と 蓮の香 朝の御堂より」
<松波 はちす>
「白う咲きて 昨日けふなき 蓮の花」
<渡辺 水巴>
そこは、四国霊場第46番札所浄瑠璃寺の「弁天池」。
▼先代住職が東奔西走して蓮の根を集め、育成した蓮の花が
いま見ごろ。
入口に立てられた説明版によれば、
その種十八。
花色は白・爪紅(つまべに)・紅・斑など六種ばかり。
▼花形は大型・普通・小型。
咲き方は、一重・八重・半八重などとある。
早朝に咲き始め、昼には閉じてしまうというこの花。
白装束姿のお遍路やカメラ片手の鑑賞客も忙しなげに池を巡
る。
▼かと思うと、蓮の芳香に惹かれてか糸トンボなども群れ飛
ぶ。
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」と云われるように、泥か
ら生えて気高く凛とした姿。
4日目に花を散らせる儚さが哀れを誘う。
今日の歩行数 3,523 歩。キロ数にして約 2.3 。