僕が在宅生活を始めて5年間は ほとんど他の人と接触がありませんでした
 

接触があったのはヘルパーさんだけ
 

家が大好きで 外出をしたことがないのです
 

ネットを見ることもありませんでした

 
だから呼吸器については 
全員の人が普通につけるものだと思っていました

何とも素直な考え!
妻もそう思っていました

 
つまり 目が悪くなれば 普通にメガネを掛ける感覚と同じでした

 
しかしその後 初めて利用した訪問看護師さんから
呼吸器をつけない人が多いことを聞いてビックリしました

 
そして初めて延命という言葉を知ったのです

そこでまた驚きました

 
延命?何それ?
僕は生活をするために呼吸器をつけると決めていたので
延命などと難しい言葉で 物事を難しくするなよ!と思いました

 
実は1990年にALS患者の人工呼吸器装着は
人工呼吸療法として医療保険適用になったのです

つまり延命ではなく治療の一環なのです

 
しかしこういう事を知らない人が
人工呼吸器=延命
と思い込まれているようです

 
延命ではなく治療なのです

 
治療だからこそ僕は 人工呼吸器をつけて復活が出来たのです

 
もっと詳しく言うと 僕の生活に合わせて人工呼吸器を設定(処方)してもらい
 僕に合った人工呼吸療法(3通りの処方(3通りの呼吸)をしてもらった)から復活が出来たのです

 
実は人工呼吸器の設定は処方箋と同じです

これは呼吸器をつけた時に教えてもらいました

 
そんな訳で1日の生活の場面に合わせて 呼吸を変えたのですが
設定開始からピッタリ合うまで 期間は3ヶ月掛かりました

  
しかしそのおかげで どんな場面でも
どんな状態の時でも
とても快適に過ごせるようになったのです

 
僕の呼吸器は外見は同じでも中身が違います


 
なんか質問からずいぶん外れた話しまで書いてしまいましたが
無視される事が多い呼吸器の設定について
設定は処方箋と同じだということを書けて良かったです
 


 

 

 


 

 

 

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