僕はこれを読んだとき気持ちが高ぶりました。
興奮しました!
理由は、ある論文の解説を読んだからです。
「ALSでは病状の進行停止や改善が起こりうる!」
僕は長い間「どうして僕のALSは進行が止まったのだろう?」と、独りで思っていました。
何も治療しなくても、
一切薬は使用しなくても僕のALSは進行が止まったのです。
しかし、それが分かりました。
「ALSでは病状の進行停止や改善が起こりうる!」
考えてみれば、そうですよね!
いつの間にかALSを発病したんだから、
いつの間にか病状の進行停止や改善が起こっても不思議ではない。
今も医学では、人間の体は謎ばかりですから。
「ALSでは病状の進行停止や改善が起こりうる!」
これは、医学書に付け加えべき、極めて重要なデーターだと思いました。
下畑先生の許可を頂きましたので紹介します。
https://blog.goo.ne.jp/pkcdelta/e/ca04ee3d537b58c4e3c8b183ee3f4752
以下、本文の最初の部分を抜粋。
「近年,ALSでは,症例によって進行の程度が多様であることが知られるようになった(文献1・左図).しかし病状の進行停止や改善が起こりうることは,報告はあるものの必ずしも認識されていない.むしろ,一般的に進行停止や改善は起こりえないものと考えられており,臨床試験において,それらが認められた場合には治療介入の効果があったと判断される.今回,ALS に対する大規模臨床試験データベースPRO-ACT(Pooled Resource Open-Access ALS Clinical Trials)の解析の結果,ALSでは自然経過で,病状の進行停止や改善が起こりうることが報告され,臨床的に重要と考えられたので紹介したい」
臨床試験において,短い観察期間においてこれらが認められても,即,治療介入による効果と判断することは危険であると言えよう.
本文から抜粋しましたが、
これは、患者・家族に希望を与える新事実です。
実は、僕のALSも13年前から進行が止まっています。
ALSを発症して24年目ですが 大学病院の医師も「止まっている」と。
というより改善しています。
例えば 呼吸が楽になり 今では1時間以上呼吸器を外せます。
また飲み込みも改善して ミキサー食からキザミ食に変わりました。
初めての方のために、2枚の僕の写真を見比べてください。
もう長くは生きられないと思われていた頃です(2005/06/30)
その後、間もなくして呼吸器装着。
そして10年後、(2015/07/30)ご覧のように「ふざけた奴」になりました。
10年経っても、進行していないことが分かると思います。
もしかしたら「ALSに支配されない気持ちと生活環境」が、進行停止や改善に繋がるかも知れませんね!
いや、きっとそうだと考えています。
よく読まれている記事
―――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
このブログに登場するPAとは?
PAとは::パーソナルアシスタントOrプライベートアシスタントの略です。
どんな人なのかというと、一般的にヘルパーと呼ぶヘルパーさんよりも、さらに僕のことを知って、僕だけの「オーダーメイドの生活支援」をキッチリ出来るプロフェッショナルです。
そしてケアも含めて生活全般を進化させる人です。
つまり、僕の24時間の生活全てを知って、そのすべてをアシスト出来る人です。
例えば、身の回りのお世話はもちろんのことで、喋れない僕と会話をして、生活全般にわたる援助や外出時における移動中の介護を総合的に行い、常に僕の手足となって動いてくれます。