まだだ、まだおわらんよ・・・ -489ページ目

OVER DRIVE

 

昨年末代々木公園で見たばかりのこれ

 

の色違いがスクリーンを所狭しと疾走、

これは燃えない筈がないといいますか、

 

一時ラリー雑誌もいろいろ買いあさったり、

 

プラモもガンプラではなくこっち方面ばかりでした。

 

過去に自動車競技を題材にした映画を観た感想といえば、

F1、GT、ツーリングカー、8耐・・・これらを鈴鹿などでナマで観戦してしまうと、

どうしても“ホンモノに勝るものなし”となっていました。

 

スポーツって筋書きの無いドラマとはよくいったもので、

特にモータースポーツに関しては映画はテレビ中継にも及ばないというか、

 

何年か前にラッシュという70年代のF1を題材にした映画があって、

あれはラウダとハントの有名な逸話を題材にした実話だったので唯一楽しめたくらいでした。

 

日本のコミックでは古くはサーキットの狼から湾岸ミッドナイト、頭文字Dなどは

好きなんですけど、

公道での走り屋推奨映画というのも今のご時世には合わないでしょうし、

アニメならばともかく実写でやるとなるとなおさらね。

 

そういう意味ではスポーツとして法令遵守のもとに大手を振って公道を疾走できる、

今回のラリーという題材のチョイスは絶妙だと思いました。

 

ターマックにグラベル、路面状況や天候に左右されるラリーは

モータースポーツに馴染みの無い人が観ても視覚的に変化に富んでいて

 

登場するマシンも

街で見かけるクローズドボディの見慣れた市販車がベース、

滅多にお目にかかれない超高級スポーツカーではなく、

ヤリス=ヴィッツにシトロエンにミニにワーゲン、

ベース車輌はスーパーマーケットやコンビニのパーキングで普通に見かけるシルエットで

解りやすいと思いますし。

 

また、実際まる3日かけて開催されるラリーはルマンやニュルといった24時間耐久よりも長丁場

かつて観たテレビ中継でもほぼダイジェストだった記憶があります。

 

リエゾンなどはすっぱりカットされ、見せ場であるSSで構成、

なので殆どこの映画と同じになっていた記憶があります、

そういう意味でもすごく臨場感を味わえて楽しめました。

 

 

 

個人的評価・・・4 ☆☆☆☆★

主人公の私生活部分や最終戦の大逆転など、

現実離れしたアレンジはあるものの、

 

そこは映画、現実的な展開の羅列だけでは逆につまらない。

 

これまで知っているジャンルだと、こうならないだろうってシーンが出てくると、

萎えたりすることがあったのですが、

 

リアルの中にここ一番だけちょっと“必殺ブロー”や“消える魔球的”なものを入れた手法、

今回はよかったと思います。

 

また、冒頭、

後にそれぞれチーフメカニックとエースドライバーになる兄弟が子ども時代に

チャリンコでダウンヒルするシーンから始まるんですけど。

 

昔からF1やラリーで北欧出身の選手が強いのは

幼少期からグリップのきかない降雪地帯を自転車で走り回ることで

荷重移動でのマシンコントロールを肌身に刻みつけているから

という話をよく聞いていたので、

導入部分から没入してしまいました。

 

また、今回SEIKOカップという架空の国内シリーズを転戦していくのですが、

北海道や嬬恋といった実際に行われるコース以外に、

東京お台場や飛騨の世界遺産の中をぶっ飛ばすシーンは

現実にはほぼ不可能な光景の再現なので特に楽しめました。

 

お台場でやったら絶対にナマで観戦にいきます!

白川郷は・・・突っ込んだら洒落にならないのでこっちはやめたほうがいいかな・・・

 

まあでも、本場ではモンテカルロやらアクロポリスとかでも走ってるので、

日本で文化としてのモータースポーツがもっと定着していたならば可能なんだろうなとも、

思いました。

 

他にも劇中、マスコミや世間の注目度や、ドライバーの私生活の華やかな描写も、

欧州並みの地位を得た後の設定なんだろうなという部分も垣間見え、

そこは希望的観測描写でした。

 

 

とにかく真剣佑をはじめキャストがいちいちカッコイイんですよ。

またスポ根的な熱い展開の映画も久々のような気がします。

 

若者のクルマ離れが囁かれて久しい昨今、

 

現実の道路事情といえばマナーの悪い冴えないオジサンたちイメージだからいけないんでしょうな・・・

 

イケメン君たちが縦横無尽にクルマを操って活躍する

こういうカッコイイ自動車の映画がどんどん出てくれば、

もっとクルマ買って乗ってみたいって思うんじゃないかなとも思いました。