宿毛市で16・4度!
県内5月並みの朝 物部河畔でツクシむっくり
南海上に停滞する前線に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、15日の高知県地方はぬっくーい朝となった。
高知地方気象台によると、同日朝の最低気温は土佐清水市で17・8度、宿毛市で16・4度、高知市で10・3度など、県内15カ所の観測地点のうち9カ所で10度以上を記録。4月中旬から5月下旬並みの気温となった。
もういいかい? もういいよー。
【写真説明】「ふわぁっ、もう春?」。
ぬくい空気の中に、ぐっと背をのばすツクシ(南国市物部川の土手)
南国市物部の物部川の土手では、やわらかな日差しに誘われて、目覚めたばかりのツクシたちが頭をむっくり持ち上げた。うーん、と背をいっぱい伸ばして、ふわぁっ、と大きくあくびしているよう。
同気象台によると、梅雨に似た気圧配置になっているという。天気の方は崩れ気味で、15日夕から16日にかけて雨模様になりそう。
暖かさの方は数日続き、週末には平年並みに戻る見込み。
今日の一曲
THE HIGH LLAMAS / Hot Revivalist
- The High Llamas
- Hawaii 1997
NPO砂浜美術館がオーライ!ニッポン大賞受賞
2006年02月11日 高知新聞 朝刊ヘッドラインより
NPO砂浜美術館が受賞 オーライ!ニッポン大賞
幡多郡大方町のNPO砂浜美術館(安光平理事長)が、都市と農山漁村との優れた交流事例を表彰する「第3回オーライ! ニッポン大賞」を受賞した。グランプリに次ぐ賞で、Tシャツアート展など多くのイベントを通じて交流人口拡大を図っていることなどが評価された。オーライ! ニッポン会議(代表=養老孟司・東大名誉教授)や農林水産省などの主催。
同美術館は平成元年、入野海岸を一つの美術館に見立て、「私たちの町には美術館がありません。美しい砂浜が美術館です」というコンセプトの下にスタート。Tシャツアート展や漂流物展、潮風のキルト展など多彩なイベントを開催し、年間約3万人の観光客を呼び込んでいる。
【写真説明】都市部とのユニークな交流が評価されたNPO砂浜美術館のスタッフら(大方町浮鞭)
同大賞には全国から約140点が応募。グランプリ(内閣総理大臣賞)1点、同大賞5点、審査委員会長賞6点などが選ばれた。第1回表彰では大月町のNPO法人「黒潮実感センター」が審査委員会長賞を受けているが、大賞受賞は県内で初めて。
同美術館の活動について、審査委員らは「砂浜の見方を変え、発想を豊かにすることで価値をつくり上げる活動は、多数の交流人口をもたらし地域が元気になる」と評価した。
同美術館事務局は「こういう賞をもらうと、ほかの受賞地域と交流が生まれ情報交換などでいい勉強になる。今後は観光客らと地域住民とのより深い交流につなげていきたい」と喜んでいる。
表彰式は22日、東京都内で行われる。
今日の一曲
yes.mama ok? / 砂のプリン
- yes.mama ok?
- 砂のプリン 1996
宿毛市「焼酎特区」に
2006年02月10日 高知新聞 朝刊ヘッドラインより
宿毛市「焼酎特区」に 政府が乙類免許要件を緩和
政府の構造改革特区推進室は9日、宿毛市などが提案していた焼酎乙類の免許要件緩和など15項目(うち13項目は全国展開)の特区提案について実施を決めた。同日の自民党内閣部会で了承された。15日の構造改革特区推進本部(本部長・小泉純一郎首相)で正式決定する。
昨年11月に応募があった提案255項目について各省庁と調整。89項目は現行制度で対応可能だった。認められた15項目は、富山県が提案していた高齢者向けの小規模介護施設で障害児を受け入れられるようにする特区など。
焼酎乙類の免許要件緩和は、宿毛市や長崎県新上五島町などが提案していた。焼酎製造は製造所ごとに税務署が免許を与える仕組みだが、現行では需給調整のため、「コメ、麦、サツマイモ、そば」を主原料とする焼酎の新規免許取得は認められていない。
宿毛市では市民グループが「宿毛産芋焼酎を開発しよう」と昨年から、休耕地などでサツマイモを栽培。鹿児島、愛媛両県の酒造会社で製造している。さらに、「地元で製造したい」との市民グループの要望を受け、同市は昨年11月、焼酎製造免許許可の要件緩和を国に提案していた。
漂着ごみ対策(長崎県ほか提案)など14項目は引き続き検討する。ディスコ運営会社が提案していたディスコの深夜営業特区は認められなかった。
今日の一曲
THE BEACH BOYS / God Only Knows
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- ザ・ビーチ・ボーイズ
- ペット・サウンズ 1966
大月町 小学校統合を行革委が答申
2006年02月10日 高知新聞 朝刊ヘッドラインより
大月町 10小学校1校に統合を 行革委が答申
幡多郡大月町の行政改革推進委員会(田中一利会長)はこのほど、町行革大綱策定に関する答申書を柴岡邦男町長に提出。町内の10小学校を21年度に1校に、5保育所を22年度に1施設にそれぞれ統合することなどを提言した。
昨年8月、柴岡町長が各種事務事業の再編・整理などを諮問。住民や町議15人で組織する同委員会は、24回の会合を重ねて答申をまとめた。
小学校統合は、10校のうち9校に複式学級があり、6校が児童数20人未満であることなどから、1校に統合し大月中学校周辺に統合小学校を新築▽給食棟は大月中に併設し共同活用▽学校給食業務は民間委託―などを盛り込んだ。
保育所については、5保育所のうち3保育所が3年後に園児が5人未満となる見込みなどから、「通園バスを運行させる中で、1保育所に統合することが望ましい」とした。段階的な措置として、18年度に二ツ石保育所を弘見保育所に統合▽19年度に柏島、中央保育所を統合―と明記した。
町職員の定員適正化は「国を大幅に上回る数値目標を設定して計画的に適正化すべきだ」とし、具体的な削減数を挙げている。職員給与の適正化についても、特殊勤務手当の廃止などを求めた。赤字が指摘されている病院事業は継続課題とした。
柴岡町長は「大月町が存続していくためにどうしても必要なものとして厳粛に受け止める」と話している。
今日の一曲
THE CURE / Boys Don't Cry
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- The Cure
- Boys Don't Cry 1980
県支援のカツオ船完成
2006年02月04日 高知新聞 朝刊ヘッドラインより
県支援のカツオ船完成 清水港からあす初出漁
県の新しい支援制度を活用したカツオ一本釣り漁船の第一号が、このほど完成した。5日に20人が乗り組み、船籍港である土佐清水市の清水港から初出漁する。
【写真説明】カツオ一本釣り船「第26新生丸」(土佐清水市の清水港)
新船は、県が17年度に新設した融資保証と利子補給の支援制度を利用し、同市の松下新生丸漁業(松下功社長)が昭和56年建造の「第二十六新生丸」を更新。119トン型の鉄船で、静岡市の造船所に発注して1月上旬に完成した。建造費用は約5億円。
船体は前面下部にある大型の球状船首が特徴で、最高速度は12ノットから15ノットに向上した。松下社長は「1隻当たりの年間水揚げ額は最低でも3億5000万円を目指す。カツオ一本釣りの灯を消さないよう頑張っていきたい」と話している。
24隻にまで減った県内のカツオ一本釣り漁船は、耐用限度とされる20年を過ぎたものが8割を占める。久保田寿一・県海洋局長は「18年度も支援制度を継続して、新生丸に続く老朽船更新の動きに期待したい」としている。
今日の一曲
THE WATERBOYS / Fisherman's Blues
- ウォーターボーイズ
- フィッシャーマンズ・ブルース 1989
宿毛市のマシュール 防災ベスト全国販売へ
2006年02月03日 高知新聞 朝刊ヘッドラインより
宿毛市のマシュール 防災ベスト全国販売へ
よさこい衣装などを企画製造販売しているマシュール(宿毛市小深浦、山中英作社長)はこのほど、防災の専門家と共同で、ポケット16個に非常食、携帯用トイレなどの防災グッズを収納した「防災用ベスト」を開発した。今春から全国発売する予定。
危機管理アドバイザーの国崎信江さん(横浜市)が企画し、同社がデザインと製造を担当。ベストの前面に10個、内側に4個、背中側に2個のポケットがあり、非常食、水、居場所を知らせる笛、携帯用トイレ、マスクなど12種類の防災グッズが販売時からセットで付いている。容量に余裕を持たせ、下着や防災マップなど必要な持ち出し品も入れられる。
「着用できるため、必要な物を手軽に持ち運べ、取り出しも簡単。両手が空くのも安全上のメリットになる」と同社。
大人用は青色でMとフリーサイズ、子ども用が緑色とピンクの2種類でそれぞれSとMの2サイズ。素材は子ども用がナイロン、大人用は引き裂きや摩擦に強いオックスナイロンを使用している。
価格は大人用が1万8000円、子ども用が1万6000円ほどになる見通し。今春に東京の防災グッズ販売会社を通して全国発売するとともに、マシュールでもホームページ(http://www.mashur.com
)や県内の防災グッズ取扱店などを通じて販売したいとしている。
今日の一曲
KID LOCO / Horsetown in Vain
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- Kid Loco
- Kill Your Darlings
2001
宿毛市松田川オシドリ越冬中
2006年01月31日 高知新聞 夕刊ヘッドラインより
オシドリ寄り添い越冬中 宿毛市の松田川
宿毛市の松田川で、オシドリの群れが越冬中だ。オレンジ色の鮮やかなイチョウ羽を持つ雄と、灰褐色の地味めの雌が、山陰の水面でひっそり寄り添っている。
カモ科のオシドリは全国各地で見られるが、四国は専ら越冬地。幡多地域でも四万十川や中筋川などで毎年、数多くの群れが冬を越す。
【写真説明】静かに冬を越すオシドリの群れ(宿毛市の松田川)
松田川の中流でも、数十羽のオシドリが昨年11月末までに飛来。マガモが日なたで悠々と水遊びに興じる一方で、警戒心の強いオシドリは岸辺の木陰でじっとしていることも多い。雪が降りそうな寒い日でも、不思議と日陰ばかりを泳ぐ。
つがいが離れることなく寄り添う姿から、「愛(お)し」が語源だとされるが、実は毎年相手を替えるという。
松田川では、まだ意中の相手と巡り合っていないのか時折、水面にくちばしを付けては急に起き上がる求愛行動を取る雄も。すっかり春めく3月ごろには、仲むつまじい“おしどり夫婦”になって旅立っていく。
今日の一曲
PAUL MCCARTNEY & WINGS / My Love
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- Paul McCartney & Wings
- Red Rose Speedway 1975
探査船ちきゅう四国沖へ
2006年01月31日 高知新聞 朝刊ヘッドラインより
探査船ちきゅう四国沖へ 「高知の若い世代に期待」
独立行政法人「海洋研究開発機構」の地球深部探査船「ちきゅう」(約57,000トン)が30日、宿毛市の宿毛湾港池島岸壁を離岸。自動船位保持システムの試験などを行うため、四国沖へ出航した。
【写真説明】離岸する「ちきゅう」を見送る市民ら(宿毛湾港池島岸壁)
「ちきゅう」は昨年12月21日から宿毛湾で操作訓練などを実施した。1月14、15日には高知新港で一般公開した後、20日から池島岸壁に接岸。統合国際深海掘削計画に参加する各国研究者による事務レベル協議も行われた。
接岸中は一般公開のほか、宿毛市周辺の小中高校生約1200人(全30校)を対象に船上授業を開催。高知大や東北大の大学生・大学院生にも研究機器を開放し、室戸市内で採取した地層の磁気測定にも活用された。
同機構が小中学校での出前授業や船上授業を行ったのは本県が初めて。その理由について、地球深部探査センターの堀田平副センター長は「600億円で『ちきゅう』を建造した日本が、国際計画の主導的役割を果たさねばいけないが、現在は研究者の数で欧米に後れを取っている。地球の内部探査は長期的スパンが必要で、新発見をするのは若い世代。『ちきゅう』と密接な関係にある高知から、地球の謎に迫る人材が出てほしい」と話した。
30日は市民ら約100人が出航を見送った。同船は四国沖などで試験を行った後、2月中旬には整備点検のため長崎県でドック入りする予定。
今日の一曲
808 STATE / Pacific808:98
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- 808 State
- 808:88:98 1998
幡多地域にツル168羽飛来
2006年01月31日 高知新聞 朝刊ヘッドラインより
幡多地域にツル168羽飛来 過去数年で最多
幡多地域に今シーズン飛来したツルの数が、ここ数年で最多の168羽に上ることが30日、四万十市で開かれた「つるの里づくり」準備委員会で報告された。野生生物環境研究センターの沢田佳長所長は「ほとんどの群れが幼鳥を連れている。シベリアでの繁殖状況が良かったのでは」と指摘。3月末に同委員会を設立し、ツルの保護対策に乗り出すことを確認した。
幡多地域では昭和47年、旧中村市でマナヅルが確認されて以来、毎年飛来。この5年間の確認は年間50―100羽で推移していた。
今シーズンは10月28日の初確認以来、四万十市や宿毛市でマナヅル71羽、ナベヅル97羽の計168羽を確認した。ただ、いずれも数日で九州方面に飛び立ってしまい、1羽も越冬していないという。
沢田所長は「秋になると田んぼを耕すため、餌となる二番穂がない。人が近づいたりしてツルが落ちつけないなどの理由で越冬しないのだろう」としている。
この日、四万十川広域観光推進協議会(佐田末喜会長)が四万十市の中村商工会議所で「つるの里づくり」準備委員会を開いた。同協議会は国土交通省の観光地域づくり実践プランの一環として「つるの里復元事業」を進めており、メンバーら約20人が出席。3月末に委員会を立ち上げることを確認した。
現在、ツル飛来の環境づくりとして、国交省が中筋川の整備に着手。同委員会は、餌場の確保や啓発活動など主にソフト面での活動を展開していく予定。
沢田所長は「ツルを組織的に保護するという念願がかなった。ツルの保護や地域活性化につなげるため、早く始動させてほしい」と期待を寄せている。
今日の一曲
ADRIAN BELEW / Beach Creatures Dancing Like Cranes
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- Adrian Belew
- Desire Caught by the Tail 1986
大月町 伝統の誕生祝い
成長願い大凧揚げ初め 大月町 伝統の誕生祝い
幡多郡大月町柏島で28日、長男の誕生を祝う伝統の凧(たこ)揚げが行われ、健やかな成長を願った大凧が早春の空に舞った。
幡多西南部では2―3月に大凧を揚げる風習があり、同町では2月末に“揚げ初め”をする地区が多い。ただ、柏島地区では1月28日と決まっており、長男が誕生した時だけに限られる。
揚げ方も独特だ。長男が生まれた家に親類や近所の人がタオルを贈り、その一家は凧揚げの際、もらったタオルを凧糸に結び付ける。タオルは空ではためき、凧を下ろす時に人々がタオルを奪い合う。近年は少子化のため、数年に一度しか凧揚げが行われないこともあるという。
この日祝福を受けたのは、ダイビングインストラクターの福留貴浩さん(32)の長男、大夢(ひろむ)ちゃん=3カ月。海岸に近所の人らが詰め掛けた中、福留さんらが家紋や子どもの名前を描いた「三つ輪凧」(長さ1・2メートル、幅0・8メートル)を操った。
【写真説明】三つ輪凧が舞い上がるのを家族や近所の人らが見守った(大月町柏島)
ただ、この日は風が弱く、凧は揚がるもののタオルを結ぶまでには至らなかった。それでも「揚がった凧糸を握ると健やかに成長する」と祖父の輝政さん(65)。大夢ちゃんの小さな手に凧糸がしっかり握られると、家族らに笑顔が広がった。
今回、贈られたタオルは約600枚。すべてなくなるまで凧揚げを続けるのがしきたりだが、一度に結べるのはせいぜい10枚まで。貴浩さんは「どれくらいかかるでしょうかねえ。これから風のある日は毎日、挑戦します」と話していた。
今日の一曲
JOHN LENNON / Beautiful Boys
- John Lennon, Yoko Ono
- Double Fantasy 1980


