台湾式フルーツパーラー♪裕成水果店に行ってみた | 旅するえみな

旅するえみな

—旅する鞄—
  故郷定住08


旅はナナメ歩きが面白い

そして胃袋と時間には

悲しいくらい限界があったW

 

 

台湾新幹線に乗って台南を訪れた私たち。

遅い時間になってしまったけど美味しいちまきで大満足のランチを食べたところです。

 

次はデザートピンクハートと勢いづく。

美食の街台南には是非食べてみたいスイーツがたくさんあります。

 

まずはフルーツね!

ずーっと前から

「台湾のバナナやパイナップルは美味しくて日本で食べるものと同じ物とは思えない」と

台湾にちょっとだけ縁のある夫から聞かされていて、

どんな味だろう、と恋焦がれ続けて30数年爆笑

 

ネットで検索して

『裕成水果店』に行ってみることにしました。

 

バナナ

 

街歩きも再開。

 

実は。。。

食べたい気持ちとは裏腹に

巨大なきなちまきでお腹はいっぱい・・・なのは気のせいにしようイヒ

 

腹ごなしも兼ねてたくさん歩いてスイーツ食べるぞー!

 

さっきは腹ペコでお店をめがけて急ぎ足ウォーキング、

今度は腹ごなし目的にウォーキング・・・

もはや何しに台南に来たのか分かりませんねニコニコ

 

 

 

 

ちまき食べながらずーっと気になっていた

『再發號』と道路を挟んで向かい側にある建物。

ノスタルジックな趣。格子窓の木組みの造作が素敵でした。

 

帰国後調べたら『B.B.ART』というリノベーション建築のギャラリー&カフェで、

もとは百貨店『美麗安洋品店』の建物だったそうです。写真で見た内装はオシャレな印象。

この時はオープンしていなそうな雰囲気でしたが、そうと分かれば見てみたかったなあ。

 

 

お腹が満ち足りて余裕が出てくるといろいろなものが目に入ります。

こんな看板。

台湾は漢字の国。発音は難しくてできないけれど

意味は何となく解るのが面白い。

これは「マリア美容室」でしょうか。

 

「牙」=「歯」?歯医者さんでしょうか。なんか楽しい♪

 

バナナ

 

こんなところに神様を祀った祠が。

 

台南の街を歩いていて、

このような小さな祠から大きなお寺まで

神様をお祀りしてある廟をたくさん見かけました。

この街にはたくさんの神様がいていろいろなお願い事を叶えてくれそうだなあ・・・ラブラブ

 

 

そんな寺町ならではのお店も見つけました。

 

店の中で数人の女性が何やら作っている様子なのが外から見えたので

見学させていただきました。

 

 

言葉は通じませんでしたが、この女性の後ろに飾ってあったのは

 

たぶんお寺などに飾るための何かと推測されました。

 

帰国後調べたら

中国の福建省や広東省からの移民が建てた寺廟が多い台南市には

神様の像に着せる衣装を作る「刺繍工芸師」という職人がいるそうです。

そうした伝統工芸師の工房では下絵を描く人、模様のアウトラインを刺す人・・

など熟練した職人がいて、行程別に分担し一つの作品を仕上げていくのだそう。

出来た衣装はやはり主に寺院に納めるのだそうです。

 

神様に着せるオーダーメイドの衣装・・・

台南の人たちは神様を身近な存在として愛情を持って信仰しているんだなあと感じました。

 

このお店もそうした工房の一つなのでしょうか。

写真からは伝わりにくいですが

とても緻密でプロフェッショナルなお仕事ぶりでした。

貴重なもの見られてよかったーグリーンハート

美味しいだけじゃないぞ!台南・・・ってなんか本末転倒な感じ⁈

ま、いいかニコニコ

 

バナナ

 

お散歩再開

 

!?

 

変なもの発見!

 

自動販売機?? 何を売ってる??

 

さらによーく見てみましたが見当がつきません。

少なくとも日本で私は見たことないです。

 

これも帰国後調べました。

 

答え。

これはバッテリー交換ステーションでした。

台湾のベンチャー企業「Gogoro」という電動スクーターメーカーにより設置されているもの。

 

「Gogoro」?電池式電動スクーター?

私には初めて聞くことばかりです。

 

2011年設立の「Gogoro」は電動スクーターのメーカーで

リチウムイオン電池(パナソニック製)を動力源として

「Gogoroスマートスクーター」を展開している会社だそうです。

 

電池は月払い制。

私が写真に撮ったこのステーションでバッテリーの交換をすることができます。

月々の費用はネットでざっと見たところ

契約内容によって500円~5000円くらいの感じ。

ちょうど日本で私たちがよく目にするスマホの料金プランのようなイメージでした。

 

私はバイクのことは全く分からないので素人判断でしかないのですが

ラーニングコストとしては悪くないのかなあ、という印象です。

 

2018年時点で登録台数約64,000台に近い数字。

台湾のバイク人口からすればまだまだ少数派なのでしょうけれど、、、

 

台湾、すごい!

半導体業界で世界一のシェアを誇る台湾の企業TSMCをはじめとして

今や台湾のデジタル産業力がすごいことは何となく知っていましたが

この「街なかバッテリー交換ステーション」を見て

その現実をひしひしと感じました。

 

レトロな文化とハイテク産業が仲良く共存するところなんだ。。。

素敵です、台湾。

 

バナナ

 

感心したり、驚いたりしながら歩いて、もうそろそろ「裕成水果店」かなあという街角。

 

あら!

こんなところにコメダ珈琲店にっこり

 

このお店の角を右に曲がって少し歩いたら目的のお店のはず。

 

バナナ

 

時刻は14;30過ぎ。

遅めのランチに続いて早めのおやつタイム

食べるイベントが繋がっちゃっています笑

 

到着!

 

台湾のお店の形態にだいぶ慣れてきました。

ここはフルーツショップ。

店内や屋外席でフルーツメニューを飲食したりテイクアウトしたりできるところ。

 

 

 

 

美味しそうな果物が店先や店内にてんこ盛りに並んでいい香り。

 

日本のように果物を丸ごと買っていく人はあまりいなくて

カットフルーツやジュースなどを店内飲食したりテイクアウトしたりというのが台湾流。

「果物屋さん」ではなく「フルーツパーラー」と考えれば納得です。

 

この界隈にはこのようなフルーツショップがほかにも数軒あります。

スイーツストリートですねピンクハート

 

 

メニュー表から察するところ

こちらでは、カットフルーツ、マンゴーかき氷、フルーツジュースなどが頂けるようです。

 

いろいろ誘惑はありますが

食後のデザートなのでやっぱりフルーツ盛り合わせ(綜合切盤)をチョイス。

 

憧れの台湾フルーツのお味は・・・・

 

まず台湾旅の初級者的な感想として、

一見、果物屋さん風(日本にある八百屋さんや果物屋さんのイメージ)のお店で、

好きな果物を切ってもらってそこで食べる、

という体験自体が私には新鮮でした。

 

そして

ただ切って盛り合わせただけの家庭で出すような普通過ぎる盛り付け。

知ってる果物も初めて食べるものもあったけど

その全部が当たり前のように美味しかったのでしたピンクハート

 

飾らないからこそ果物の本質を味わうことができて、それが一番美味しい。

美味しい果物とともに生きてきた台湾の人たちにとっては

これが当たり前の食べ方習慣なのではないかしら・・なんて勝手に合点していました。

 

イマドキだから

このお店でも夏はマンゴーがこぼれるほど載せられたかき氷など

オシャレなメニューが沢山あって大人気だそうですが。。。

 

バナナ

 

食べている途中で

この皿の上に追加のようにパイナップルが載せられました。

おまけなのか、載せ忘れたのか・・・

 

お店の方の細かいことにこだわらない大らかなしぐさが

甘く漂うフルーツの香りと絡みあってゆるりとした空気感を醸し出している店内。

 

あれしなくちゃ、ここ行かなきゃと

いつも急がしがっている私たち旅人の気持ちをほぐしてくれたのでした。

 

そしてパイナップルはやっぱりとっても美味しかった飛び出すハート

 

 

面白かったのが「スイカに付けて食べて」とお店の人おススメのこちら。

(日本語が少し話せる方がいます)

なんだろう、砂糖に塩を混ぜたようなモノでした。

 

日本でもスイカに塩を少しかけて食べることはありますが

砂糖と塩の混合したものを付けて食べたことはなく新鮮。

試してみたら意外と美味しい。今度日本でもやってみようピンク音符

 

バナナ

 

美味しいフルーツでまったりした気分になっていると

前の席にいた男の人がキレイな日本語で声を掛けてきました。

この方、私たちが食べ物をオーダーした後

どうしたものかと店内をウロウロしていたら「座って待っていたらいいよ」

と教えてくださった人です。

 

男の人「日本の人?」

私たち「ハイ。あなたも?」

男の人「私は台湾人。台南の出身で、長いこと日本で働いていた」

 

聞けば、30年間八王子にある日本企業で仕事をしてきて

まさに今日、台南に帰ってきたばかりだそう。

 

男の人「台湾はどこに行きましたか?」

私たち「初めての台湾旅です。台北、九份、そして今日台南に来ました」

男の人「初めての台湾旅で台南まで来るなんてあなたたちは素晴らしい選択です」

私たち「新幹線に乗ってみたかったんです」

 

このあとさらに少し言葉を交わして会話は一段落。

 

 

彼は日本から台南に帰ったその足で

真っ先にこのフルーツパーラーに来たのは何故だろう・・・

何を思い、何のジュースを飲んでいるんだろう・・・

 

旅人目線でしかない私の妄想は尽きませんでした・・・・

 

バナナ

 

時刻は間もなく15:00。

そろそろホテルに行きたい。

 

チェックインして、部屋で一息いれて、

その後行ってみたいところがまだいっぱいある!

 

とりあえずお腹はいっぱいになっちゃったから

もうこれ以上スイーツは無理!

豆花も、かき氷も、タピオカミルクティーも

今の私のお腹はオーダーストップ。

 

新幹線に乗って台南まで来たのに!もっと食べたいものあるのに!

頭の中だけに食べたい気持ちがくすぶっています。

いつからこんなに食いしん坊になったのかしらよだれ

これも台湾マジック、でしょうか長音記号2

 

 

ちちまを食べた『再發號』から黄色い線のように歩いて

『裕成水果店』でフルーツを食べて

きょうのお宿『天下南隈』に向かいます。

 

バナナ

 

その途中、ちょっと目を引くものを見つけました。

 

 

あ!これテレビの旅番組で見たことある!!

 

たしか、このエリアの向かいが映画館。

そうそうこれ『全美戯院』。

映画のポスターパネルが全部手書きなのです。

 

昔は日本でも、このような映画の手書き看板をよく見かけましたが・・・

 

バナナ

 

なんでもデジタルになっていく世の中にあって、

古い文化を頑なに守っている人もまた

しっかり居場所を持っている街、台南。

 

先端技術と古い文化が混在して

それぞれがそれぞれのやり方で共存してる。。。

 

たった2時間にも満たない街歩きで

何度も実感したことなのでした。

 

バナナ

 

台南を代表する史跡『赤崁楼』の横を通り

 

 

きょうのお宿『天下南隈』到着です

 

ホテルで少し休憩したらもうひと歩き。

絶対行こうと思っている『林百貨』、『神農街』を訪ねます。

出来ればそのほかに、あそこも、あそこも・・・

あー行きたいところがてんこ盛りだ!どう考えても時間が足りないギザギザ汗

 

その様子は次回に。

 

ご訪問ありがとうございました。   えみな