今年もしっかりとお梅雨がやって来ましたね~。
最近日課としているジョギングができず、雨音が実に恨めしく聞こえます。
去年の今頃は何をしていたかというと、降雨量が最多の時期に、自ら多雨地帯の屋久島へ乗り込んでいたのだから、我ながらよくわかりません。
まあ若き学生チャリダーとしてその意気や良し!ということにしておいて、久しぶりにブログを書きまっす。
10月3日186日目
佐藤さんのご厚意によってホテルで朝を迎えた186日目。
ふかふかベッドから身をはがし、朝シャワー。
スッキリしたところで優雅に朝食なんて、普段とは雲泥の差のある朝です。
おかげで体調はすこぶる良好。雨は上がって天気も良好。
ところがぎっちょん、自転車の調子はよろしくなくてよ。

ひゃーσ(^_^;)
摩耗のバランスを取るために、前後のタイヤを入れ替えつつ乗ってきたけどもう換え時だなこりゃ。
駐車場で交換し東横インを出発!
佐藤さんありがとうございました。
佐藤さんとは今日でお別れですが、まだここでは別れません。
車で次の目的地へ先回りするそうなので、俺も急いで向かいましょう。
今日も道脇の田んぼからは妖怪の視線をひしと感じる…。

途中、休憩しようと道の駅「みずさわ」に寄ってみると、そこには佐藤さんが(^O^)
どうやら待っていて下さったみたいです。
懐かしい駄菓子が色々売られていたので、野良猫含め三人でのんびりと頬張ります。
そこのトイレで見かけたこの張り紙。

何故この犯人はわざわざトイレまでやって来て、洗面台に嘔吐するのでしょうか…
トイレなんだから便器にすりゃいいものをw
謎です!ストップ迷惑行為!
ちょっと気分が汚されてしまったので、雄壮な風景に洗い清めてもらいましょう。

やってきたのは、名勝・猊鼻渓(げいびけい)
ここで再び佐藤さんと合流…するが、お仕事のため佐藤さんとは合流早々お別れ。
最後に一緒に観光したかったのですが残念です。
バタバタとしたお別れとなってしまいましたが、函館から続いた佐藤さんとの交流を振り返ってみると、本当に濃厚なものでした。
またいつか再会できることを願って握手。お世話になりました!!

さあさあ、改めまして一人で突入です。
しかし、事前の情報収集を一切せずにやって来た俺は、ある事実に衝撃を受けるのであった。
てっきり遊歩道やらが設けられていて、てくてくと歩いて風景を楽しめると思っていたのですが、ここはそんな「てくてく」できるような甘っちょろい地形ではなかったのです。
風景を楽しむ手段はただひとつ、それは舟。
川から絶壁を眺めるというのです。
「おお楽しそうじゃん!」
一瞬テンションを上げるも急降下。
だって1500円なんだもん…(T_T)
むむぅ…、高いぞ高い、どうする。
刻々と迫る発船時刻。これを逃したら一時間後…。
ええいままよ!

えへ、乗っちゃった(〃〃)
今日はここしか寄る予定ないからいいかなーなんて。
生き物たちの出迎えを受け、90分の舟旅の始まり始まり。



彼ら餌をあげるとどこまでもついてくる。
貰えないとわかると、見切りをつけて他の舟の方へ漂っていくw
可愛いんだか可愛くないんだか。
岩壁を間近に見ながら舟は進みます。

猊鼻渓は砂鉄川が石灰岩層を侵食したことでできた渓谷で、高さ50メートルを超える怪石奇岩が約2キロにわたって続いています。

奥へ遡上する程に高くそびえる岩壁は、外界からの音をシャットアウト。
何だか途絶された世界にいるような心地にさせます。

ゆった~りと水面を滑る舟に、まった~りな船頭さんのお話し口調。
スローな時間が流れるここでのBGMは、小鳥のさえずりや、川底に船棹を差す音。
まさに秘境。
すべての音が心地良い。
折り返し地点に着岸。
しばらくの散策時間があるので、自分の足で猊鼻渓を堪能します。

うおおお、高い…!


そして舟下り最奥に切り立つのが、なんと高さ124メートルの「大猊鼻岩」

あっひゃー、こりゃ高い!!
これなら超大型巨人にだって手に負えないはずだ。
…
…?
ゴゴゴゴゴゴ…
…そ、そんな馬鹿なッ!!!

その日、人類は思(ry
はい、「猊鼻渓」の名はここから来ているんですね。

まあ…っ、なんて立派なお鼻…!(〃〃)
鼻水垂れ流して、万年風邪状態のこの鼻は「獅子(猊)」のものだそうで、それ故「猊鼻渓」。
なるほど。
その斜め下にあるのがこちら。
なにか動物の横顔に似ていません?

この「目」に、5個100円で売っている運玉を投げて入ると願いが叶うそうな。

こぞって挑戦するも、皆入らず。俺も入らず。
願いは容易く叶わぬと、猪の一睨を食らった気分です。
まさに「猊鼻渓」ならぬ「睨鼻渓」。
散策時間終了。
ここからは流れに身を任せ川を下っていきます。

西日差し込む渓谷に、船頭さんの歌う『げいび追分』を響かせながら舟は下る。
『げいび追分』
清き流れの砂鉄の川に
舟を浮べてさをさせば
曇りがちなる心の空もネ
晴して呉れます獅子ヶ鼻
探ね来て見よ岩手の里に
世にも稀なるこの景色
大船渡線に乗り換えしゃんせ
一関より遠からず
文字にすると短い歌詞ですが、声を長く引く独特な歌いまわしの為にとても長い。
旅情掻き立てる渋い歌声に聞き惚れていると、あっという間に発着場に着いてしまいました。
猊鼻渓の舟下り、素晴らしかったです。
新緑の時季や紅葉の時季、季節ごとの彩りを楽しみにまた来たいですね。
(あんなに1500円を出し惜しんでいたくせに、まったく調子のいいこった)
今日の寝床は猊鼻渓から13キロ程の道の駅「かわさき」
ここで久しぶりに日本一周チャリダーと遭遇しました。
夕食前に隣のAコープへちょいと買い出しに…

なんだこれ。
ここでは純情な心が売っているのか?
「淡い青春味」の純情をひとつ購入し、大切に抱えて道の駅へ戻ると、なんとそこにはそれを強奪せんとする妖怪が待ち構えているのであった…。

おしまい。
(注:実際に純情な心は売っていないのであしからず)
出費1662円
Tm3:22
Dst59.65
Av17.6
Mx51.4




























