僕の生存確認が取れた最終更新から、まもなく一年が経ちます。
いつの間にやら年をまたぎ、ふと気がつけば社会人二年目。
様々なことがあった一年でした。
どの出来事をとっても、時間の流れをいたく思い知らされるものばかり。
そこで実感したんです、自分も変わっていかなければならないな、と。
きっと自分は、外的変化に柔軟に対応していくタイプなんだと思います。
自分が世界を変えていくのではなくて、世界に自分を当てはめていく。
当てはめると言っても、一方的に飲み込まれるのではなくて、味わいながら適応させていく。
だから、世界が変わらなければ自分も変わらない。
だから、あの日僕は日本一周の旅を決意したんだと、今になって思います。
「俺が世界を変えるんじゃああ!!!!」
ではなくて、
「世界が俺を変えるんじゃああ!!!!」
なんとも消極的な叫びではありますが!笑
まあ、こんな生き方があってもいいでしょう。
さておき、新たな希望をみつけられた一年でございました。
さ、いよいよ完結させましょう、このブログを。
10月29日212日目
木更津市内、小櫃堰公園にて起床。
日の登らぬ時間にシュラフを抜け出し、星をボーっと眺めてみる。

朝食は出発時に母親からもらった保存食。
道中引っ提げて走ってきたけれど、ついぞ最終日まで持ってきてしまった(正確には北海道・紋別で一度食べてますが)。
緊急時のために忍ばせていた保存食だったので、出番がなかったのはこの上なくハッピーなことと捉えましょう!
最後の野営地をパシャリ。

立つ鳥跡を濁さず濁さず……(._.)

平和な最終日になることを祈りつつ小櫃堰公園を出発。
ゴールの東京はもう目と鼻の先!
道程を無限にさえ感じていたのに、今こうして再び東京に戻ろうとしている。
すべての道はロー……東京に通ず。
ところが神様はすんなりと迎え入れてはくれない。

大嫌いな雨を投下してくる。
うむむ、朝はあんなに晴れていたのに。
しばらく歩道橋の下で待機。
弱まった隙にやってきたのは、

夢への入り口、舞浜駅。

あひゃー、一泊したら何日分の食費が飛ぶのだろう……
とか考えてしまう者は、間違っても夢の国に立ち入ってはならない。
まあ、また来るさ。
さあそこ退けそこ退け、ちょいと通して下しゃんせ!
それ!!

ああくそ!それどうだ!!

あと一息!よいしょっ!!

ただいま、東京!!

ついに帰ってきた!!
……帰ってきたものの、実はそこまで心が震えることはなく、意外にもあっさりしたものだった。
え!思い描いていた帰京と違う!
もっとこうさ、涙を流すとかさ!標識にKissをしてしまうとかさ!
え、ないの……?
ないんです。
意外にも旅の終わりというものは淡々としているものなのかもしれません。
だとしたら、よく旅になぞらえる人生も実は終わりはあっさりとしてたりして。
あっさりと東京入りしたあとは葛西臨海公園へ。
日本一の高さを誇る、「ダイヤと花の大観覧車」。

さあ、予定ではこれから東京スカイツリーに上って帰路につく予定でしたが、天気が芳しくない。
ので、明日に仕切りなおすとしましょう。
10月30日 213日目

晴天なり。
最終日に相応しい天気。
相棒、今日が本当に最後だ。ありがとうな。


この旅では、日本を巡りながら様々な日本一に出会うという目的がありましたので、最後は自立式電波塔として高さ日本一を誇る東京スカイツリーに上ろうと思います。

ワクワク(゚∀゚)
うひゃー!!!!

足がすくんでしまうよ。ガクブルガクブル。
実はこの写真の中にも日本一が隠されています。
そうそれは、
日本一周を達成した自分の心で見る景色こそが日本一。
だなんて、まさか言う訳がないでしょう。
この広大な平野、1都6県にまたがる関東平野は日本最大のものだそうです。
そういえば山がないもんなあ。


ご苦労さまです。こんな仕事絶対にできない。


スカイツリーを後にし、さて、そろそろ温かい我がお家に帰りましょう。
その前に日本橋にて一枚。
別に日本橋スタートってわけではないけど、街道の起点だから一応ね。

バイト先にも寄って店長に無事帰還の報告をしました。
店長ありがとうございました!
餞別に頂いた本で、道中大いに笑わせてもらいました!
さて、いよいよ帰宅です。
自転車で大学に通っていた時と同じルートをたどります。
旅の終わりと大学生活を同時に噛みしめる。
ここで旅1日目以来の登場です。

なんと出発の時は見送りに、帰りの時は迎えにきてくれました!
たか!お前は本当に良ヤツだなあ!!!(T_T)
そして、ついについに我が地元立川に帰還!

よう久しぶりじゃねえか!
何だか知らない店がちらほらできてるけど、まあお変わりないようで何よりですぜ!
北海道で知り合った伊藤さんとトモキが立川まで来てくれました!

びっくりだよ。
伊藤さんは来てくれるの知っていたけど、トモキ、お前は何故いる。笑
まだ旅の途中だろう。でも、ありがとう。
本当に有難うございます。
旅最後の晩餐。

伊藤さん、ご馳走様です!
あまりの空腹に、齧り付いたらアツアツカリカリの衣で口内がズタズタになりました。
お二方本当に本当にありがとうございます。

旅のゴールをあっさり迎えても、旅で出会った人々がそれを変えてくれます。
人生も、きっと巡り合った人々によって終わり方が違ってくるということでしょう。
そしてついに、わが家へ無事ゴール!!!!!!

夜の住宅街にクラッカーの音が鳴り響く。
この写真を撮った瞬間、カメラのバッテリーが尽きました。
本当はもっと写真を撮りたかったけど、きっとカメラも疲れたのかな。
思い出の瞬間は心にしまっておくことにしよう。
俺は確かにここから出発して、ここに帰ってきた。
この数ヶ月の出来事は僕を一生支えてくれるに違いない。
日本一周チャリ栗毛 完
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あとがき
ようやく完結を迎えました、日本一周チャリ栗毛。
当初はリアルタイムで更新するはずでしたが、次第に遅れを取り始め、ついにはひっそりと鳴りを潜めてしまいまして……。
大変情けない限りでございます。
旅を終えてから2年半の月日が流れました。
月日が流れても、まだキラキラ輝きを放つ思い出たち。
旅行エッセイスト石田ゆうすけさんがこのように言っていました。
「財産――。そう、まさにぼくは膨大な時間を使って、金貨のような財産をコツコツ貯めてきたのだ。旅を振り返るとき、ぼくのなかには、数多くのシーンが浮かびあがる。」
形が無いからといって、浮かび上がって消えるものではありません。
旅の財産は自分に希望や力を与えてくれます。
このキラキラたちは、これからも僕のことを奮い立たせてくれることでしょう。
家族の皆様、応援して下さってありがとうございました。
家族の理解があればこその旅でしたので、こうして無事に帰って来れたことが一番の恩返しになったかなと思います。
旅で出会った沢山の方々、ありがとうございました。
残念ながら、すでにこの世を去ってしまっている方もおります。
しかし僕の財産としてしっかりと刻まれております。
旅の質は出会う人によって決まると言っても過言ではありません。
このご縁に心から感謝しております。
ブログから支えて下さった方々、ありがとうございました。
最後は窄んでしまったこのブログですが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
ネットからの応援は、まるで声援のようにかなり力強い原動力となりました。
この旅に関わったすべての皆様に、心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
またどこかのブログでお会いしましょう!!

































