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日本一周チャリ栗毛

~止まるも進むも自分次第。自転車で日本一周を目指す男のブログ~
2013年10月30日に無事ゴール致しました。ご声援ありがとうございました!!
引き続きブログは続けますので、最後までどうぞ宜しくお願い致します_(._.)_ 

先日8月15、16日に家族揃って富士登山をしてきました!
めちゃくちゃ天気良さそうに見えるでしょう?
このあと急変します。
親の敵と言わんばかりの突風に、これ以上進むことは危険と判断。
いやもう死の淵を覗きましたわ…

一旦引き返し、山小屋で一泊してから翌日再アタック。
綿密に立てた予定は崩壊し、予定外のロングコースに疲労困憊。
それでもなんとか登頂しました。
過酷な富士登山でしたが、その分家族の絆は深まった…のか?w


10月6日189日目
ネカフェでの一夜が明けました。
個室と言えど、イビキかけない・寝言言えない環境は疲れた体には酷ですぜ!
でもまあ寝起きのアイスを食べ、実に御機嫌なモーニング。

さあ、今日は先を急ぐ必要がない。
どうしようか…、ここでだらだらしていても金を取られてしまう。
とりあえず、仙台駅まで行こう。

というわけで、チョチョイのチョイで仙台駅到着。
現在の時刻、10時20分。
もうこれで本日の目的地に着いたも同然wどうしましょう…

朝飯を食べていないのを思い出し、隅のほうで食パンを頬張ります。
仙台の町を行き交う人を眺めながら頬張ります。
とある作家曰く、仙台はおしゃれの町なんだそうだ。
東京から発信された流行情報に、まっさきに飛びつく地方都市は仙台なんだとか。

そんな町の中心でパンカス散らしながら貪ります。
食べかけのパンを片手にちょっとお電話を…。


電話の相手は道中知り合った今井さん。
今井さんとの出会いは、遡ること一ヶ月、場所は北限の地北海道でのことでした。
以下参照
9月4日 157日目【ハーイチャーンバブー】

標津のサーモンパークで休憩しているところ、話しかけて下さったツアー観光客の一人が今井さんだったのです。
「仙台に来た時は連絡してくれ」
と言われたことを、執念深く覚えておりまして、こうして電話を致した次第で候。

到着が随分早かったのですが、快く迎え入れて下さりました。
スパさんもここならイタズラの心配なし!

久々の再会の喜びに浸った後、今井さんのお言葉に甘えて昼間っから惰眠を貪ります(つ∀-)
起きてからは、旅の記録を見せて頂きました。
これはアフリカに行ったときのビデオ。
国内外問わず旅が好きな今井さん、旅話に花が咲く。
特に記憶に新しい北海道の話は盛り上がったなあ。

夜は今井さん行きつけのスナックへGO!!
優しいママさんと綺麗なお姉さんにすっかり気分が良くなり、酒の力も手伝って、何故か瓶を片手に他のお客さんに挨拶に回る始末。
美味い酒に美味いツマミ。優しい仙台の人達。
渋い歌声溢れるスナックの夜は、とっぷりと更けて行きましたとさ。


出費2300円
Tm0:50
Dst11.83
Av14.1
Mx27.9
ご無沙汰しとります!
久しぶり過ぎて挨拶ネタに困ったので、とりあえず現在の我が足を御覧ください。
せめぎ合う美白と褐色。
ひとつの体で二度美味しい!ニーハイ履いてると思えば三度美味しい!

しばらく温泉には行けそうにないですわ…


10月6日188日目
道の駅「林林館」
にて起床。
「どうぞ悪戯してください」と言わんばかりの寝床でしたが何事も無く朝を迎えられました。
深夜の道の駅利用客の皆さん、放っておいて下さり本当にありがとうございました…
いやね、初めは外でテント張って寝ようと思ったんだけど、寒かったからさ、屋内に強引に寝床を設えてしまったのだよ。

撤収をパパっと済まし朝の瞑想タイム(ただボーっとするだけ)
おばさんから頂いた温かい抹茶オレを片手に、朝の冷気に身を晒す。
夜の寒さとは違い、朝の冷気はきりりと引き締まる。

さあ今日も気合を入れていざちゃりちゃり~。
北上川沿いを南下していきます。
ぬおー広い。さすが東北最大なだけある。
途中でリアカー引いた旅人らしき人を反対車線で見かけましたが、向こうは必死の形相でこっちに気付かなかった様子。
旅のスタイルは様々です。


河口から25キロ地点の水位を2時間弱で変動させる津波のエネルギーって、もう人力の及ぶところじゃないよね…
何人の人間を集めて何をさせたら川を逆流させられるんだろう。
流れるプールで実験してみたい。

川を横目に25キロ程走り道の駅「上品の郷」で休憩。
コンビニにレストラン、温泉まである立派な道の駅です。
野宿者はここで生活していけるのではなかろうか。笑

「震災伝承コーナー」なるものがあって、屋内には映像やパネル、外には生々しい爪痕の残るパトロールカーや標識が展示されていました。



津波から逃れるために車で避難した人が多くいたと聞きます。
確かに徒歩より早く移動できそうだし、強固なものに囲まれてる安心感があるから車を使いたくなるのもわからなくもありません。


でも混乱の渦中で車が素早く移動できるとは思えないし、津波の前では車はこの有り様。
「伝承コーナー」は震災の風化を防ぐとともに、正しい知識を人々に伝えていってくれることでしょう。

しばらく石巻市内を歩き回ります。






何だか今日はやけに町に子どもたちが溢れている。

賑わってる賑わってる、祭りでもやっているのか。
ん?でもなんかおかしい、作る人も買う人も、みんな子どもじゃないか。
それもそのはず、今日と明日の二日間、石巻市は子どもが主役の「子どものまち」になるのだそうだ!


うんうん遊ぶ遊ぶ!遊ぼうぜー!(まさか運転まで子どもなわけないよね)

これが「子どものまち」のパスポート。
大人だけど難なくゲット。
これで俺も町の住人だぜ~、さてさて何を買おうかと迷っていたら衝撃の事実、大人は買えないらしい…。
仮に子どもでもすぐには買い物できず、しっかり仕事を探して働いてお給料をもらって初めて買えるみたい。
ちなみに流通している貨幣は、石の「マキー」だそうです。笑

ここは町じゃない…もはや国じゃないか、子ども王国じゃー!
何もできず途方に暮れている俺に声をかけてきたのは、優しいお兄さん。

しっかり大人でも飲食できる場所に連れてってくれました。
「子どものまち」へ出店に来ている「Cafeはまぐり堂」のお姉さんと、先ほどのお兄さんの三人でおしゃべりして過ごします。
お姉さんお手製のパンがもう美味しいこと美味しいこと。
「はまぐり堂」は震災被害で二世帯しか残らなかった浜辺の集落にあるカフェ。
自然の美しい浜に再び笑顔が戻ることを願ってオープンしたそう。
また石巻に行く機会があったら是非遊びに行きたい場所です。

三人でパシャリ。

お姉さんとお別れして、お兄さん再び俺をどこかへ連れ出します。
やってきたのは屋台。
ここでまたご馳走になってしまいました、ありがとうございますm(__)m
石巻焼きそば。
ご馳走になった屋台「伊達の屋台」は、被災地を元気にするべく移動販売車で味を届ける通称「宮城のキッチンカー」
四人でパシャリ。
石巻の元気と活気に触れられたし、美味しいものをたらふく食えたしもう幸せ一杯腹一杯。
地域の活性化に子どもが関わっていると、町の明るい未来が保証されたみたいで安心します。

今日中に仙台まで行っておきたいから先を急ごう。
やってきたのは、カモメ佇む「松島」
海の青と松の緑のコントラストが美しいとのことですが、今日は霞んでしまって今ひとつ…、残念。

松島のシンボル五大堂へ参詣していきましょう。



この橋、「すかし橋」と言うのですが、
なかなか怖い。
なんでも、参詣するときは身も心も乱れの無きよう足元をよく見て気を引き締めよ、とのことです。



瑞巌寺。






暗くなってきたし急いで仙台へ向かわねば!
でも松島を一望できる場所に行っておきたい!
天気的にも時間的にもあまりいい眺めは期待できないけど、せっかく来たんだし、ね。
ここから一番近い展望台、松島四大観のひとつ「幽観」へ向かいます(`・ω・)

はっ、ここにきてまさかのダート!上りのダート!
押して登っていたら文字通り日が暮れるので意地でも降りません。
ゴリゴリ登っていきます。

この階段を登れば到着だ!
それにしても蚊が多いこと。
この時期まで生き延びた蚊は生命力に満ち満ちているのでしょう、容赦なくブツブツ刺してきます。

そしてついに松島が目の前にどーんと…
…(゚∀゚;)
あまり感動が無い!


苦労して登ったので場所のせいにしたくはありません笑
天気や時間次第では素晴らしい眺望が拝めたことでしょう。
恐らく感動が薄れたのは、他でもない蚊のヤツらのせいだ!間違いない!

ふくらはぎや腕をボリボリッと掻き毟りながら、

「うっわ超痒い、マジ痒いわ~、コイツら何なん?」

とか品のない態度で眺めたから感動が薄れたに違いない。うん、きっとそうだ。
痒さに発狂しながら展望台を下り、超特急でようやく仙台へ向かいます。蚊大嫌いです。

途中雨に降られたりしながら、やっとこさ仙台入り。
とっぷり日は暮れ、疲労困憊で駆け込んだのは、
飢えた旅人の味方BigBoy

んほぉおおお!!!
んほほぉおお!!!!
迸るよだれ!止まらないナイフ!フォーク!
高校の通学路で毎日のように見かけていたBigBoyに、こんなにも感謝する日が来るなんて…
人生何があるかわかりませぬ。

バイキングだから詰め込めるだけ詰め込み、お約束通り吐き気を催すタイミングで退店。
もうね、食い放題だとリミッターがぶっ飛んじゃうの。


ヨロヨロと自転車を漕ぎながら、BigBoyから500メートル程のネカフェ「快活クラブ」に入店。
今日の寝床です。
快活クラブではソフトクリームが食べ放題。ここが天国ですか、そうですか。
野宿旅の最中にネカフェを利用するのは、自分の中で禁じ手と言うかあまりしたくないんですよね。
何故ならそのあまりの居心地の良さに野宿するのが面倒臭くなってしまうからです。笑

でも今日は特別。
晩飯をBigBoyで食べたのも、とある理由から。
明日から一週間ほど野宿する必要がないのです。
事情は追々書きますが、旅一時中断な感じになるので、とりあえずお疲れ様ということで贅沢しました。


せっかくネカフェに来たんだし、と思ったけれど睡魔には勝てず、結局漫画もインターネットもほどほどに深い眠りへと落ちていきましたとさ。

出費2335円
Tm5:39
Dst100.39
Av17.7
Mx40.6
夏至を過ぎれど梅雨明けず。
梅雨時の汗ってどうしてこうもベタつくのでしょうか、嫌ですね。
夏本番を目の前にねっとりぬら~りと肌を伝う汗は、さながらおあずけを食らった犬から垂れる涎のよう。

もう神サマったらあ、夏本番の前に梅雨を置くなんてイジワルなんだからぁ
もうこのこのっ(〃〃)σ゙ツンツン


10月4日187日目
道の駅「かわさき」にて起床。
24h休憩所があったのでベンチをお借りしました。

その上に掲げてあるのはたくさんの川柳。町内に同好会があるようです。
秀逸作品が多い中、特に興味をそそられたのは「シルバー川柳」
全国からの応募があるという「シルバー川柳」をご存知でしょうか。

恋かなと 思っていたら 不整脈
紙とペン 探してる間に 句を忘れ
LED 使いきるまで 無い寿命


いやはやもう脱帽です…
さて、カオナシさんとはここでお別れ。
今日も千尋を求めて日本を彷徨い走るのでしょう。
カオナシに幸多からんことを祈ります。

みちのく岩手県、実に色々ありました。
あまちゃんに始まり、わんこに温泉、名勝・遺産に舟下り。
岩手を抜け、ついに宮城県へ。

Oh…宮城の洗礼、
バルブの根本がド派手にイキましたぜ。
修復箇所が少なくまだまだ使えそうなチューブだけど、丸々交換せざるを得ない。

岩手県ではずーっと内陸を漕ぎ進んで参りましたが、宮城県で久しぶりに海を拝みます。
海岸沿いに出たところで再び南下を開始…と行きたいところですが、20キロ程北上。
20キロ北上するということは、その分また南下して戻らないといけないわけで、つまりは40キロ走らないといけないわけで。頼るべきは己の足。

えいやそいやとリアス海岸特有のアップダウンを越えてやってきたのは、、、
鎮魂・希望・復興の象徴として高々と突っ立つ「奇跡の一本松」

かつてのここは、市の象徴であった「高田松原」の入り口。

しかし、その美しい風景は3.11の大津波によって奪われ、そんな中唯一耐え残ったのが「奇跡の一本松」。
辺りを包む静けさの中にいると、全国の「〇〇の松原」の松濤を聞いてきただけに、白砂青松がここに広がっていたとは信じ難い。

音も匂いも、津波は何もかもを根こそぎ攫っていってしまったのだな、と。

誰かが植えたのか、まさか自生したのか、松の麓で一本のコスモスが風に揺れていました。

近くの駐車場でひと休みしていると、軽トラのおっちゃんに話しかけられました。
知り合いがこちらにいるらしく、軽トラかっ飛ばして関東からやって来たとのこと。
それも今回一度だけではないのだと…。
自分にできることをやっているだけだ、と陽気に話すおっちゃん何やら幌の中をガガサガサゴソゴソ…。
「ほれ、これ持ってけ」

そして、
「兄ちゃんどこまで行くの、送ってくよ」
もうおんぶにだっこです。
20キロ先まで乗せて頂けることになりました、復路カット。


三階部まで筒抜けとなってしまった建物が津波の脅威を物語る。

来た道戻り、再び気仙沼に降り立つ。

町中へ打ち上げられていた「第18共徳丸」の解体作業が進められていました。
「解体/保存」を巡って議論百出し、その是非を問うアンケートの結果、市民による圧倒的な反対意見によって解体が決定したそうです。
港から750メートル流される間に、如何ほどの建物を破壊してきたのか、犠牲者を出したのか。
その情景を見た人にとっては恐怖と憎しみの対象でしかなく、その念渦巻く中で船を残すことは難しいことだと思います。
それでも、遺構として保存すべきだったのでは、と思うのです。
遺構というと真っ先に浮かんだのは原爆ドーム。
やはり保存にあたっては賛否あったそうですが、今では広島を訪れる人でそこを訪れない人はいないほどの場所であり、世界へ原爆の脅威を示し続けています。
原爆とでは根本が違うとの意見もありますが、人災と天災の違いこそあれ、いずれも後世へ残すべき歴史であることに違いはありません。

ある記事にこのようなものがありました。


「もう船のあった位置もはっきりしない。どこに手を合わせたらいいのか……」

近くにある仮設商店街で食料品店を営む小野寺由美子さん(48)は、節目の日になると共徳丸の前で手を合わせていたが、自身の記憶の風化に戸惑う。



映像などの記録があるからと言って、沈黙を以て脅威を訴える現物が失われてしまうのはいかがなものでしょうか。
映像に拝めますか。写真に祈れますか。
人がモニュメントを作るのは、もしかしたら拝む客体、祈る対象が欲しいからなのかもしれません。


「風化させないために残すべき」という意見と、「震災を思い出したくない」という意見。
対極な意見の収まりどころは果たして…。


軽トラのおっちゃんと別れ、海岸沿いを南下していきます。






道の駅「大谷海岸」も甚大なる津波被害を受けたそうですが、リニューアルオープンしておりました。
「大谷海岸」は、驚くことに被災後わずか一ヶ月で農林水産物直売センターを仮復旧させたとか。

ふかひれソフト。
旅でくたびれたお肌にコラーゲンを注入。
ハチミツがかかっていて美味しかったです。

こちらは一見路線バスの停留所に見えますが、
被災した鉄道の代わりとなる「BRT(バス高速輸送システム)」なるもので、線路敷を舗装してBRT専用道化するなどして運行しているものらしいです。


さてさて、今日の寝床はまだ先だ。
日没前の到着を諦め、たらたらと漕いでいたら物凄い夕焼けに出会いました。
まったく自然が作り出す色の鮮やかさと迫力には本当に畏れ入りやす…。
夕日夕焼けを眺めていると、じわーっと疲労感がこみ上げてくるんですよね。
でも、イヤなものじゃなくて「今日もいっぱい走ったー!」っていう気持ちの良い疲労感。
自転車旅の中で好きな瞬間です。

冷え込んできたので、この場で寝袋にもぞもぞと潜りこめたら幸せなのですが、まさか田んぼにテントを張るわけにはいかん。残念。
いやもう寒いこと寒いこと。
ようやく着いたのは道の駅「林林館」
晩飯を作りながらバーナーの火で暖を取ります。

軽トラのおっちゃんから頂いた梨をシャクシャクと食べていたら、地元の女性ライダーの方に話しかけられました。
温かい飲み物を頂き心も体もポカポカに。
今日は休憩室の床にておやすみなさーい。

出費606円
Tm5:38
Dst94.64
Av16.7
Mx49.9