さて、この間実にタイムリーな御方から電話をいただきました。
前回の記事で、夏油の熱湯に共に奮闘した佐藤さんです。
仕事で長らく海外におられた佐藤さん、帰国した折に電話を下さったようです。
人との出会いは旅の醍醐味のひとつだと、改めて感じた出来事でした。
10月2日185日目
道の駅「とうわ」昨朝と同じ場所で起床。
朝もや立ち込め雲は厚い。

車で寝ていた佐藤さんも起き出し、軽く朝飯をとります。
予報ではこれから高確率で雨。
こんな日は、怠惰の虫が騒ぎまくって結局連泊してしまうのですが、さすがに3連泊は躊躇われる。
というわけで、せめて次の15キロ先の道の駅まで進むことにします。
しかし、ここで佐藤さんからある提案が。
その案だと予定していたルートと真反対に進むことになるのですが、あまりに魅力的な提案だったので喜んで飛びついてしまいました。
20キロ先のとある場所で待ち合わせをし、道の駅を出発!!
雲が低く立ち込める山間をハイペースで駆け抜けます。

急いでいる時の小さなアップダウンは本当に嫌だ!
フガフガとペダルを回しまくりますヽ(;´ω`)ノ

もうこれ妖怪にしか見えない。
手足を付けたくなるイタズラな衝動が止まらない。
そんでやってきたのはこちら、
どーん!!

見上げる程にそびえるのは、なんと東横イン!
佐藤さんの会員ポイントで一泊泊まらせて頂けることになったのです(TωT)
昨日に続き、今日も佐藤さんのご厚意に存分に甘えてしまうのであった…。
現在の時刻は10時前。
当然チェックインはまだなので、ホテル側に事情を話し自転車だけ置かせて頂くことに。
さあさあ身軽になったところで、佐藤さんの車で観光に参ります!
霧雨煙る中やってきたのは、五月雨の~で有名なこちら、

中尊寺金色堂。
2011年に世界文化遺産に登録されたことは記憶に新しいですね。
正確に言うと、中尊寺を含む「平泉の文化遺産」が世界文化遺産に登録されたとのことです。
中尊寺・毛越寺・観自在王院跡・無量光院跡・金鶏山
の5つが登録されたようです。
当然野ざらしであるわけではなく、写真奥に見える覆堂内に鎮座ましましています。
一面に押された金箔と緻密な装飾品は荘厳華麗の一言。
もうね、ピッカピカよ。
時代、国問わず人類が求めて止まないキンキラキンのピッカピカ。
雨も降り残すわけです。

降ったり止んだり、ぐずつく天気だけれど大丈夫。(車バンザイ!)
史跡めぐりは続きます。

達谷窟毘沙門堂。
中尊寺の人気を前に陰となってますが、こちらも見た目のインパクトは勝るとも劣らず。
あちらが緻密さなら、こちらは豪快さで勝負です。

蝦夷征伐記念として建てられ、毘沙門天が祀られるだけあって力強く雄々しい毘沙門堂。
きらびやかに極楽浄土を再現した金色堂とは違う印象で面白いです。

清水の舞台を真似て造られたらしい。
堂内の蝋燭の炎が、スッ…と真上に伸びて一寸たりとも揺らがない光景が、何故だかありありと記憶に刻まれてます。笑
とり憑かれたように見つめてました(‥;)
堂の隣にあるのは、岩壁に刻まれた岩面大仏。

馬上より弓矢で彫ったとか何とか。
どうやら日本人は、昔から変態的に器用だったらしい。
腹ごしらえをした後にやって来たのは、国の名勝天然記念物に指定されている厳美渓。


名前があまりに的確過ぎて、それを上回る風景表現が見当たりません!
厳しくも美しいです!はい!
ここの名物は何と言っても「空飛ぶだんご」。

対岸の茶屋から、だんごが滑空してやって来ます。
籠に代金を入れて木槌で板を叩く。
すると、スルスルと回収され、籠の金はだんごとなって返ってくるいう仕組み。

よくよく見ると日本・台湾の国旗が刺さってる笑

だんごが世界を結ぶんですね!!人類みな兄弟!(だんごだけに)
それにしても、カラスやら猿やらに強奪されることはないのでしょうか。
奴等が味を占めないことを祈ります。
帰る頃には雨は本降りに。
佐藤さんの車に揺られながらうつらうつらしていると、あっという間に東横イン。

この時の幸福感は、この先如何なるスイートルームに泊まっても味わえないことでしょう。
佐藤さんとは付きつ離れつを繰り返し、函館から長くお世話になってきましたが、明日でそれも終わり。
佐藤さんが東京へ戻るからです。
「お礼はいいから、無事にゴールした暁には一報ちょうだい」
感謝し切れぬ思いの自分に、佐藤さんはこう言うのです。
旅のゴールが自分の為だけではないことに気付いたとき、やっぱり壮大なことをしているのだなと実感させられました。
ブログ更新もほどほどに、ふかふかベッドへ飛び込むやいなや、たちまち眠りの世界へと漂い込むのであった…。
出費210円
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