ワルチング・マチルダ(Waltzing Matilda)という曲があります。
ご存知のかたはご存知でしょうし、知らなかったかたもどこかで聴いたことのあるメロディだと思います。
ボクが初めてこの曲を聴いたのは小学生の時で、記憶にあるくらいですから、高学年になっていたのだと思います。
ボクが知っている『ワルチング・マチルダ』はこのような感じの牧歌的に歌われていたものでした。
どこでどんな時に聴いたのか、それが流行っていたのか、そのあたり何にも覚えていませんが、印象に残る曲だったんでしょうね。
英語もわからないので、歌詞の内容までわかりませんでしたが、少し大きくなって英語を学び始めたころ、この曲の『題名』らしきものがわかった気がしました。
『ウォーキング・マチルダ』か〜
そうか、マチルダと一緒に歩こう・・・と。
なんか、行進曲風なイメージがあったんでしょうね。。。
当時
たぶん同じ頃なのかな〜、『サミー南へ行く』という歌が流行っていて、この曲と同じようなイメージをもっていたんでしょう。
ちなみにこの曲『サミー南へ行く(Sammy Going South)』は、歌い手がいしだあゆみさんだったんですね!!
で、話を戻しますと、このように、マチルダと一緒に歩いていく、という内容の曲とばかり思っていたウォーキング・マチルダ(笑)ですけど、実は最近までそう思っていたんです、ハイ。
子供の時以来というか、まずもって曲そのものを聴くこともないし、どんな歌詞だったのか気に止めることもなかったわけで、ボクの中ではいつでもウォーキング・マチルダだったわけです。
それが先日、何故かこの曲を口ずさむことがあり、んん?この曲の歌詞って、マチルダと一緒にどうするんだろうと、あらためて気になってきたんですね。
そして調べたら、あろうことかその曲は『ウォーキング・マチルダ』ではなくて『ワルチング・マチルダ(Waltzing Matilda)』だったと。
しかもワルチングはワルツのことでもなく、マチルダも人の名前ではなかったというね。
詳しくはWikipediaで『ワルチング・マチルダ』で調べてみてくださいね。
ということでこの曲はオーストラリアでは第二の国家と言われていることや、歌詞そのものが羊を盗んで食ったとか捕まって縛り首になるくらいならと沼に飛び込んでしまったり、過激な内容にビックリして、こりゃマチルダと一緒に歩いて行くような呑気な話じゃなかったんだ!と。
ここで言うワルチングはWikipediaによると、「当てもなくさまよい歩く」という意味で、マチルダは「寝袋かその他の寝具が束になったもの」ということだそうです。
つまり、誰か俺と一緒にマチルダワルツ(毛布ひとつで放浪)するやつはいないか。
ということであって、マチルダと一緒に歩こう、という事とは程遠い意味でした。
いったい何十年そう思い込んでいたんだ!?(笑)