Rickenbacker 4003 MG セッティング | Dream Lights

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ハーじゅう〜ツェ〜

これまで本当にいろいろなベースを弾いてきたと思っているんですが、Rickenbacker のベースだけは50年以上のキャリアで一度も弾いたことがない、どころか、触ったことすらなかった。。。


それが今でも信じられない(笑)


何故なんだろう、絶対に途中で弾いていてもおかしくないし、チャンスも一度あったんだけど、結局手にしなかったんだよね。


でもお待たせしましたね自分。

やっと手にしたよ。


先ず第一印象


思ったよりボディが薄い


意外とネックが太い


割とズッシリしている


これがRickenbacker か〜


そしてわかってはいましたが、ピッキングの一番おいしい場所にピックアップカバーがされているので、そこ以外でピッキングしないといけませんね。

この部分についてはもう少し説明したいのですが、長くなるので今回は省きます。


さて前回の記事でも書きましたように、もうベースはこれが最後です。

全てのジャンル、楽曲が何であろうとこれ一本で弾くつもりでいます(笑)


そういう覚悟でいますので、よろしくお願いします。


ということで、早速、弦をトマスティックのフラット弦に張り替えました。

 

それもありますが、楽器屋さんの出荷時初期調整も確認しながら、ボクはボクのセッティングにします。

 

その前に先ず、シール。

ピックガードにRicのシールが貼ってあり、トーンノブの脇にもプッシュとプルの説明シールが貼られています。

これアメリカ製ですので、って馬鹿にしているわけじゃありませんがシールがいわゆる『紙』。。。

日本じゃ今時ありえない様な紙のシールなので、剝がすときに綺麗に剝がれません。

昔よくあった白い紙の部分だけが残ってしまうシールです。

それでも用心してなるべく綺麗に剥がしたんですが、最後どうしても残ってしまいました。

 

日本製でこんなこと考えられない(笑)

 

とは言っても、Ric愛好家の中にはこのシールを剥がさない方々もいらっしゃるようで、まあ、洋服のタグを外さないのと同じ趣味かと思いますが、使わないならともかく、弾いていればこんなシールなんかすぐに汚れて剥がれてしまいますし、ボクには流石に何の意味もないかと。。。

 

ウチのソレは弦を張り替える際、『シール剥がし』で除去します。

 

さて、このRickenbacker 4003 MGは新型ブリッジが装着されていまして、これまたRic愛好家の方々にはどう評価されているのかわかりませんが、ボクとしてはこれが購入の決定打になったことは間違いありません。

オクターブ調整、高さ調整、さらに左右にも弦を微妙に振ることができますので、ピックアップのポールピース真上に弦を持ってくるとか、1弦4弦では指板から落ちないようセッティングすることもできます。

このブリッジユニットの中に綺麗によく納めたものだと思いました。

 

先ず張られていたラウンド弦を外します。

どこのメーカーかはわかりませんが割と細めのゲージで張られています。

基本的には使っていない弦となりますので、いずれ再利用することも考え、丁寧に外しました。

 

次にトマスティックのフラット弦を張るのですが、元々のラウンド弦が糸巻ポストにほぼ2回、まあ2回弱という感じで巻かれていまして、Ricのポストが低いということもあって、これがちょうどいい長さだと思いましたので、トマスティック弦も元の弦と同じ長さにカットしました。

              
 

トマ弦は43~100のライトゲージとなっていますが、1本づつ比べてみたら元々の弦はおそらく1弦は40で~105あたりで終わっている感じなんですけど、40~105というセットは先ずないので、こちらは40~100というセットだったんでしょうね。

ほぼ同じゲージであれば、ラウンド弦よりもフラット弦のほうがテンションがキツくなりますが、ここはトマスティック弦ですので、テンションのことはほぼ気にする必要はありません。

 

弦を外したところで、先程の『シール剥がし』でシールの跡を拭き取ります。

 

もう一つ

 

ノブ最上下部に印されている白い点、これはもちろんどの位置まで回っているかを目視するためのガイドなんですが、既存の位置で弾いてみると、確認したい位置がちょうど裏になってしまい、すごく見づらい。

なのでMAX時に自分が決めた見やすい位置に来るようにして、少し戻したりもしますので、見やすい場所でその調整が出来るようにセットし直しました。

 

写真がMAXの位置で、弾いてる自分に向かった方向がおよそ7〜8割という感覚になるようにしています。

 

さて、丁寧に弦を張ったら 先ずは弦の高さ調整。

見たところ、ネックは出荷時に真っ直ぐに調整されているようです。

弦の高さだけは、自分の高さというものがあって、勘所でもあるのですが、1本ずつそして全体のバランスも取りながら高さ調整をしました。

 

ボクにとって高さ調整は命でもあります。

それに低く綺麗に張られていると鳴りも良くなります。

 

そして、チューナーに繋ぎ、オクターブ調整。

 

これまでのRicではこういう作業が簡単に出来なかったんでしょうね、でもこれはスムーズに細かく調整出来ます。

 

そして出来上がったらアンプに繋ぎたいのですが、もう処分してしまったので、急遽サ○ンドハウスで数千円で買った自宅用の小型ベースアンプに繋ぎ

 

image

・・・ヘッドホンで音の確認(笑)


このアンプのスピーカーは鳴らしても高低のバランスが悪くモニターになりません、ただ音が出るという程度のものでした。。。


今のRicのリアトーンコントロールのノブにはプッシュアンドプル機能が付いているので、その確認をする必要もあって、ほぼほぼ家ではアンプが要らないのですが、仕方なくこのおもちゃのようなベースアンプを使ってみることにしましたが、結局ヘッドホンアンプみたいになっちゃった。

 

でもこれはこれなりにフラット弦効果が出ていて、クラシックなRickenbackerの音がしていると思いました。

 

今どきフラット弦なんか。。。

 

と思ったりもしたんですが、これ好き(笑)

 

久しぶりのフラット弦もいいですね、指の滑り具合が静かだし、元々ベースって言えばコレだったんだよな~って。

おそらくピッキング時のアタック音がズン!と詰まって聴こえるはずです。


だし、やっぱりRickenbacker は個性があるんです。

トーンをMAXにしても、この基本的な性質は変わらないので、これはボク好みの音ですね。

 

実際スタジオやライブで使用する際のシビアなセッティングはまた別として、とりあえずは自分のセッティングになって弾きやすくなりました。


なんか自分と相性が良さそうな気がしています。